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「漏れる…」 渋滞中のトイレ問題 大小関係ない対応商品が続々登場

掲載 更新 3
「漏れる…」 渋滞中のトイレ問題 大小関係ない対応商品が続々登場

■凝固可能なものから片手で利用可能なもの、さらには簡易便座も?

 クルマでのドライブ中に、急にトイレに行きたくなった経験は誰しもが持っていると思います。一般道であれば近くの店舗を探して用を足すことができますが、高速道路や渋滞時にはそうはいきません。そんな「もしも」に備えるべく、車内でも使えるトイレグッズを紹介します。

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 GWやお盆の帰省ラッシュには、どの主要道路も混雑し高速道路に至っては数十キロにおよぶ渋滞になることも珍しくはありません。そんなときに限ってトイレに行きたくなることも多々ありますが、運が悪ければ渋滞の列がまったく進まないといったことも。

 そんな緊急を要する場面で役に立つのが、車内で使えるトイレグッズです。小便専用の簡易的なものから大便にまで対応できる画期的なものまで、実に多くの商品が販売されており、クルマのトランクにひとつは常備しておきたいアイテムです。

 まず、小便用としては、持ち運びに便利なサイズが増えているほか、尿を凝固して処分にも便利な商品が増えています。
 
 例えば、株式会社ケンユーの「携帯ミニトイレ プルプル」は、袋に粉末状の凝固剤が入っており、小便をすることでゲル状に素早く固めることができます。

 受け口は約15cmあるので、揺れる車内でもこぼれにくく、安心して小便をすることができ、不織布とポリエチレンの二重構造になっているため、丈夫で破れにくい設計となっています。使い捨てタイプで、容量は約600ccです。

 また、片手で使用可能なタイプも存在します。株式会社トパックの「片手で秒速トイレ」は、ワンタッチで設置ができ、受け口が厚紙で固定されているため、片手で使用しても安定。抗菌剤入りの凝固剤が入っているため瞬時に固まり、その後の臭いの発生も抑えることができます。また、袋が長めに作られているので跳ね返りの心配もありません。

 ほかにも、中身の空いたペットボトルを利用するタイプも存在します。ペットボトルにアタッチメントを取り付けるだけという簡単な仕組みなうえ、ペットボトル容量と同じ量が収容可能です。凝固剤は使用しないため固まることはありませんが、しっかりとキャップをすれば漏れ出す心配もありません。

■大きい方や女性にも配慮した商品も

 携帯トイレは、小便向けというイメージがあります。しかし、最近では大便時や女性にも配慮した商品も登場しているようです。

 株式会社サンコーの「非常用簡易トイレ」は、簡単に組み立てられるプラスチック素材の便座をセットし、しっかり座って使用することができます。また、黒いビニールの簡易ポンチョが収納されているため、外からは用を足す姿を隠すことができます。

 ほかにも、株式会社カーメイトの「ポルタポッティキューブ」は水洗式となっており、大小両方に対応。用を足した後は流すだけなので手を汚す心配もありません。汚水タンクは密閉式になっているので、臭いが漏れ出すこともなく連続して使用することが可能です。

 電源を必要としないピストンポンプ採用なので、アウトドアなどでも使用可能。連続使用回数約33回で、汚物タンク目盛りがついているので、一目で捨てるタイミングを確認することができます。

 また、株式会社カーメイトによると介護での利用も多いとのことで、さまざまなシチュエーションで活躍できる商品です。担当者は「アウトドアブームの影響はそこまで大きいわけではないが、今後簡易トイレの便利さにもっと注目してほしい」と話していました。

 簡易トイレについて、カー用品店の女性スタッフは以下のように話します。

「簡易トイレは女性には不向きという点がありましたが、最近では男女兼用のほかに女性専用の商品も増えています。アウトドアブームの影響もありますが、渋滞用に常備するという方も多くいらっしゃいます。

 性別によって差があるデリケートな問題ではありますが、緊急時の備えは男女共通でしょう。もし、男性スタッフに相談しにくい場合は、お気軽に女性スタッフに声をかけて頂きたいですね」

※ ※ ※

 なお、携帯トイレはとても便利なアイテムで、使用後の処理には注意が必要です。

 なかでも、凝固タイプのものはそのまま燃えるごみとして廃棄するのではなく、水を入れて液体に戻してからトイレに流さなければなりません。加えて、使用した汚物袋は各自治体によって廃棄方法が違うため、その都度確認が必要となります。

 また、悪質なドライバーのなかには、用を足したペットボトルをそのままゴミ箱へ捨てるといった行為も見受けられ、その場合、回収業者は手作業によって中身を取り出し、場合によっては洗浄までしなければならないケースもあるようです。

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みんなのコメント

3件
  • 一度、そのような目に合うと
    トラウマになります。
  • いざと言うときの為にしては、ポータブルタイプとか大きすぎですし、コスパも悪い。そもそも軽自動車やコンパクトカーでは置場所もない。

    あまり現実的ではないな。。。

    いっそのこと、紙おむつで十分かな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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