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ハリアー カローラクロス ノア&ヴォクシー 納期遅延 新車は買えない裏で登録済み未使用車が300台以上発生中の不思議

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ハリアー カローラクロス ノア&ヴォクシー 納期遅延 新車は買えない裏で登録済み未使用車が300台以上発生中の不思議

 新型コロナウイルス感染症拡大による世界的な半導体不足。さらにロックダウンによるサプライヤー工場の生産停止などによって、国産車、輸入車問わず新車の納車が長期化している。

 新型のトヨタランドクルーザーは、一時期公式ホームページで納車まで4年と掲載され話題となった。それほど長期となる車種は稀だが、人気車を多く抱えるトヨタではほとんどの車種の納期が半年以上と言われている。

ハリアー カローラクロス ノア&ヴォクシー 納期遅延 新車は買えない裏で登録済み未使用車が300台以上発生中の不思議

 そんな納車が長期化する新車を横目に、人気車の登録済未使用中古車が多く流通しているという現実もあるのだ。ここでは人気が高く新車の納期が長期化している人気モデルのなかから5車種を選び、その登録済未使用中古車の流通台数や中古車相場について紹介する。

文/萩原文博
写真/ベストカーweb編集部、トヨタ、日産、ホンダ

■モデルチェンジ直後のトヨタ ノア/ヴォクシーも

2022年1月に登場した現行型トヨタ ノア

 登録済未使用中古車というのは、一度登録した走行距離の少ない高年式の中古車を指す。コンディションは新車と同等と言えるが、一度登録しているので中古車に区分される。

 このようなクルマが発生する要因は、個人が購入し手放すパターンや中古車販売店がオーダーするパターンが多い。人気の度合いによって新車価格を上回るプレミアム価格となるケースが多いが、有償色となる人気のボディカラーであったり、各モデルで人気の高いオプション装備を装着しているからだ。

 もちろんさらに販売店のマージンが上乗せされるので、新車の乗り出し価格より高くはなるが、納車までの期間が長くても1カ月程度という大きなメリットもある。

 今回の登録済未使用中古車の条件として年式は2021年~2022年式、走行距離は500km以下と設定している。

 今回紹介する車種は、2022年1月に販売開始したトヨタノア/ヴォクシー、2021年11月に追加されたライズハイブリッド。2021年9月に登場したカローラクロス。そして国産SUVの中で圧倒的な人気を誇るハリアーの5車種だ。

 まずはトヨタノア/ヴォクシーから。2022年1月から販売開始された現行型ノア/ヴォクシーは、クルマの骨格にあたるプラットフォームにTNGA・GA-Cプラットフォームを採用し、全車3ナンバーサイズとなった。

 7人乗り仕様車のセカンドシートには、キャプテンシートを採用。クラス初となるオットマン機構とシートヒーターに加え、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを装備。

 また、8人乗り仕様車のセカンドシートには、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用し、2列目シートは両車ともにロングスライドを実現している。

 搭載するパワートレインは、1.8Lエンジン+モーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステムと2L直列4気筒ダイナミックフォース柄人+CVTの2種類。駆動方式はガソリン車だけでなく、ハイブリッド車でも4WDを選べるようになったのが特徴。

 運転支援システムは従来モデルと比べて大幅に進化している。最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」をはじめ、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート機能付)を設定している。

 グレード体系はノアが標準モデルとエアログレード、ヴォクシーはエアログレードのみを用意し、新車価格は267万~396万円となっている。

 現在、現行型ノアの登録済未使用中古車は約143台流通していて、価格帯は約264.9万~約438.8万円。グレードは圧倒的にエアロ系が多く最も多いのが2.0S-Zの約68台。次いで2.0S-Gの約49台。そして2.0Xの約11台とガソリン車が多い。

 最多グレードの2.0S-Zの中古車の価格帯は約311万~約435万円。2.0S-Gは304万~395万円。2.0Xは約264.9万~307万円となっている。エアロ系は新車の乗り出し価格を上回るクルマもあるが、オプション装備や諸費用を考えるとメチャクチャ高いというわけではないようだ。

★ノアの中古車情報はこちら!

■新型ヴォクシーはノアよりわずかに多め

2022年1月に登場した現行型トヨタ ヴォクシー

 一方の現行型ヴォクシーは約225台の登録済未使用車が流通していて、価格帯は約298万~約448万円。グレード構成は2.0S-Zが約152台と圧倒的に多く、2.0S-Gが約33台。そしてハイブリッドS-Zが約16台となっている。

 価格帯は2.0S-Zは約311万~約464万円、2.0S-Gは約298万~約390万円。そしてハイブリッドS-Zは約383.8万~約448万円。装着されているオプション装備の総額によって価格差は生じているが、ガソリン車より納車時期が長いハイブリッド車のほうが高めの価格設定となっている。

★ヴォクシーの中古車情報はこちら!

■e-SMART搭載の現行型ライズも

2021年11月登場のトヨタ ライズ

 続いては、2021年11月の一部改良でe-SMART(イースマート)と呼ばれるシリーズハイブリッドシステムを搭載したトヨタライズだ。

 トヨタのSUVラインアップのなかで最もコンパクトサイズなのがライズ。新搭載された1.2Lエンジンのハイブリッドシステムは、エンジンは発電専用で、その発電した電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用している。

 駆動方式は2WDのみで、新車価格は216万3000円~232万2800円となっている。ライズの新車も納車期間が長くなっているが、特にe-SMARTを搭載したハイブリッド車の納期が長くなっている。

 現在、ライズの登録済未使用中古車は約361台流通していて、価格帯は約139万~約318.8万円。そのうちハイブリッド車は約98台で、価格帯は約195.8万~約293万円となっている。

 グレード構成は上級グレードのハイブリッドZが約72台で価格帯は約209.7万~約293万円。そしてハイブリッドGは約26台流通していて、価格帯は約195万~約283万円。高価格車はエアロパーツなどを装着しているので、かなり割高に見える。

 しかしそういったモデルを除くとそれほど割高感はない印象を受ける。ライズハイブリッドがすぐに欲しい人は登録済み未使用車を選択肢に加えるといいだろう。

★ライズの中古車情報はこちら!

■ハイブリッド新車では越年必至のカローラクロス

2021年9月に登場したトヨタ カローラクロス

 2021年9月に登場したカローラクロス。ガソリン車の納期は4~5カ月程度となっているが、こちらもハイブリッド車の納期はかなり長く越年は必至だ。

 カローラシリーズ初のSUVとして誕生したカローラクロスは、「アーバン・アクティブ」をデザインコンセプトとして、SUVらしいダイナミックで洗練されたエクステリアデザインを採用。

 大人5人がくつろいで移動できる空間と5人乗車時でもクラストップレベルの487Lのラゲッジ容量を確保するなど優れたパッケージングが特徴だ。

 搭載するパワートレインは、1.8L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTと1.8エンジンのハイブリッドシステムの2種類。駆動方式は2WD(FF)を中心にハイブリッド車にのみ4WDを設定している。

 熟成を重ねたGA-Cプラットフォームと、軽量でありながら高い剛性を持つボディ骨格を採用し、車高の高さを感じさせない、軽快で安定した操縦性。そして日常のあらゆるシーンでドライバーをサポートする最新のトヨタセーフティセンスを全車標準装備するなど高い安全性を実現している。

 現在、カローラクロスの中古車は約256台流通していて、そのうち約227台が走行距離500km以下の登録済未使用車となっている。価格帯は約189万~約418万円だ。

 そのうち、納期が長いハイブリッド車に絞ると、中古車の流通台数は約25台とグンと絞れる。やはりガソリン車に比べてハイブリッド車はデリバリーの台数も少ないのだ。

 カローラクロスハイブリッドの登録済未使用車の価格帯は、約265万~約417.1万円。カローラクロスハイブリッドの新車価格は259万~319.9万円なので、一部のフルエアロ装着車を除けば、特に割高とは言えない価格設定となっている。

★カローラクロスの中古車情報はこちら!

■現行型ハリアーも登録済未使用車アリ!

2020年6月登場のトヨタ ハリアー

 最後に取り上げるのは国産SUVのなかでもトップレベルの人気を誇るハリアー。そのハリアーの中でも納車時期が長くなっているのがレザーパッケージ装着グレード。元々はハイブリッド車の納期が長くなっていたが、現在ではガソリン車の納期もかなり長期化している。

 現行型ハリアーの中古車は約900台流通しており、そのうち高年式、低走行の登録済未使用車は、約318台となっている。そのうち特に納期が長いレザーパッケージ装着車は約52台流通していて、価格帯は約375万~約594万円となっている。

 ガソリン車の流通台数は約41台で価格帯は約375万~約545.9万円。一方のハイブリッド車の流通台数は約11台で、価格帯は約483.8万~約594.7万円と今回紹介したモデルのなかで割高感が高くなっている。

 半導体不足が解消されるまでは、まだ数年かかるとも言われており、新車の納車遅延が解消されるまでに、まだ少し掛かりそうだ。

 ボディカラーが自由選べないことや価格が高いなどのデメリットと、欲しいクルマにすぐに乗れるというメリットのバランスを考えてこういった登録済未使用中古車を選択肢に加えてみるのはどうだろうか。

★ハリアーの中古車情報はこちら!

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  • >「中古車販売店がオーダーするパターンが多い。人気の度合いによって新車価格を上回るプレミアム価格となるケースが多い」
    >「さらに販売店のマージンが上乗せされるので、新車の乗り出し価格より高くはなるが、納車までの期間が長くても1カ月程度という大きなメリットもある。」

    ただの買い占め転売だよね?
    消費者にとって何にもメリットじゃないと思います
  • 新車買ったら分かるが、値引きがかなりありますよ。
    新古車なんて高いだけ。
    ワンオーナーの特権すらないし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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