現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > メルセデスAMG、各所を大幅リファインした新型メルセデスAMG GT3を公開。2019年末から販売

ここから本文です

メルセデスAMG、各所を大幅リファインした新型メルセデスAMG GT3を公開。2019年末から販売

掲載 更新
メルセデスAMG、各所を大幅リファインした新型メルセデスAMG GT3を公開。2019年末から販売

 メルセデスAMGは6月21日、ADAC・トタル24時間レースが開催されているニュルブルクリンクで、大きな成功を収めたメルセデスAMG GT3の各部を改良した新型モデルを公開した。2019年末からデリバリーがスタートし、2020年から各カスタマーチームでトラックデビューを果たすことになる。

 その優れたトータルバランス、整備性の高さ、サービスの充実度など、世界中のGT3カスタマーチームから高い評価を受けるメルセデスAMG GT3が新たに生まれ変わることになった。21日、ニュルブルクリンク24時間開催中のパドックにあるパブリックスペースで公開された新型メルセデスAMG GT3は、よりユーザーフレンドリーを意識するものとなった。

ニュルブルクリンク24時間:予選1回目はチーム・マンフィルターのメルセデスAMGが首位。日本勢はきっちり周回こなす

 現行マシンがすでに130台もの販売を誇っているメルセデスAMG GT3だが、最も重点が置かれたのはランニングコストの抑制だという。いまやGT3カーのコストは高騰しており、GT4への移行を検討するチームも多いが、エンジンのマイレージを伸ばすことや、フロントグリルの改良によって、ラジエターなどの保護を進め、チームに余計な出費を強いないようにされているという。

 また、フロントスプリッターやリヤウイングなどをよりクイックにアジャストできるような機構が設けられているほか、ユニークなのは自動で車体データを採集できるシステム。これにより、エンジニアはデータを整理する必要がなく、大幅な時間削減に繋がるとしている。さらに、ピットストップ時にジャッキダウンとともにエンジンが自動でスタートするシステムを装備している。

 パフォーマンス面では、ブレーキ、トラクションのシステムがリファインされ、ABSはより現代のレーシングタイヤに合わせたセットが可能になるほか、トラクションコントロールも改良されている。ドライバーの安全性についても最新のものが採用され、コクピットは人間工学を意識し、ドリンクシステムなども改良を受けている。

 新型の外観で目立つのはフロントグリル。下方に大きく拡大され、これまでのものとは大きく変わるマスクとなった。またフリック部分、さらにフロントディフューザーも改良されている。また、リヤのエプロンなども改良され、空力面で向上を受けている。さらにヘッドライト、リヤライトのイメージもこれまでのものから変わった。

 全体的にチーム、ドライバーに向けたサービス向上に重点が置かれている印象の新型メルセデスAMG GT3は、今後開発が行われ2019年末からデリバリーが開始される予定だという。

新型メルセデスAMG GT3 スペック
エンジン:AMG製6.3リッターV8自然吸気
トランスミッション:AMG製6速シーケンシャル コンペティションギヤボックス
電装系:マルチアジャストメントABS/AMGトラクションコントロール
ホイール/タイヤ:AMG鍛造アロイ18インチ 前325/680-18 後325/705-18
ブレーキ:フロント390mm/リヤ355mm
サスペンション:前後ダブルウィッシュボーン 調整式コンペティションダンパー、アンチロールバー
重量:<1285kg(BoPによる)
燃料タンク:120リッター コンペティションセーフティタンク
全長:4,746mm
全幅:2,049mm
全高:1,238mm
価格:399000ユーロ(約4854万円)※スプリントスペック

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン
角田裕毅、F1ラスベガスGP初日は10番手「FP1は苦労したけど、改善できました。ポジティブな兆候です!」
角田裕毅、F1ラスベガスGP初日は10番手「FP1は苦労したけど、改善できました。ポジティブな兆候です!」
motorsport.com 日本版
クルマに付けてる「青地に車いす」マークに“法的効力”一切無し!? 「黄色いちょうちょ」と役割違う? 意外と知らない実態とは
クルマに付けてる「青地に車いす」マークに“法的効力”一切無し!? 「黄色いちょうちょ」と役割違う? 意外と知らない実態とは
くるまのニュース
日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
バイクのニュース
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
レスポンス
ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
WEB CARTOP
なぜ12気筒エンジンは魂を揺さぶるのか? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」は快感以外のなにものでもない。【試乗レビュー】
なぜ12気筒エンジンは魂を揺さぶるのか? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」は快感以外のなにものでもない。【試乗レビュー】
くるくら
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.92298.0万円

中古車を検索
Sクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1556.02289.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.92298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村