■ダカールラリー2021プロローグと共に開幕
ダカールラリー2021がスタート順位の決まるプロローグと共に開幕し、いよいよラリーがスタートします。連覇を目指すMonster Energy Honda Teamのライダーたちは、タフなジッダ近郊に位置し、数々の山地やスピードエリアからなる10kmのスペシャルステージから開幕します。
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2020ダカールラリーでタイトルを獲得したアメリカ人ライダーのリッキー・ブラベック選手は、サウジアラビアの砂漠に躊躇することはありません。
101名のライダーが参加する今年のダカールラリー最初のステージを、ブラベック選手は見事トップからスタート。プロローグでのタイムは4倍(タイムx4)で計測され総合持ちタイムとして記録されます。Monster Energy Honda Teamの中で最初に好タイムをたたき出したチームメートのホアン・バレダ選手は、わずか6秒差で2番手となり、チームメートのブラベック選手の直後にスタートします。
アルゼンチン人ライダーのケビン・ベナバイズ選手は、手堅い戦略を選び7番手を獲得。ホセ・イグナシオ・コルネオ選手はナビゲーションでミスすることがないよう、慎重にプロローグを進めました。トップタイムからさほど差がないタイムで25番手スタートを獲得し、第1ステージで上位を目指します。
ジッダとビシャの間に位置する第1ステージは、総走行距離は622kmを予定されており、そのうち、277kmのスペシャルステージが待ち受けます。いくつかの谷間を走行するルートからなり、ロードブックを正確に解読するスキルも必要となります。
■リッキー・ブラベック選手(プロローグ:1位)
わずか10kmの短いプロローグでしたが、いい結果を出すことができました。失うものも得るものなく、マシンと自分の身体をならすためのいい準備走行ができました。チームメートのホアン(バレダ)と共にトップ2からスタートすることになり、明日からのダカールラリー2021本番でいいスタートを切ることができそうです。
トップからスタートするということは、僕とホアンで先陣を切って進んでいかなければいけないので、幕開けとなる第1ステージをうまく運んでいけるよう願っています。長い戦いのレースとなるので戦略が重要になりますが、今はいったんランチタイムにして、また集中していきたいと思います。
■ホセ・イグナシオ・コルネオ選手(プロローグ:25位)
今日はプロローグが行われ、結果的にはあまり満足していないものの、ミスすることなく終えることができ、マシンの調子にいい手応えを感じることができました。レースに向けて準備はできています。明日から始まるレースに全力で挑み、いいパフォーマンスを見せることができるようにがんばります
■ケビン・ベナバイズ選手(プロローグ:7位)
今日のプロローグステージは絵になるような美しいステージを楽しむことができました。川沿いに硬い砂と柔らかい砂地から成るエリアでした。ダカールラリーへのエンジンンのいいウォームアップにもなりましたし、いい一日にすることができました。明日から始まる第1ステージが楽しみです。
■ホアン・バレダ選手(プロローグ:2位)
初日となったプロローグではとてもいいスタートを切ることができました。短い距離ではありましたが、簡単なステージではありませんでした。開けた川のエリアからスタートし、半径80m以内でウエイポイントを確認しなくてはならなかったため少し厄介でした。そこから高速で難しい岩肌の山辺が続きました。途中ロードブックを解読するのに少し手間取ってしまいましたが、ほとんど時間をロスすることなく進むことができました。今日はとてもいいスタートを切れたと思います。
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