ついに開幕を迎えた2020年シーズンのインディカー・シリーズ。優勝したのは、チップ・ガナッシのスコット・ディクソンだった。
レース終盤、このディクソンに次ぐ位置を走っていたのは、同じくチップ・ガナッシのフェリックス・ローゼンクヴィストだった。ローゼンクヴィストは徐々にポジションを上げ、最後のピットストップを終えた時点で2番手を走っていた。
■ついに開幕インディカー、ディクソン完勝! 佐藤琢磨は予選クラッシュで出走できず
しかしその最後のピットストップを終えてコースに戻った後、周回遅れのジェームス・ヒンチクリフ(アンドレッティ)に前を塞がれてしまった。ローゼンクヴィストはヒンチクリフをアウト側から抜こうとしたが、そこは滑りやすいとして警戒されていたライン。予選では佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)がその路面を足を掬われてスピンし、ウォールにクラッシュしている。ローゼンクヴィストも同様にスピンしてクラッシュ……そこでレースを終えることになってしまった。
テレビのインタビューに応じたローゼンクヴィストは、周回遅れのヒンチクリフの動きを非難するつもりはないと語った。
「僕がどんな状況だったとしても、誰か他の人を責めることはできない」
「言うまでもなく、僕は新しいタイヤを履いていた。ジェームスが古いタイヤを履いていたかどうかは知らない。でも外を回ろうとしたのは、僕の判断だった。おそらく、その動きはすべきではなかったと思う」
「自分が走りたいスピードよりも60km/h以上も遅ければ、1レーン上に移動するのは魅力的なことだと思う。でも、滑りやすかったよね」
「今晩のマシンは、信じられないほどの出来だった。だから、僕のクルーたちに対しては申し訳ないと思う。僕のオーバルコースでのブレイクスルーだったし、本当に良い走りをした。だから、本当にガッカリしている」
アウト側に進路を変更したのは、チームメイトであるディクソンを倒そうとする焦りから来たモノではなかったと強調した。
「僕らはディクソンよりも早くピットインした。そしてクリアラップを2周走ることができたんだ」
そうローゼンクヴィストは語った。
「それでどう展開していったかは分からない。スコットは本当に速かったけど、近付いていったんだ。でも、今夜は2位だったとしても、僕はそれで満足しただろう」
「僕は勝利に向けて夢中になっていたわけじゃなかった。良いフィニッシュをして、良いポイントを手にしたかっただけなんだ。でも、馬鹿げたことのおかげで、全てが台無しになってしまった。厳しいよ」
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