現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 最後尾グリッドからまさかの大逆転優勝! SC味方にボルトレトが今季2勝目。宮田莉朋ペナルティに泣き14位|FIA F2モンツァ・フィーチャーレース

ここから本文です

最後尾グリッドからまさかの大逆転優勝! SC味方にボルトレトが今季2勝目。宮田莉朋ペナルティに泣き14位|FIA F2モンツァ・フィーチャーレース

掲載 2
最後尾グリッドからまさかの大逆転優勝! SC味方にボルトレトが今季2勝目。宮田莉朋ペナルティに泣き14位|FIA F2モンツァ・フィーチャーレース

 FIA F2の第11戦モンツァラウンドのフィーチャーレースが行なわれ、最後尾からスタートしたガブリエル・ボルトレト(インヴィクタ)がまさかまさかの大逆転優勝を手にした。宮田莉朋(ローディン)は14位だった。

 このフィーチャーレースは、波乱のスタートとなった。ポールポジションのゼイン・マローニ(ローディン)は首位を守ったものの、3番グリッドからスタートしてマローニ攻略を狙っていたポール・アーロン(ハイテック)に、7番グリッドからスタートし順位を上げていたジョセップ・マリア・マルティ(カンポス)が追突。アーロンはここでレースを終えることとなり、早速セーフティカー出動となった。

■メルセデスから来季F1デビュー決定のアントネッリ喜ぶ。まだ18歳「F1に参戦するのは、小さい頃からの夢だった」

 またデニス・ハウガー(MPモータースポーツ)もこの事故の煽りをくらいパンク。タイヤ交換を強いられた。

 3周目からレースは再開。先頭マローニの後方には、オリバー・ベアマン、アンドレア・キミ・アントネッリとプレマの2台が続く形となった。ハジャーはその後方まで順位を下げたが、5周目のターン1へのブレーキングで、ジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)にオーバーテイクされ、5番手に落ちた。

 デュルクセンはペースが良く、プレマ2台を追い、6周目にはアントネッリをオーバーテイク。ベアマンとの差を縮めにかかった。

 そんなタイミングでベアマンが最少周回数でピットイン。スーパーソフトタイヤからミディアムタイヤへと交換した。これを受けて首位マロニーやデュルクセン、ハジャー、アントネッリも、翌周ピットインしてタイヤを換えた。

 ただ、ここでハウガーがターン1でストップし、セーフティカー出動。タイヤ交換を遅らせていたドライバーにとっては絶好のタイミングだった。なおこのハウガーのストップの原因は、宮田莉朋(ローディン)が追突したため。これで宮田には10秒のタイム加算ペナルティが科された。

 結局、最後尾からスタートしたボルトレトがタイヤ交換を済ませたドライバーの中で首位に浮上し、リチャード・フェルシュホー(トライデント)が2番手。マロニーは実質的3番手となった。ただこの時点では、ミディアムタイヤを履いてスタートしたドライバー5人が、タイヤ交換義務を消化していなかった。

 11周目からレース再開。これがF2初戦のオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)が、まだタイヤを換えていない状況ながら先頭を快走した。ただ後方からはクシュ・マイニ(インヴィクタ)がプレッシャーをかけ、13周目には首位が入れ替わった。

 そのマイニには、タイヤ交換を済ませているボルトレトが襲いかかり、15周目にオーバーテイク。ついに首位に立った。

 レース中盤の見どころは、F1昇格が決まったプレマのふたりの戦いだった。ベアマンはアントネッリを抑え続けていたが、結局24周目のターン1でアントネッリがアウト側からオーバーテイク完了。これで実質的5番手に上がった。

 ただこのF1昇格組ふたりを翻弄したのはデュルクセン。このデュルクセンも、アントネッリと同じようにF3を飛び級し、フォーミュラ・リージョナルから今年F2にやってきたドライバーだ。このデュルクセンはプレマのふたりを難なくオーバーテイクすると、さらに前を行くヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)に狙いを定めた。しかし行き場なくコースオフ……アントネッリに抜き返されてしまった。

 ボルトレトは、最後尾スタートながらセーフティカーを味方につけ、なんと全車を交わしてトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。2位にはマローニ、3位にはボルトレトと同じくセーフティカーのタイミングに後押しを受けたフェルシュホーが入った。

 アントネッリがデュルクセンの猛攻を凌ぎ切って4位。宮田は9番手でフィニッシュしたが、前述の10秒のタイム加算に加え、5秒のタイム加算ペナルティも受け、結局14位となった。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
ノリス2番手「ロングラン・パフォーマンスの悪さに衝撃を受けた」マクラーレン/F1第22戦木曜
AUTOSPORT web
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
ダイハツの「“2階建て”軽トラ!?」登場! 4人乗れて4人乗れる! “広々”内装の「ステージ21 リゾートデュオ バンビーノJr」所有のインフルエンサー「さおりんご」さんに直撃!
くるまのニュース
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
足が長くてシートがもっと高い! BMW Motorrad「R 1300 GS・GSスポーツ」は不慣れなライダーでも楽しめる?
バイクのニュース
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
初日最速のハミルトン「なぜトップに立てたのか分からない」メルセデス/F1第22戦
AUTOSPORT web
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
これでヤリクロ&ヴェゼルを撃墜! 日産キックスは豪華になって2025年登場か!?
ベストカーWeb
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
三菱「デリカD:5」をファミリーカーとしてギリギリカスタム! 1.5インチのさりげないリフトアップに「オープンカントリーR/T」がベストマッチ
Auto Messe Web
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
2024ポルシェ356ホリデイ 85台のポルシェ 356が神戸に
AUTOCAR JAPAN
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
「個タク」って「個人のクルマ」なのになんで「白いボディに青い帯」ばっかり? ボディカラーに決まりはあるのか
WEB CARTOP
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
[15秒でニュース]アウディ『TT』生産終了…名車がラインアップから退く
レスポンス
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
まさかの急展開! タナクのクラッシュでヌービル戴冠確定。トヨタにビッグチャンス到来|WRCラリージャパンDAY4午前
motorsport.com 日本版
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
日産の「新型スポーティセダン」公開に反響多数!?「ほしい」「格好いいよね」 迫力エアロ採用の「ラティオ」後継車! VLでスポーツな「アルメーラ」比国に登場
くるまのニュース
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
マナー違反?それとも法令違反? バイクでのすり抜けの法的扱いとは
バイクのニュース
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
フォルクスワーゲン、2026年にEVモデル全面刷新へ エンジン車縮小と「ポロ」改良を明言
AUTOCAR JAPAN
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
『レンジローバー』がオーバーヒート、リコール
レスポンス
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
衝撃50Gの大クラッシュも、コラピント決勝出場へ。再検査受け問題なし……マシンもなんとか修復
motorsport.com 日本版
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
VW ティグアン 新型発表、米国はひと回り大きい『タイロン』ベースに…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
さらば50cc…手に入れるなら今!? 50cc人気3選、今はまだ買えるの?
バイクのニュース

みんなのコメント

2件
  • あんだんご
    宮田はシンプルに遅いし弱いし、見てらんないよ
  • ums********
    今シーズンF2で走っている若い子が次々F1のシートを掴んだけどさ、ちょっと荒い気がするよ。アーロン推しって訳じゃないけど、彼の今週末は台無しだよ。2シーズン目のアジャが抜けるかな、と思ったけどなかなかどうして混戦模様だよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村