2023年7月26日、三菱自動車はタイ・バンコクで新型トライトンを世界初披露、タイ国内で発売を開始した。新型トライトンはASEAN諸国から順次発売を開始するが、発表会に際して三菱自動車加藤隆雄社長は「2024年には日本でも販売します」と明言。三菱のタフなピックアップトラックが帰ってくる!! ここでは発表会場で掴んだ情報をいち早くお届けします。
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車、ベストカーWeb編集部
待ってたぞ新型トライトン日本発売決定!! 価格は? PHEVは?? 日産版は??? タイの発表会場で掴んだ舞台裏最速情報
■三菱の「屋台骨」が日本に帰ってくる!!
三菱自動車の世界戦略車であるトライトン。世界150カ国で販売され、累計台数は550万台を超える。いまや三菱の屋台骨を支えると言ってもいいこのモデルの新型車発表会が、バンコクのコンベンションセンターで実施された。
新型トライトンのクルマとしての基本情報は紹介記事を参照していただくとして、ここでは発表会場で掴んだ「気になる話」を速報でお届けしたい。
日本発売は2024年初頭。楽しみですー!
■来ったーーー!! 三菱新型トライトン世界初披露!! 日本発売確定で「野獣」が来年初頭に帰ってくる!!
バンコクのコンベンションセンターで実施された新型トライトンのワールドプレミア。ズラッと10台以上の新型トライトンが並んだ
■「サイズ」と「価格」と「ライバル」は??
新型トライトンの車両寸法(タイ仕様)は以下のとおり。
【新型トライトン(ダブルキャブ)】
全長5320mm×全幅1930mm×全高1810mm、ホイールベース3130mm、最低地上高222mm、最小回転半径6.2m、搭載エンジンは2.4Lディーゼルターボ、タイヤはヨコハマジオランダー265/60R18
世界初披露となった新型トライトン。このオレンジの車両がトップモデルのダブルキャブ。2.4Lディーゼルターボエンジン搭載で、6ATと6MTを用意
新型は(先代型と比べると)ひと回り大きくなっており、同クラスのライバルとなるトヨタ・ハイラックス(タイ国内ではこれにいすゞ・D-MAXが加わる)とほぼ同じ。
気になる車両本体価格は、ダブルキャブの6AT、高級仕様がタイ国内で82万バーツ~102万7000バーツ(日本円で328万~410.8万円)。真っ向から比較されるであろうトヨタ・ハイラックスが日本国内で「Z」388.2万円、「X」352.7万円という値付けで、こちらはかなりリーズナブルな価格で販売(2017年8月登場)していることから、新型トライトンも日本には「これくらいの価格」で登場する…はず……。
■「電動化」と「日産バージョン」の開発や発売は?
タイ国内メディア向けの記者Q&Aで、「電動化モデルは出ないのでしょうか?」と「アライアンスを組んでいる日産から、この(新開発)シャシーを使ったモデルは出ないのか?」という非常に鋭い質問が飛び、三菱自動車側から以下のような回答があった。
タイはカスタマイズも盛ん。今回の新型トライトンでも発表会場でさまざまなカスタマイズバージョンが展示された。これはロードバージョン。湾岸っぽい!!
「いまのご時世、このクルマ(新型トライトン)で、電動化は絶対にやらなければならないと考えています。社内ではすでにいろいろと試作車を作成、開発を進めています。ただ、現時点ではBEVがよいのかPHEVがよいのか、見極めている段階でありまして、もう少々お待ちいただければと思います」(三菱自動車 長岡宏代表執行役副社長(ものづくり担当))
「アライアンスの話については、日産さんとの関係もありますが、とはいえ先方にも事情があるでしょうし、(たとえばこの新型トライトンを使って、日産ダットサンピックアップを復活させるなど)お話をいただければもちろんぜひ協力したいと思いますが、残念ながら現時点でそういうお話はありません」(三菱自動車 加藤隆雄社長)
会見を聞いていて思わずメモをとったほどいい質問でした。トライトンPHEVもいいし、日産版ダットサントラックもいい。ぜひ発売してくださいー!
■「BEAST MODE」って…なに?
新型トライトンの発表会にて、開発チームに「世界一頑丈なピックアップトラックにしよう」と語ったという、三菱自動車のチーフプロダクトスペシャリスト増田義樹氏。事前展開情報の段階でこの新型トライトンの開発キーワードとなっていた「BEAST MODE(ビーストモード)」について、「ようするにこれってどういう意味なんですか?」と聞いたところ、以下のような回答が。
街中でもロングドライブでもアウトドアでも、さまざまなシーンで活躍できるところが新型トライトンの強みのひとつ。「美女と野獣だ!」と思って思わず撮った会場写真。女性にも似合います
「このクルマのデザインコンセプトを一言であらわすキーフレーズです。日本版では”勇猛果敢”というフレーズを使ったのですが、迫力や力強さ、堅牢さ、それに車内での快適性を併せ持つイメージを込めて、BEAST MODEという言葉を使っています」
とのこと。「BEAST」ということはつまり「野獣」ということで、なかなかよいフレーズだと思います。
■ピックアップもいいけど乗用車も…がんばってほしい
これもタイ向けメディアの質問に答えるかたちで、三菱自動車加藤社長が回答。
「ピックアップトラック市場だけでなく、乗用車市場にも”三菱自動車らしいクルマ”を揃えていきたい。直近では新型SUV、エクスパンダ―のHV仕様を発売します」
と、これまた剛速球を投げ込んできた。
エクスパンダ―といえば、これもASEAN諸国で大人気の三列シートSUV。トライトンと同じくエクスパンダ―も日本市場には未導入だが、こっちも導入を!! ぜひ!!!
■三菱自動車らしく「ラリー」復活も?
今回の新型トライトン発表にあわせて、2023年8月13-19日に開催されるアジアクロスカントリーラリーへ、この新型トライトンで参戦する…と発表があった。
アジアクロスカントリーラリーは東南アジア諸国をめぐる国際ラリーで、三菱自動車が昨年にモータースポーツ復活企画として参戦し、いきなり総合優勝をなしとげたシリーズ(決して楽々勝てるカテゴリーではなく、トヨタハイラックスやいすゞD-MAXを抑えての優勝は偉業といえる)。
新型トライトンで8/13-19のアジアクロスカントリーラリーに参戦!! え、本当に間に合うの?? と驚きました。すでにテストを重ねているとのことです
今年は昨年の総合優勝ドライバーであるチャヤポン・ヨーター選手に加えて、アジアパシフィックラリー選手権(APRC)で2度シリーズチャンピオンを獲得した田口勝彦選手もこの新型トライトンで参戦。三菱チームの総合監督は昨年に引き続きパリダカを二連覇した増岡浩氏が担う。
「いきなり新型で??」と驚いたが、出るとなったら応援するしかない。がんばってくださいー!!
■日本発売予定の新型トライトンで連覇を狙う! チーム三菱ラリーアートが8月のタイアジアクロスカントリーラリーに参戦!!
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みんなのコメント
二つ解けば買えるけど絶対に怒られるやろなぁ
ホームセンターや粗大ゴミ捨ての往復しか使わないだろうし。
まぁ軽トラでも良いからBEVで出して欲しい。
テスラトラックは納車までまだまだだし選択の余地を広げて欲しいです。