アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)は、中国GPのフリー走行3回目でクラッシュを喫したため、予選を走ることができなかった。
チームはピットスタートのアルボンに対し、硬めのタイヤを履かせて最初のスティントを長くするという保守的な作戦はとらず、新品のソフトタイヤを装着させた。
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アルボンはそのソフトタイヤで19周走ることに成功し、ハードタイヤにスイッチ。そのまま1ストップで乗り切り、追いすがる2ストップ勢をなんとか抑えきって10位でフィニッシュした。彼にとってキャリア2度目の入賞を果たしたとともに、ファン投票によって選出される“ドライバー・オブ・ザ・デイ”も受賞した。
トロロッソのチーム代表、フランツ・トストは、アルボンが見せたパフォーマンスについてmotorsport.comに次のように語った。
「アレックスはまたも素晴らしいレースをして、2度目の入賞を果たした」
「彼のパフォーマンスには本当に満足している。何の問題もない完璧なレースだったし、彼がレース中に見せたオーバーテイクはとても良かった」
「彼はこのマシンで金曜から良いパフォーマンスを見せていたので、当然のポイントと言える。土曜のFP3ではとても速かったが、残念なことにコースを外れてしまった」
トストはスタート前にアルボンを激励するため、ある指示を送ったという。
「私はピットレーンからスタートする彼に『非常にアグレッシブにいきなさい』と言った。我々の作戦は、ソフトタイヤでスタートして、アグレッシブにオーバーテイクしていく作戦だった」
「戦略面ではふたつの選択肢があった。当初のプランでは2回ピットストップをする予定だったが、ソフトタイヤの保ちが良いので、1ストップに変更することにした」
「もちろん、クラッシュによってモノコックにダメージがあったので、マシンの修復には多くの労力が必要だったが、チームの皆はできる限り最善の手を尽くして準備をしてくれた」
アルボン車は決勝のレースの前に、シャシーとギヤボックス、そしてパワーユニット(PU)を交換した。ホンダはクラッシュの際に搭載していたPUを、分析のために日本に送った。なお、ダニール・クビアト車に搭載し、フリー走行1回目で問題が発生したPUも同じく日本に輸送された。
これらのPUが将来的に予備として再び使用されるのかどうかについては、まだ明らかになっていない。それに関してトストは「それについてはホンダが決めることだ。どちらのエンジンもHRD Sakuraに戻ったので、我々は続報を待つのみだ」と語った。
さらにトストは今季のマシンSTR14の、特に予選におけるポテンシャルに自信を持っているという。
「我々は競争力のあるパッケージを持っていると思う。ここ3レース全てでポイントを獲っているし、予選では9番手、10番手よりもさらに良い順位をとれると思う」
「マシンのポテンシャルは明らかで、ふたりのドライバーも非常に良い仕事をしてくれている。チームは進歩していて、ここからの数レースではより多くのポイントを獲得できるだろう」
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