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打倒ヤマハ・ファクトリーの対抗馬、カワサキ・チームグリーンが鈴鹿8耐公式予選で暫定ポールを獲得

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打倒ヤマハ・ファクトリーの対抗馬、カワサキ・チームグリーンが鈴鹿8耐公式予選で暫定ポールを獲得

 2017-2018 EWCの最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選が7月27日、鈴鹿サーキットで行われ、Kawasaki Team GREEN(渡辺一馬、ジョナサン・レイ、レオン・ハスラム組)が暫定ポールポジションを獲得した。

 計時予選はブルー、イエロー、レッドの腕章をつけたライダーごとに20分ずつ2回のタイムアタックで行われる。チームごとにそれぞれのライダーのベストタイムの平均で争われ、上位10チームは明日のトップ10トライアルに駒を進めることができ、11位以下はグリッド決定となる。

【順位結果】2018鈴鹿8時間耐久ロードレース 公式予選総合

 台風接近のニュースが流れるものの、晴天のなかで予選がスタート。青い腕章をつけたライダーブルーの公式予選1回目は、セッションスタート5分ほどでチーム阪神ライディングスクールの柳川明が転倒。赤旗中断となってしまう。

 セッションはすぐに再開され、Red Bull Honda with 日本郵便の高橋巧が真っ先に2分6秒台をマーク。残り5分を切ってYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行も2分6秒台を記録するも、リーダーボードのトップは高橋のままで、そのままチェッカーとなった。トップ高橋と2番手中須賀の差は0.079秒だった。

 続いて、ライダーイエローのセッション。アレックス・ロウズ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)が2分6秒620と、ライダーブルー、イエロー含めてここまでのトップタイムをマークする。

 その後、セッション中盤に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)の転倒により赤旗中断。中上貴晶(Red Bull Honda with 日本郵便)がタイムアタック中だったものの、タイム抹消となってしまった。

 セッションは残り6分で再開。ジョナサン・レイ(カワサキ・チームグリーン)が2分6秒371と、この日初の2分6秒台前半をマークする。セッション残り5分には再びヘアピンで転倒車があり、赤旗中断。再開後に2分6秒台をマークする者はなく、レイがこのセッションを制した。

 公式予選1回目の最後に行われたライダーレッドは、ふたり体制のチームは出走しないために走行台数が減った。ここでもセッション中盤に赤旗中断と大荒れの予選。ここでのトップタイムはランディ・ド・プニエ(MuSASHi RTハルク・プロ.ホンダ)の2分7秒219だった。

 2回目の公式予選は赤旗によるセッション中断が相次いだため、タイムスケジュールから30分以上遅れて公式予選が始まった。

 ライダーブルーのセッションでは、中須賀(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)が2分6秒263と、ここまでのセッションでのベストタイムを上回る。一方の高橋(MuSASHi RTハルク・プロ.ホンダ)は2分7秒509にとどまり、自身の1回目のタイム更新はならなかった。

 続くライダーイエローでは、セッション開始早々に転倒が発生したため、すぐに赤旗中断になってしまう。この中断後、再開したセッションで、レイが2回目の公式予選で初めてコースイン。アウトラップから1周目でアタックに入ると、2分5秒168というスーパーラップをたたき出しサーキットを沸かせた。

 最後のセッションは、ライダーレッドの2回目のアタック。レオン・ハスラム(カワサキ・チームグリーン)が2分6秒台に突入。ハスラムはアタックを続けて次々にタイムを更新すると、最終的には2分6秒636までタイムを詰めた。

 最終的には、3人のライダーのベストタイム平均が2分6秒448となったカワサキ・チームグリーンが暫定ポールポジションを獲得。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは0.322秒差で暫定2番手となった。以下、レッドブル・ホンダwith日本郵便、ヨシムラ・スズキMOTULレーシング、MuSASHi RTハルク・プロ.ホンダ、S-PULSE DREAM RACING・IAI、au・テルル MotoUPレーシング・チーム、YART-YAMAHA、KYB MORIWAKI MOTUL RACING、Team SuP Dream Hondaが明日のトップ10トライアルに駒を進めることになった。

 明日は鈴鹿4時間耐久ロードレースを挟み、14時15分からフリー走行、15時30分にトップ10トライアルが行われる予定だ。ただし、台風12号が接近中のため、タイムスケジュールの変更の可能性がある。変更等の情報は、鈴鹿サーキットの公式ホームページでお知らせされるという。

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