現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 全固体電池「必要ないかも」 メルセデス・ベンツ 従来技術の改良に期待

ここから本文です

全固体電池「必要ないかも」 メルセデス・ベンツ 従来技術の改良に期待

掲載 35
全固体電池「必要ないかも」 メルセデス・ベンツ 従来技術の改良に期待

全固体電池に優位性はあるか

リチウムイオンバッテリーの発展により、EV(電気自動車)には全固体電池が「必要なくなるかもしれない」。

【画像】洗練されたEVの走り【メルセデス・ベンツEQAを写真で見る】 全17枚

メルセデス・ベンツの最高技術責任者(CTO)であるマルクス・シェーファー氏によれば、リチウムイオンバッテリーのエネルギー密度は「予想外」に向上しており、コストとエネルギー密度の点で全固体電池と「拮抗」する可能性があるという。

全固体電池は、従来のバッテリーよりもエネルギー密度が高く、コストダウンにつながるということでEVの次なるブレークスルーとして長い間注目されてきた。しかし、シェーファー氏は「多くの人々が従来のセルを改良し、非常に優れたものにしてきた」ため、「コストやエネルギーで大きな優位性はない」と見ているという。

全固体電池には安全上の利点があることを認めたうえで、リチウム技術にも発展が期待されているとした。どちらも負けず劣らずで、全固体電池はもはや「大きなブレークスルー」ではない。

シェーファー氏によると、メルセデス・ベンツは米国と韓国で全固体電池の新興企業に投資しており、現在も技術発展を興味深く見守っているという。

しかし、普及の可能性についての「少し前の非常に楽観的な予測」は、「自動運転の予測を少し思い起こさせる」と述べた。自動運転技術の開発の遅れにより、業界では普及予測が後ろ倒しされたことを指している。

同氏の発言は、2028年頃の量産開始を目指す日産やトヨタの前向きな姿勢とは相反するものだ。両社は長期的には小型で安価、エネルギー密度の高い全固体電池が、EV技術におけるブレークスルーになると期待している。

また、シェーファー氏は充電の高速化に伴いバッテリーを小型化するというアプローチにも否定的な姿勢を見せた。最悪のシナリオを考える消費者の間では、航続距離不安がいまだに払拭できていないためだ。特に欧州では、バカンス休暇で長距離移動をする人が多く、航続距離が短いEVは購入時のネックとなる。

「彼らは毎年1回、(長い航続距離を必要とする)旅行をすることを考えていますが、これは合理的とは言えません。冬のスキー旅行や夏のイタリアへのドライブのことしか考えていないのです」と語った。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】第2・4金土日は5円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「普通車→軽」乗り換えはアリ? 経験者が感じた「最大のメリット」とは
「普通車→軽」乗り換えはアリ? 経験者が感じた「最大のメリット」とは
グーネット
クルマ購入に51.7%が「障壁あり」と回答。購入をためらう理由とは…?
クルマ購入に51.7%が「障壁あり」と回答。購入をためらう理由とは…?
グーネット
車中泊ユーザー必見!「大阪キャンピングカーショー2026」桜の季節に250台超が競演
車中泊ユーザー必見!「大阪キャンピングカーショー2026」桜の季節に250台超が競演
グーネット
ごちゃつく車内もスッキリ整う!スーパーキャリイ専用LEDコンソールボックス登場
ごちゃつく車内もスッキリ整う!スーパーキャリイ専用LEDコンソールボックス登場
グーネット
なんだろこのボタンは、、、N-BOX追撃なるか!? BYDの軽EVの内装が異次元すぎた
なんだろこのボタンは、、、N-BOX追撃なるか!? BYDの軽EVの内装が異次元すぎた
ベストカーWeb
「なんでやねん!」気がつきゃ大阪マスターに!! XRを利用した没入型観光バスの取り組み
「なんでやねん!」気がつきゃ大阪マスターに!! XRを利用した没入型観光バスの取り組み
WEB CARTOP
上級カスタマーのわがままを叶えた究極のフェラーリ! 2018年以降に誕生したワンオフモデルを一挙紹介
上級カスタマーのわがままを叶えた究極のフェラーリ! 2018年以降に誕生したワンオフモデルを一挙紹介
WEB CARTOP
7年ぶり全面刷新! 新型「SUV」発表! カクカクデザイン&6.2リッター「デーモンエンジン」採用! “地上最強SUV”レズバニ「タンク」米国に登場
7年ぶり全面刷新! 新型「SUV」発表! カクカクデザイン&6.2リッター「デーモンエンジン」採用! “地上最強SUV”レズバニ「タンク」米国に登場
くるまのニュース
“EV化・コンパクト化・高級化”が加速!? 「ジャパンキャンピングカーショー2026」に行ってわかった 変わりつつある最新トレンドとは
“EV化・コンパクト化・高級化”が加速!? 「ジャパンキャンピングカーショー2026」に行ってわかった 変わりつつある最新トレンドとは
VAGUE
三菱の「新“2階建て”軽SUV」がスゴい! 全長3.4m級「ミニサイズ」に「家族4人」寝られる「デリカミニ」!? MDFの軽キャンパー「M:POP」コンセプトとは
三菱の「新“2階建て”軽SUV」がスゴい! 全長3.4m級「ミニサイズ」に「家族4人」寝られる「デリカミニ」!? MDFの軽キャンパー「M:POP」コンセプトとは
くるまのニュース
チェロキー復活!? 2026年のジープ事情【九島辰也】
チェロキー復活!? 2026年のジープ事情【九島辰也】
グーネット
高市総理は「シルビア」っぽい!? 政治家をクルマに例えて徹底考察した結果とは
高市総理は「シルビア」っぽい!? 政治家をクルマに例えて徹底考察した結果とは
ベストカーWeb
「ウェッズ」の新展開を見逃したらもったいない! 60年ものあいだ攻め続けてきた名門ホイールブランドは2026年も最新トレンドに切り込んだ【大阪オートメッセ2026】
「ウェッズ」の新展開を見逃したらもったいない! 60年ものあいだ攻め続けてきた名門ホイールブランドは2026年も最新トレンドに切り込んだ【大阪オートメッセ2026】
WEB CARTOP
コンバースの代表スニーカーが“四半世紀ぶり”に大幅アップデートを実施! 軽量性・クッション性・フィット感が向上した新生「オールスター」とは
コンバースの代表スニーカーが“四半世紀ぶり”に大幅アップデートを実施! 軽量性・クッション性・フィット感が向上した新生「オールスター」とは
VAGUE
レイズのサプライズ発表って? TE37ファンが歓喜した大阪オートメッセ2026
レイズのサプライズ発表って? TE37ファンが歓喜した大阪オートメッセ2026
くるまのニュース
独自の味がある──ホンダ オデッセイe_HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION試乗記
独自の味がある──ホンダ オデッセイe_HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION試乗記
GQ JAPAN
今の時代に新鮮な“機能美”──ホンダ オデッセイe_HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION試乗記
今の時代に新鮮な“機能美”──ホンダ オデッセイe_HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION試乗記
GQ JAPAN
アメリカのF1人気を象徴するフォードとキャデラック。火花散らすライバル関係
アメリカのF1人気を象徴するフォードとキャデラック。火花散らすライバル関係
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

35件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村