ランドローバーは英時間10月26日、フラッグシップSUVの新型「レンジローバー」を披露した。5代目となる新型は、プレーンなデザインで登場。電動モデルを含む豊富なパワートレインが用意され、初めて7人乗りモデルが設定されるなどトピックは多い。
デザインについては、凸面を極力排したスムーズなボディが印象的。ランドローバーによれば、流行やトレンドを追うことはせず、ランドローバーのデザイン哲学に従ったものだという。リアに向けてスラントするルーフラインや力強いウエストライン、キックアップしたリアオーバーハングなど随所にレンジローバーの伝統もみられるが、とくに個性的なのはリアビュー。ボートをモチーフにデザインされており、リアコンビネーションランプを目立たなくしたアプローチが印象的だ。
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新型レンジローバーは、「MLAフレックスアーキテクチャー」と呼ばれる新設計プラットフォームを採用しており、これは様々なバリエーションに対応する。例えばボディは標準タイプのほか、ロングホイールベース仕様が用意され、4人乗り、5人乗りに加えて、シリーズで初めて3列・7人乗りが設定される。
パワートレインは、530psを生み出すV8ツインターボ、48Vのマイルドハイブリッド仕様、3リッター6気筒エンジンに105kWのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの「P440E(最高出力440ps)」ならびに「P510E(同510ps)」が設定される。プラグインハイブリッド仕様はEV走行レンジが最大100kmに拡大しているとのこと。そしてランドローバー初となるフルEV版が2024年に追加予定となっている。
インテリアは上質感ある空間に仕上げられていることが写真からも伝わってくるが、サステイナビリティの観点から基本的にはレザーを使わずに高級感を追求している。また静粛性にも配慮しており、最新世代のアクティブノイズキャンセレーション技術を採用しており、これは外部マイクで集音したノイズと逆位相波のヘッドレストスピーカーから出力することで、ノイズを減衰し静粛性を高める働きをする。
このほか不快な匂いやウイルスを低減し、PM2.5の侵入も防ぐ「キャビンエアピュリフィケーション プロ」を採用するなど、室内空間の快適性を高める装備が用意される。
なお、2022年には専用マテリアルなど幅広い専用アイテムにより、さらなる上質感とパーソナリゼーションを実現する「レンジローバーSV」の追加が予定されている。
※初出の記事でパワートレインの記載に一部誤りがありましたので訂正させていただきました。
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みんなのコメント
新型レクサスLXの対極だね。