■アルファード一強じゃつまらない!?
ファミリー層やビジネスユースのほか、その押し出しの強いルックスも相まってドレスアップ系ユーザーからもトヨタ「アルファード」は圧倒的な支持を集めています。
ホンダ新型「エリシオン」初公開! ワイドな六角形グリルの高級ミニバン登場!
ラージサイズの高級ミニバンは、アルファードの一強時代が長く続いていますが、このジャンルを開拓した元祖高級ミニバンの日産「エルグランド」や、2021年12月に生産終了したホンダ「オデッセイ」といったミニバンの次期型はどうなるのでしょうか。
エルグランドは、1997年に初代が登場。それまで人員輸送車という側面が強かった3列シート車に“高級”というテイストを持ち込み、大成功を収めました。
しかし後発のアルファードにミニバントップの座を奪われ、エルグランドは失速気味。現在販売中の3代目モデルは2010年の登場から12年が経過したいまでも現役という、長寿モデルとなっています。
とはいえ日産もエルグランドの復権を諦めてはいないようです。
2020年のマイナーチェンジで先進安全装備を大幅にアップデートしたほか、プレミアム&スポーティをテーマとしたカスタマイズカーである「AUTECH(オーテック)」をラインナップに加えるなど、継続的なテコ入れがおこなわれています。
ただ、さすがに12年前にデビューしたモデルで、間もなく登場するといわれる新型アルファードに対抗するのはあまりにも酷なこと。
新型エルグランドには、日産が得意とする電動化技術や「プロパイロット2.0」に代表される運転支援システムの搭載を望みたいところです。
対するオデッセイは、5代目となるモデルが2013年から販売され、2020年11月にはマイナーチェンジを実施するも、2021年末で日本向けの車両の生産が終了しました。
その一方で、2023年度中に中国で生産した同型のオデッセイを日本国内向けに改良を施したうえで再販するというニュースが流れており、日本でオデッセイの車名が復活する可能性がありそうです。
そもそもオデッセイの初代モデルは、当時のホンダの工場で生産が可能な最大サイズの車両として、「アコード」のプラットフォームをベースに誕生。その制約から生まれた低い全高によって、ミニバンらしからぬ走行性能が人気を集めたものでした。
そのため、ミニバンでありながら4代目まではスライドドアではなくヒンジドアを装着。走りの良さを前面に押し出したグレードが存在するなど、ミニバン界にあって異質なキャラクターが逆にユーザーの心を捉えてきたという過去があります。
しかし、5代目モデルは、2004年から2015年まで販売されていたホンダのラージサイズミニバン「エリシオン」と統合。全高が高くなり、スライドドアを持った上級ミニバンとして再スタートし、結果的にそれまでのオデッセイファンが離れてしまったという事実があるのです。
そう考えると、中国から輸入販売するモデルはオデッセイではなく、オデッセイをベースに、より高級路線に振った現地でエリシオンとして販売されているモデルを、2代目エリシオンとして国内販売するほうがイメージに合致するのではないでしょうか。
オデッセイという車名の知名度は高いのは確かですが、車名のイメージとかけ離れたモデルを販売したとしても歓迎されづらいものです。
それならば、日本国内でラージサイズミニバンとして販売されていた実績のあるエリシオンの名前を復活させるほうが理にかなっていると思えてくるのです。
ただし2022年12月上旬現在、高級ミニバンの後継車に関してホンダからの公式発表はなく、今後の動向が注目されるところです。
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みんなのコメント
低床化で低重心、運転し易いです!と言ってもほとんどの人に響かない。ミニバンにそんなもん求めていない。だからアルファードの一人勝ちになってしまう。
エルグランドもオデッセイも打倒アルファードと差別化を図り低床にしてしまい自滅した
以前の大きいエルグランドもオデッセイも固定ファンは居たんだけに残念です