今季は37号車KeePer TOM'S GR SupraからスーパーGT GT500クラスに参戦することになっているサッシャ・フェネストラズ。3月6日、7日には岡山国際サーキットで公式テストを行なうスーパーGTだが、フェネストラズはこれに参加できない可能性が高まっている。
フェネストラズは2020年シーズン終了後、日本からスペインに渡航。現在はドバイに滞在している。そのため1月に富士スピードウェイ、2月初旬に岡山で行なわれたプライベートテストはいずれも欠席している。
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motorsport.comに入ってきている情報によると、フェネストラズはビザの問題でまだ再入国が叶っていないという。彼は今季KONDO RACINGからスーパーフォーミュラにもフル参戦する予定だが、そのスーパーフォーミュラの公式テストも、スーパーGT岡山公式テストの翌週に鈴鹿で予定されており、状況次第ではこちらへの参加も危ぶまれる。
フェネストラズのマネジメントチームはmotorsport.comの取材に対して次のようにコメントした。
「サッシャは現在、日本に再入国することができない状況にある」
「日本政府が再申請の手続きを開始次第すぐに動けるよう、書類は揃えてある。彼がスーパーGTとスーパーフォーミュラの開幕戦に向けて準備する時間を十分確保した形で日本に戻ってこられると確信している」
日本政府は現在、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策として、日本上陸前14日以内に特定の国・地域に滞在歴がある外国人は“特段の事情”を除いて入国を拒否しており、ドバイのあるアラブ首長国連邦もこの中に含まれている。仮にフェネストラズの入国が“特段の事情”として認められた場合も、入国後に14日間の検疫が求められるため、彼のテスト参加は日に日に厳しい状況となっている。
なおスーパーGTは岡山での公式テストに続き、3月27日、28日にも富士で公式テストを実施予定。その後開幕戦が、4月10日、11日に岡山で行なわれる。
昨年からTOM'SでGT500に参戦しているフェネストラズだが、フォーミュラEにフル参戦するニック・キャシディがチームを離れたことにより、昨年までの36号車au TOM'S GR Supraから今季は37号車KeePer TOM'S GR Supraに”移籍”。平川亮とコンビを組むことになった。仮にフェネストラズが3月の岡山公式テストを欠席した場合、TOM'Sが代役を立てるのか、平川ひとりに37号車をドライブさせるのかは明らかになっていない。
スーパーGTのGT500クラスではDENSO KOBELCO SARD GR Supraのヘイキ・コバライネンやAstemo NSX-GTのベルトラン・バゲットも海外に拠点を置いているが、motorsport.comの調べによると彼らは岡山公式テストに参加できる見通しだ。バゲットは富士で行なわれた1月のプライベートテストを検疫により欠席したが、その後2月の岡山テストでチームと合流している。
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