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マツダの「和製オープンカー」登場9年目でもなぜ人気? 最後の純ガソリン車か!?「ロードスター」の魅力とは?

掲載 更新 24
マツダの「和製オープンカー」登場9年目でもなぜ人気? 最後の純ガソリン車か!?「ロードスター」の魅力とは?

■多くの人に愛されている「ロードスター」とは?

 世界的にも有名な国産車は数多ありますが、日本が誇る名車にして現在でも新車で買えるライトウェイトオープンカーとして稀有な存在なのがマツダ「ロードスター」です。
 
 現行モデルとなる4代目(ND型)もデビューから9年が経過しますが、一体どのような魅力があるのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが新しい「ロードスター」です! 画像を見る

 実はいま、急速にスポーツカーへの関心が高まっているのですが、スポーツカー自体の数はかなり希少な存在で、新車で購入できる車種は非常に限られています。

 そして、それ以上に絶滅寸前なのがオープンカーです。そんななか、デビューから35年もの間、熱い支持を受けるのがロードスターです。

 バブル真っ盛りの1989年、マツダの販売チャンネルの1つである「ユーノス」ブランドから登場した初代「ユーノスロードスター(NA型)」は、1960年代のライトウェイトスポーツという概念を現代風にアレンジ、「人馬一体」をコンセプトに開発されました。

 1960年代の名車を彷彿とさせるノスタルジックなデザイン、当時としても手が届きやすい新車価格に設定され、日本はもちろん世界中で大ヒット。瞬く間に名車の仲間入りを果たしました。

 世界の名だたるメーカーが同じコンセプトのモデルを次々とデビューさせるなど、その人気は一種の社会現象とまで評されました。

 1998年には、2代目(NB型)へフルモデルチェンジ。基本的にはキープコンセプトですが、固定式のヘッドライトを採用したり、ソフトトップのリアウインドウをガラス製に変更、足回りも熟成させています。

 完成度は高かったのですが、バブル崩壊後の不景気が日本を覆い、オープン人気は低迷してしまいました。

 そこで高性能化を狙った3代目(NC型)が2005年にデビュー。プラットフォームを一新し排気量を2リッターまで拡大。デザインも原点回帰を狙った秀逸なものでしたが、大ヒットとまでは行かない結果となっています。

 そんな状況を打破したのが「魂動デザイン」を採用し、2015年にデビューした現行の4代目(ND型)です。

 低くワイドなスタンスに、剛性を確保しつつ軽量な構造の採用、1.5リッターエンジン搭載でライトウェイトスポーツらしさを取り戻しました。

 2016年にはファストバックスタイルに格納式ハードトップを搭載した「ロードスターRF」が派生モデルとして登場。2リッターエンジンを搭載し、大人の味付けに仕上がっています。

 そして、2024年1月に大幅改良を実施。ロードスター/ロードスターRFともに内外装の変更や安全装備などの機能向上を果たしました。

 そんな現行ロードスターは新車で購入すべきか、それとも中古車で狙うべきなのか、中古車販売店のN氏に聞いてみました。

「純粋なガソリンエンジンモデルのロードスターとしてはND型が最後になる可能性が高そうです。

 長く乗りたいなら新車を購入するのもありですが、程度の良い中古車も出回っているので、好みの1台を見つけられると思います」

 特に2022年に登場し2023年には生産終了した「ロードスター990S」は、軽量化&6速MTのみという、ロードスターの旨み成分が凝縮されたモデル。中古車で探す価値は十分です。

 また、初期のND型オーナーが、2024年1月に発売された大幅改良モデルに乗り換えているといい、質の良い中古車が流通しているという情報もあります。

「ND型高年式車はまだ高値で取引されているので、それなら3代目(NC型)を狙うという選択肢もあります。

 すでに後期型でも10年選手となりますが、パワフルさでは歴代モデルで1番ですし、価格もお手頃です」(中古車販売店 N氏)

※ ※ ※

 新車にしても中古車にしてもMTであることはかなり重要な条件のようです。ライトウェイトスポーツらしさを味わうならMTと考える人も多く、ソフトトップはMTが人気となっています。

 それに対してロードスターRFはAT比率が高く、必ずしもMTである必要はなさそうです。

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みんなのコメント

24件
  • gff********
    ロードスターは長く作っているのが良い。
    トヨタやホンダみたくスポーツカーを出したり引っ込めたりするのではなく作り続けると言うのがメーカーのスピリッツを感じる。
  • zoo********
    ロードスターは初代からのコンセプトが一切ブレず、時代の変化にもうまく対応して生き残った稀有なスポーツカーだと思います。
    万が一将来BEVになったとしても、ドライビングの楽しさにこだわったみんなに愛される車に仕上げてくれるだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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