現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 市販車初のDRS搭載 ポルシェ新型911 GT3 RS ハードコアな最上級モデル、予約受注開始

ここから本文です

市販車初のDRS搭載 ポルシェ新型911 GT3 RS ハードコアな最上級モデル、予約受注開始

掲載 2
市販車初のDRS搭載 ポルシェ新型911 GT3 RS ハードコアな最上級モデル、予約受注開始

エアロダイナミクスを最適化したレンジトッパー

新型ポルシェ911 GT3 RSが発表された。モータースポーツにインスパイアされたハードコアなレンジトップモデルであり、ポルシェによれば、911史上「最もサーキットにフォーカスし、エアロダイナミクスを最適化」したモデルであるという。

【画像】公道走行可能な空力モンスター登場【新型ポルシェ911 GT3 RSを先代モデルや標準モデルと写真で比較】 全68枚

911にGT3 RSが設定されるのは、2018年以来となる。搭載されるパワートレインは、自然吸気4.0Lフラット6エンジン。最高出力525ps(386kW)を発生し、0-100km/h加速3.2秒、最高速度296km/hに達する。

全車に装備される7速PDKは、全体的なギア比が911 GT3よりも短くなっている。ドライブモードは「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」の3種類を用意。

レーシングカー並の空力モンスター誕生

パフォーマンスとエアロダイナミクスを向上させるため、メカニカル面ではカスタマーレースカーである911 GT3 Rからインスピレーションを得ている。ダウンフォースは991.2世代の2倍、既存の911 GT3の3倍に達し、200km/hでは409kg、285km/hでは860kgを発生させる。

ラジエーターも大きく変更されており、従来の911でラゲッジルームがあるノーズに、大型のラジエーターを集中配置。これにより、両サイドにできたスペースを活用してアクティブ・エアロダイナミクスを拡大することが出来た。このラジエーター配置は、ル・マンを制した911 RSRで初めて採用され、その後911 GT3 Rにも導入されたものだ。

リアエンドには、公道向けの911としては最大の「スワンネック」ウィングが採用され、幅は約180cm、上端はルーフより高い位置に設定されている。その他の空力対策としては、新しいサイドブレード、フロントホイール後方のインレット、リアスプリッターなどがある。

さらに、ポルシェの市販車としては初めてドラッグ・リダクション・システム(DRS)を搭載している点も大きな特徴だ。ウィングをフラットにして空気抵抗を減らし、直進速度を上げるとともに、空力による減速効果を狙ったエアブレーキ機能も備えている。

クラブスポーツ、ヴァイザッハパックも用意

フロントには、対向6ピストンのアルミニウム製モノブロック固定キャリパーと直径408mmのブレーキディスクを採用。ピストン径32mm、厚さ36mmと、911 GT3よりも大型化した。車両重量は、先代のGT3 RSが1430kgであったのに対し、新型では1450kgとなっている。

新型GT3 RSでサーキットを走行する場合は、クラブスポーツパッケージをオプション(無料)として追加することができる。消火器、6点式シートベルト、スチール製ロールオーバーバーが含まれている。

ヴァイザッハパッケージ(有料)も用意された。ボンネット、エクステリアミラー、リアウィングにカーボン織り目仕上げが施され、ロールバー、磁気テクノロジーを採り入れたシフトパドル、マグネシウム鍛造ホイールなどが装着される。

新型ポルシェ911 GT3 RSの日本国内向け価格は、3134万円(税込み)。ポルシェジャパンは、全国の正規販売店にて8月18日から予約受注を開始している。

911にも電動化の波 ハイブリッド化を視野

ポルシェはモデルラインの多くを電動化する計画を進めているが、911は当分の間、内燃機関を維持する予定。しかし、近い将来にはハイブリッド化も視野に入れているという。

ポルシェによると、911は2021年、世界販売で過去最高の3万8464台を記録。SUVがトレンドの中心となる中で、非常に高い人気を保っているという。

ポルシェのオリバー・ブルーメCEOは先月、次のように述べている。

「eモビリティは、当社にとって最優先事項です。同時に、最新の内燃機関も作り続けています。911はこれまで以上にお客様から支持されています。今後数年間で、モータースポーツでよく知られている、非常にスポーティなハイブリッド・システムを911に導入します」

「こうした毅然とした気候保護対策は大切です。わたしは、ドイツ政府のオープンなアプローチと、解決策の一部としてeフューエル(合成燃料)を取り入れるという妥協点を支持します。技術の禁止は、イノベーションのブレーキとなってしまいます。ポルシェは、eモビリティとeフューエルという2つの道を歩んでいきます」

こんな記事も読まれています

鈴鹿8耐:新体制で表彰台を目指すTeam ATJ with docomo business。岩田悟を中心に鈴木光来、岡谷雄太の若手起用
鈴鹿8耐:新体制で表彰台を目指すTeam ATJ with docomo business。岩田悟を中心に鈴木光来、岡谷雄太の若手起用
AUTOSPORT web
山本尚貴の大クラッシュ車載映像が初公開。手術とリハビリ、復活表彰台までの175日間を語る
山本尚貴の大クラッシュ車載映像が初公開。手術とリハビリ、復活表彰台までの175日間を語る
AUTOSPORT web
大谷翔平選手との新ビジュアルも公開!ポルシェ、新型「タイカン」日本導入に向けてキャンペーンを開始
大谷翔平選手との新ビジュアルも公開!ポルシェ、新型「タイカン」日本導入に向けてキャンペーンを開始
LE VOLANT CARSMEET WEB
【MotoGP】ドゥカティ昇格決定後、初の公式会見にマルケス現る。「1年前は引退を考えてたから、とても嬉しい」
【MotoGP】ドゥカティ昇格決定後、初の公式会見にマルケス現る。「1年前は引退を考えてたから、とても嬉しい」
motorsport.com 日本版
新型「スポーツ“コンパクト”」公開! 370馬力超え“エンジン”搭載&FR設定アリでめちゃ楽しそう! カクカクデザインもカッコイイ「2シリーズ」独で発表
新型「スポーツ“コンパクト”」公開! 370馬力超え“エンジン”搭載&FR設定アリでめちゃ楽しそう! カクカクデザインもカッコイイ「2シリーズ」独で発表
くるまのニュース
「走れないくらいがカッコいい」ってセリフが泣かせる! 少年がすべて独学で完成させた「デコチャリ」の追憶を大人になったオーナーが激白
「走れないくらいがカッコいい」ってセリフが泣かせる! 少年がすべて独学で完成させた「デコチャリ」の追憶を大人になったオーナーが激白
WEB CARTOP
“シン・駆け抜ける歓び”──新型BMW523d試乗記
“シン・駆け抜ける歓び”──新型BMW523d試乗記
GQ JAPAN
フェルスタッペン、トラブルで赤旗の原因となるも復活しトップタイム! 角田裕毅は9番手|F1オーストリアGPフリー走行1回目
フェルスタッペン、トラブルで赤旗の原因となるも復活しトップタイム! 角田裕毅は9番手|F1オーストリアGPフリー走行1回目
motorsport.com 日本版
サミ・パヤリのラリー1参戦が第9戦フィンランドに変更。第8戦ラトビアのトヨタは4台体制に/WRC
サミ・パヤリのラリー1参戦が第9戦フィンランドに変更。第8戦ラトビアのトヨタは4台体制に/WRC
AUTOSPORT web
RBとアルピーヌ、マシン改良で別れた中位勢の明暗。スタートでノリスに感じた人間性【中野信治のF1分析/第10戦】
RBとアルピーヌ、マシン改良で別れた中位勢の明暗。スタートでノリスに感じた人間性【中野信治のF1分析/第10戦】
AUTOSPORT web
F1オーストリアFP1速報|フェルスタッペン、マシンが一時ストップもセッション最速。角田裕毅は9番手
F1オーストリアFP1速報|フェルスタッペン、マシンが一時ストップもセッション最速。角田裕毅は9番手
motorsport.com 日本版
ブレーキホールド機能を自動的にON/OFF制御…ブリッツ「ブレーキホールドジャンパー」にスイフトとスペーシアの適合が追加
ブレーキホールド機能を自動的にON/OFF制御…ブリッツ「ブレーキホールドジャンパー」にスイフトとスペーシアの適合が追加
レスポンス
上品かつお洒落に乗りこなしたいマツダのライトウェイトスポーツ「ロードスターRF RS」
上品かつお洒落に乗りこなしたいマツダのライトウェイトスポーツ「ロードスターRF RS」
@DIME
今、乗りたい1980年代のスポーツカー3選
今、乗りたい1980年代のスポーツカー3選
GQ JAPAN
マツダ ファミリア 3ドアHB・GTとライバルの装備は?[driver 1989年4-20号より]
マツダ ファミリア 3ドアHB・GTとライバルの装備は?[driver 1989年4-20号より]
driver@web
全長4m級! 日産新型「小さな高級SUV」登場! 斬新グリル&豪華内装がスゴい! めちゃ上級な「ノートシリーズ」発売
全長4m級! 日産新型「小さな高級SUV」登場! 斬新グリル&豪華内装がスゴい! めちゃ上級な「ノートシリーズ」発売
くるまのニュース
アウディスポーツ最強の640馬力、『RS Q8』改良新型に「パフォーマンス」…欧州設定
アウディスポーツ最強の640馬力、『RS Q8』改良新型に「パフォーマンス」…欧州設定
レスポンス
PHEVとしての完成度も高いメルセデスAMGのスポーツセダン「C63S Eパフォーマンス」
PHEVとしての完成度も高いメルセデスAMGのスポーツセダン「C63S Eパフォーマンス」
@DIME

みんなのコメント

2件
  • 免許持たない鼻垂れ坊やが高出力車は老害と言ってるよ。こんなの見たらひきつけ起こして失神しちゃうよ。 
  • ”ギア比がみじかくなっている”ってどういうこと?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索
GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2695.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1640.03258.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村