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ベントレー新型フライングスパー発表 4WS採用 日本価格/サイズ/内装

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ベントレー新型フライングスパー発表 4WS採用 日本価格/サイズ/内装

3代目フライングスパーとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)・編集部

【画像】新型フライングスパー発表会/ベンテイガ限定車 全129枚

photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

12月4日、ベントレーモーターズジャパンは都内のホテルで新型フライングスパーを日本初公開した。

フライングスパーは、世界最先端のラグジュアリー・グランドツアラーを謳うスポーツセダンだ。

第1世代はコンチネンタル・フライングスパーの名で2005年から2012年まで生産。第2世代は単にフライングスパーと車名を変え、2013年から2019年まで生産された。

そして今回、日本初公開された第3世代は、今年6月にイギリス本国で発表されたばかりのブランニューモデルだ。

新型フライングスパーはプラットフォームを一新し、新型コンチネンタルGTでも採用されたスーパーフォーミングで加工されたアルミニウムで形成されている。最新技術を活用してクラストップのボディ剛性を実現し、ハンドリングと強度を最適化している。

ベントレー初 電動格納式マスコット

エクステリアはベントレーらしい掘りの深いモダンなデザインとなり、優雅さと優しさを感じさせるプロポーションだ。

クリスタルカットグラスのような輝きを放つLEDマトリクスヘッドライト、ラップアラウンドデザインを採用した「B」のモチーフが光るテールライト、新設計の22インチ・ホイールなどが特徴的だ。

全長×全幅×全高:5316×1484×1978mm
ホイールベース:3194mm
車両重量:2437kg

一見、先代モデルよりかなり大きくなったように見えるが、全長は21mm、全幅は2mmしかサイズアップしておらず、全高は4mm低い。だが、フロントアクスルを130mm前方に配置してホイールベースを129mm延長し、車重は38kgも軽量化されている。

ボンネット前端を飾る「フライングB」のマスコットは新デザインとなり、しかもウェルカムライトとキーレスエントリーに連動して格納されるようになった。

内装/エンジンは?

ラグジュアリーなインテリアは、シングルウッドパネルとデュアルウッドパネルのオプションが豊富に用意され、デザインを一新したレザーシートやマリナードライビングスペシフィケーションに含まれるダイヤモンドキルトシートも選択できる。

HDデジタル・インストゥルメンタルパネル・ディスプレイをはじめ、センターコンソールは12.3インチのデジタル・タッチスクリーン/アナログメーター/ウッドパネルが回転して選べるようになっている。

ルーフのほぼ全体がガラスとなったパノラミックガラスサンルーフもオプション設定された。

搭載されるパワーユニットは、6LのW型12気筒DOHCツインターボ。最新のエンジン制御技術を採用し、最高出力635ps/最大トルク91.8kg-mと先代モデルよりもパフォーマンスを飛躍的に強化している。

0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は333km/hを誇る。ミッションはZF製の8速DCTを組み合わせた。

四輪操舵 初採用

駆動方式はアクティブAWDで、通常時はリア・アクスルにトルクを伝達する2WDだ。

路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、フロント・アクスルにもトルクを伝達。このトルク配分は選択したドライビング・ダイナミクスモードに応じて変化する。

またエレクトロニック・オールホイール・ステアリング(4WS)も初採用し、低速時には前輪と逆向きに最大4.1°、高速時には前輪と同じ向きに最大1.5°、後輪が操舵される。

このため、最小回転半径は先代モデルより50cm以上小さくなっている。

運転支援システム、後席用タッチスクリーン・リモート、3種類のオーディオシステムなど、安全&快適装備ともベントレーの名にふさわしく充実しており、ベントレー・マリナーによるパーソナライゼーションも可能だ。

日本でのメーカー希望小売価格は2667万4000円(10%消費税込)。デリバリーは2020年第2四半期の予定だ。

なお発表会場には、ワクイミュージアムに所蔵される1964年式のS3フライングスパーも展示され、新型の門出を祝った。

ベンテイガ限定車も展示

新型フライングスパーの日本発表にあわせて、SUVモデルであるベンテイガの日本限定特別仕様車「ベンテイガV8 – ア・リミテッドエディション by マリナー・エクスクルーシブリー for ジャパン」が公開された。

パーソナルコミッション部門であるマリナーが、日本に向けて10台だけ作り出す特別なモデルである。

22インチのマリナー・パラゴンホイールはグロスブラック仕上げで、モノトーンのコントラストを強調する仕様となっている。

外装色は人気のグレッシャーホワイト。内装はグレー系のポーポイズをアクセントとし、ホワイト系のリネン、ブラック系のベルーガを配した。価格は2640万円(10%消費税込)となっている。

ベンテイガ・スピード撮影

また発表会場には、日本限定20台となるベンテイガ・スピードもあわせて展示された。

ベンテイガ・スピードは、ダークティントヘッドライト、ボディ同色のサイドスカートに加えて、ひときわ印象的なテールゲート・スポイラーが並外れたパフォーマンスを予感させる1台。

W12エンジンの高出力バージョンを搭載し、最高出力635ps、最高速度306km/h、0-100km/h加速3.9秒を発揮する。

ダークティントで統一されたラジエターグリルとバンパーグリル、3種類の仕上げに対応する22インチ専用ホイール、ボディにあしらわれたSpeed専用バッジがスポーティなデザインを引き立てるモデルだ。

メーカー希望小売価格は3000万円(10%消費税込)となっている。

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