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少量生産で繊細に磨き上げられた大人の逸品が、アルピナのセダン!【Back to SEDAN】

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少量生産で繊細に磨き上げられた大人の逸品が、アルピナのセダン!【Back to SEDAN】

初期はパワー向上が主なカスタムだった

2020年に創立55周年を迎えたアルピナ。正式名称はアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社(ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH + Co. KG)である。

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アルピナのエンブレムを見ると、赤い部分にはダブルチョークのキャブレターが、青い部分にはクランクシャフトが描かれている。

アルピナは1961年、父のタイプライター工場で、息子ブルカルト・ボーフェンジーペンが自身のBMW 1500のキャブレターを2基のウェーバー製に改造したことに始まる。

そのチューニングの腕が話題となり、 ほどなくBMW公認チューナーとなった。1965年、8人の従業員とともに同社は設立された。

BMW公認のチューナーとして始まったファミリー企業はレース活動を経て、完成車を手がける自動車メーカーへと変貌を遂げていく。

現在はBMWの協力のもと、ホワイトボディや主要コンポーネントを譲り受け、1台1台ハンドビルドしていく独立した自動車メーカーとして歴史を重ねている。 アルピナの生産台数は、年間約1700台。フェラーリの年間生産台数が1万台を超える今の時代にあっても、少量生産でこれまで培ってきたアルピナとしての品質と味わいにこだわり続け、無理に増産体制を敷くようなことはしないという。

アルピナのすべてのモデルに共通するのは、アンダーステイトメントであること。大きなウイングやスポイラーといった類のエアロパーツは装備しない。

そして、エンジンやサスペンションに独自のチューニングが施されていること。その匠の技は“アルピナマジック”と称されるものだ。さらに、カタログには最高速度の表示がない。瞬間最高速度は意味はないと考え、実質的な“巡航最高速度”という表記を使っている。 カーセンサーで検索すると、154台(2021年3月現在)の中古車が見つかった。

もっとも多いのは、3シリーズベースのB3。E36の時代から、最新のG20ベースのものまで、様々なバリエーションがある。

また、アルピナ初のディーゼルエンジンを搭載したD3や5シリーズベースのB5、7シリーズベースのB7なども流通している。

さらに、セダンではないが超レアもの物件である、世界で555台のみ生産されたBMW Z8ベースの、アルピナロードスターV8を発見。

Z8は最高出力400ps/最大トルク51.0kgmを発生する当時のM5用の4941cc V8エンジンを搭載。6速MTのみの設定だったが、アルピナは、エンジンのボアを縮めた4837cc V8エンジンで、最高出力389ps/最大トルク53.0kgmとトルク重視型にチューニング。

トランスミッションはZF製の5速ATを組み合わせることで、よりGT性能を高めている。

アルピナはいつの時代もアンダーステイトメントでラグジュアリーかつ快適で、速いサルーンを作るメーカーだ。そして、違いのわかる人のみに選ばれる車だけに、長年大事にされてきたものが多い。少々走行距離が多くても程度のいいものが見つかる。 文/藤野太一、写真/ニコル・オートモビルズ、アルピナ

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みんなのコメント

2件
  • 3シリーズのノーマルBMWからアルピナに乗り換えたことがありますが、全く別の車でした
    BMWの500万は高いけれどアルピナの1000万は安いと思いました
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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