時間がかかってもDIYをする喜びがある
初めまして。自動車ライターとYouTubeで乗り物ネタを投稿しているしている矢田部明子です。普段は、トヨタ・ランドクルーザー(76型)と原動付自転車のHONDA ZOOMER(ズーマー)に乗っています。
「手間」も「安全性」も「正確性」も驚くほど道具で差が出る! セルフタイヤ交換派ならこだわるべき6つの装備
突然ですが実は私、コロナ禍の今だからこそ自分でリアタイヤを交換してみました! 知り合いから譲り受けたZOOMERが私の手元に来たときはボロボロの状態。元々メカニズムに興味があった私は、少しずつリペア(修復)をしながら乗っていこうと思ったのです。ここ最近はどうすれば新車のように綺麗になるか頭の中がいっぱいです。
ランドクルーザーは燃費が悪く(リッター4キロ)、ここ最近はZOOMERが、もっぱらアシとして活躍中ですが、悲劇が起こりました。なんと・・・・・・リアタイヤがパンクをしてしまったのです。
いろいろと調べた結果、交換しようと思ったら地味にお金がかかるということがわかりました。ZOOMERは他の原付とは違い、タイヤが太いため1本9000円くらいかかってしまいます。
最初はお店でやろうと思ったので、どれくらいの値段で出来るのか大手チェーン店に電話すると…タイヤ本体の料金(9000円のタイヤを購入した場合)+工賃費+タイヤ処分料もコミコミで、1万4900円くらいかかりますとのこと。
タイヤをお店で購入せず、持ち込んだ場合は工賃として6600円かかってしまうとの事でした。カツカツの生活をしている私には高すぎるかもしれない……とそっと電話を切りました。
またバイクは自転車と同じ駆動輪がリアなので、フロントタイヤに比べて減りが早く、その都度バイクショップに頼んでいたら高くついてしまう……ということで、自分で交換をしてみることにしました。
前置きが長くなりました。自分で出来るの? と思っている方もいると思います。そんな方にど素人でもなんとか出来たリアタイヤの交換手順を紹介します。
スクーターによって組み付け方が違うので、工程は変わるかもしれませんが…基本的にスクーターのリアタイヤ交換方法は同じですので、参考にして頂ければと思います!
揃えた道具
コストを抑えたかったので、工具も値段の安いもの(一式揃えて約2万円)を使用しています。
【レンチ&ソケット】タイヤの取り付けなどに使用。ソケットのサイズの確認も忘れずに。
【デジタル式のトルク測定器】目標トルクに達した時に電子音で知らせてくれます。
【虫回し】タイヤの空気注入口であるタイヤバルブの中に入っているのが、通称「ムシ」と呼ばれるバルブコア。それを取り外す時に使用。
【タイヤレバー2本】ホイールからタイヤを着脱するときに使用します。
【結束バンド】タイヤを縛るのに使用します。これがタイヤとホイールを組む時に役立つのです。
【ビードクリーム】タイヤを装着するときに滑りを良くするために重宝します。
【空気圧系付きコンプレッサー】タイヤに空気を入れるときに使用。指定の空気圧にするために、空気圧計がついているものを購入するのがベストです。
手順1:マフラー&リアタイヤを取り外す
取り外すときは必ずサービスマニュアルを参考にして下さい。そして、マフラーはススで汚れているので要注意! うっかり服につくと汚れがなかなか落ちなく、洗濯をするときに大変です。リアタイヤを外す時は、タイヤが空転しないようブレーキを握り、固定してからレンチでナットを緩めます。
手順2:バルブコアを取り外す
ホイールからタイヤを外すために、バルブコアを外し空気を抜きます。私のZOOMERはパンクをしていて空気が抜けた状態だったので、今回は空気を抜く必要がありませんでした。とはいえ、どうしても試してみたかったので、虫回しで一応取り外してみました。
手順3:ホイールからタイヤを取り外す
タイヤレバーを、ホイールとタイヤの間にねじ込みながら外していきます。このとき、ホイールに傷が付いてしまうので養生テープなどで傷が付かないように注意して下さい。タイヤを足で踏んで固定しながら「グググ」と力をいれながら徐々に外していくイメージです。ある程度まで外れたら手で強引に引っ張って外せます。
手順4:結束バンドでタイヤを縛る
なぜここで結束バンドを使うのか? タイヤを縛ることによって幅が細くなり、ホイールにはめやすくなるからなんです。
その際、縛り口がタイヤの内側(人差し指でさしてある部分)にあると、ホイールを入れる時にひっかかってしまうので避けましょう。
手順5:ビードクリームをタイヤ&ホイールに塗る
タイヤとホイールを装着するときにゴムと鉄がひっかかってしまい、なかなか上手く入りません。そこでビートクリームを使用することで、滑りが良くなります。親指と人差し指で触れているところ(タイヤのビード部分)と、ホイールの両端のリム部分にビードクリームを塗ることでスムーズに入ります。
手順6:ホイールにタイヤをはめる
タイヤレバーを使いながらホイールにタイヤをはめていきます。ホイールからタイヤを取り外すときは力を徐々に加えながら外していきましたが、はめるときは逆です。タイヤレバーを押し込み、内側をグイっと持ち上げるとタイヤがホイールの中に収まってくれます。このときも、ホイールに傷が付いてしまうので注意して下さいね!
手順7:タイヤを縛ってある結束バンドを切り、空気を入れる
バルブコアを付け、コンプレッサーでサービスマニュアルに記載されている規定の空気圧を入れていきます。空気が入るにつれて、タイヤの幅が広くなりビードから「パンッ」という音が出ますが、ビビらずにタイヤに肉厚感が出るまで注入します。そのあと、タイヤとホイールをスムーズに入れるために塗ったビードクリームを雑巾で綺麗に拭き取ります。
手順8:マフラー&タイヤを装着する
タイヤを装着するときは、デジタル式のトルク測定器の付いたソケットレンチを使います。サービスマニュアルに記載されている規定トルクでナットを閉めていきましょう。リアタイヤを外す時と同様、ブレーキを握ってタイヤを固定してからレンチでナットを締めていきます。最後にマフラーを取り付け、作業完了です。
プロは30分ほどで作業を終えるそうですが、私は4時間くらいかかってしまいました! とはいえ、ド素人女子でも出来ました。
一番大変だったのは、ホイールにタイヤを履き替える作業です。はめるときの力加減やタイミングなどコツがいります。私は、この作業に大分時間を持っていかれました・・・・・・。とはいえ、無事完了したのですからヨシとしましょう。
工具などは元々持っていたので、今回かかった費用はリアタイヤ1本とタイヤレバーだけ! 約1万円で済みました。実際に作業を行う際は自己責任となりますが、自分の手を汚してイジる楽しみ方もいかがでしょうか。
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みんなのコメント
こいつの記事。。。
何て思ってしまいました。
軽くやすりで慣らして耐熱スプレーで。
今度やってみて下さい^^