■レストア後の初代ハイエースを出展
トヨタグループで主に大型車や特装車を手掛けるトヨタ車体は2023年10月13日、10月25日から(一般公開は28日から)東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」の出展概要を発表しました。
コンセプトカー3台とレストア車1台が出展されますが、これに加えてレストア車1台も展示されます。
【画像】「えっ…!」 これが「次期型ハイエース」といわれるモデルです! 画像で見る(95枚)
トヨタ車体では、ブーステーマを「すべての『はこぶ』をミライへ」とし、「初代ハイエースから始まった人や物をはこぶバンの歴史~商用車、乗用ミニバンの魅力、可能性を感じられるブース」になると説明します。
出展車両は、輸出向けの「ハイエース」300系をベースにした「グローバル ハイエース BEV コンセプト」、SUVミニバン「クロスバン ギア コンセプト」、新型「ヴェルファイア」の4人乗りモデル「ヴェルファイア スペーシャスラウンジ コンセプト」など、バンタイプのクルマが占めています。
これに加えて、初代ハイエースをレストアしたものが展示されます。
展示される初代ハイエースは9人乗りデリバリーバンモデルで、ボディカラーはブルー。ボディサイズは全長4305mm×全幅1690mm×全高1890mm、ホイールベースは2350mmとなっています。
パワートレインは1.6リッターガソリンエンジンに4速MTを組み合わせています。
1967年10月に登場したハイエースは、ライトトラック「トヨエース」よりも小さいキャブオーバー型乗用・商用バンです。
当初はトラックの派生タイプとして用意されましたが、その後はハイエースのメインモデルとしてラインナップされ、商用モデルでは複数の乗車定員を設定するデリバリーバン、大人数乗車向けのコミューター、乗用モデルのワゴンなど、ホイールベースが異なる複数のバリエーションが用意されるなど、斬新で画期的なモデルでした。
以来、50年以上にわたって商用バンの定番として展開され、日本のみならず世界各国にも輸出される代表的なモデルです。
また、現在の「アルファード」やヴェルファイアなども、乗用モデルのハイエースから枝分かれしたもので、ブーステーマである「初代ハイエースから始まった人や物をはこぶバンの歴史」に基づいています。
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