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トヨタ・ランドクルーザーの新世代中核モデル「250」シリーズが米国で発売

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トヨタ・ランドクルーザーの新世代中核モデル「250」シリーズが米国で発売

 トヨタ自動車の米国部門は2024年2月20日(現地時間)、ランドクルーザーの中核車となる新型ライトデューティモデルの「250」シリーズを今春に発売すると発表した。

 シンプルに「ランドクルーザー(Land Cruiser)」の車名を冠して登場した米国版の250シリーズは、グレードとして標準仕様のランドクルーザー、発売記念モデルで充実装備のランドクルーザー・ファーストエディション、ランドクルーザーの米国市場導入開始の1958年にちなんだネーミングをつけたうえでレトロ調のスタイリングを纏ったランドクルーザー1958という3タイプを用意。車両価格はランドクルーザーが6万1950ドル(約933万円)、ランドクルーザー・ファーストエディションが7万4950ドル(約1128万円)、ランドクルーザー1958が5万5950ドル(約842万円)に設定している。

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 ランドクルーザー・プラドの実質的な後継モデルとなる新型ランドクルーザー250は、質実剛健を徹底追求して、ユーザーの生活と実用を支える“ランクル”の原点へと回帰したことが特徴。具体的には、GA-Fプラットフォームおよび構造を刷新したラダーフレームによるオフローダーとしての基本性能の向上、ランドクルーザーにふさわしい力強い走りや高い環境性能を実現するパワートレインの搭載、機能性を追求したパッケージに伝統とモダンを統合させた内外装デザイン、クラストップレベルの先進安全性能などを果たしたことが特徴である。

 基本骨格に関しては、300シリーズと同様GA-Fプラットフォームおよび構造を刷新したラダーフレームに、超高張力鋼板を多用した新設計の高強度ボディを採用する。ラダーフレームは非線形テーラードウェルドブランクと超ハイテンションスチール材を適材適所に配し、高剛性かつ軽量な骨格を実現。組み合わせるボディは、超ハイテンションスチール材の拡大展開やアルミ材フードの採用、スポット溶接の増し打ち、板金合わせ部およびフロアへの接着剤の塗布などによって、強度アップと軽量化を高次元で両立させた。一方で懸架機構は、フロントにコイルスプリングのばね定数の最適化やキャスタートレールの拡大などを図ったハイマウントダブルウィッシュボーン式サスペンションを、リアに周辺部品の締結トルクアップを施したトレーリングリンク車軸式サスペンションを採用。優れたアーティキュレーションを確保し、オフロード走破性をいっそう向上させた。

 米国仕様のパワートレインについては、“i-FORCE MAX”と称するT24A-FTS型2.4リットル直列4気筒DOHCガソリンターボエンジン+電気モーター+NiMHバッテリー(総電力量1.87kWh)+Direct Shift-8ATで構成するパラレルハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は326hp(243kW)、システム最大トルクは465lb.-ft.(630Nm)を発生する。牽引性能は6000lbs.(約2720kg)を確保した。

 駆動機構については、リア&センターロッキングデファレンシャルを配したフルタイム4WDを採用。また、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替えて、スタビライザー効果を最適化させるSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を導入する。さらに、4WDのハイとローの両方で機能するマルチテレインセレクトを装備。オフロード走行支援の機能を拡充させ、路面状況に応じた走行支援をAUTO、DIRT、SAND、MUD、ROCKなどのモードから選択できるようにアレンジした。ほかにも、5段階の速度選択が可能な低速オフロードクルーズコントロールとして機能する最新のCRAWLコントロール機能や、急勾配の下り坂を安全に走れるダウンヒルアシストコントロールのほか、ビークルスタビリティコントロール(VSC)、オートマチックリミテッドスリップディファレンシャル(オートLSD)などを装備。そして、アプローチアングルは31度、ディパーチャーアングルは22度、ランプブレークオーバーアングルは25度を確保して、高い悪路走破性を実現した。

 エクステリアに関しては、Reliable(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)、Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)、Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)をキーワードに据えて、本格オフローダーとして本物の姿を目指したスタイリングを創出する。基本フォルムは水平基調のデザインに一段と低くかつクランクしたベルトライン、中央は低くて路面を見やすくし、両サイドは高くして角の認識を容易にするボンネット形状、無駄な角を面削ぎしたコーナー部、アプローチ性およびデパーチャー性を重視した前後端下部と削ぎ落したドア下部などを採用し、悪路での機能性に根ざした“理由あるカタチ”の車両パッケージを実現。また、機能部品を一括りにまとめて引き締まった印象を強調し、合わせて破損しやすい角のみを交換できるバンパー構成としたフロントおよびリアセクションを導入する。さらに、カチッとした硬質さと艶やかな曲面の対比によってシンプルながらもモダンな上質さを具現化し、同時にキッチリした面取りなどでプロフェッショナルツールを思わせる高精度感を演出したパネル面に仕立てて、長く飽きずに付き合えるランクルらしいデザインを具現化した。ヘッドランプはランドクルーザーに角型3灯式LEDを、ランドクルーザー・ファーストエディションとランドクルーザー1958に丸形LEDを採用。ボディサイズは標準モデルのランドクルーザーで全長193.8×全幅77.9×全高76.1インチ(同4925×1980×1930mm)/ホイールベース112.2インチ(2850mm)に設定している。

 内包するインテリアは、本格オフローダーとしての安全性や疲れにくさへ繋がる機能性、そして長く愛せる上質空間の融合を目指してデザインする。コクピットは良好な前方視界を確保した低いカウルと水平基調のインストルメントパネル、死角を減少させた直立基調のAピラー、低くしたベルトラインなどによって、オフロードでも安心安全な開けた視界を確保。また、あえて機能ごとに異なる形状と操作方法としたプッシュスイッチ/トグルスイッチ/ロータリースイッチを配し、効果的なブラインド操作を実現したフィジカルスイッチ類を装備する。さらに、走行中の安定した画面操作を実現したパームレスト形状の大型センターディスプレイや、悪路でも容易に乗車姿勢を保持できるニーパットなどを配備した。

 先進機能装備の拡充も注目点。12.3インチまたは8インチのタッチスクリーンを配した最新世代のオーディオマルチメディアシステムや出力をアップしたQiワイヤレス充電、機能を増やしたコネクティッドシステム、デュアルUSB-C充電ポートなどを設定する。また、スマートフォンをデジタルキーとして使用できるアプリも用意した。

 キャビン空間は2/3名乗車の2列式シートで構成。ボディ幅を広げたことで着座時の横方向のスペースが拡大し、またホイールベースの延長によってとくに後席の足もとスペースが広がる。ラゲッジ容量は37.5cu.ft.を確保した。

 先進安全システムも充実しており、最新の予防安全技術「トヨタセーフティセンス3.0」を全車に採用。車両のカメラとレーダーを活用した歩行者検知機能付プリクラッシュシステムやステアリングアシスト付レーンキープアシスト、プロアクティブドライビングアシストなど、運転アシスト機能を数多く組み込んでいる。

 なお、日本市場におけるランドクルーザー250の発売は今春以降を予定している。

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みんなのコメント

2件
  • aaa
    250にもインチキディーゼル搭載グレードは、
    ありますか?

    注文したいです😺
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