モハメド・ベン・スレイエムは、12年間FIA会長を務めたジャン・トッドの後任として新たに会長職に就任した。
F1に関しスレイエムは、新レギュレーション導入や物議を醸した2021年最終戦アブダビGPの調査などの動向を気にしている一方で、このスポーツをより良くするためにできる限りの時間を割く必要があると考えている。
■ジャン・トッドに代わるFIA新会長にモハメド・ベン・スレイエムが就任。元ラリードライバー、中東からは初の選出
「F1のためにできる限りの時間を割かなければならない」と彼は言う。
「私は、自身の仕事やFIAのことから引き離すようなものを全て置いてきた」
「これは使命なんだ。パートタイム(の仕事)ではないし、アラブ首長国連邦(UAE)や他の場所に拠点を置いてやることはできない」
「私はここフランスにいることになる。これからやろうとしていること、宣言したことを忠実に実行するつもりだ。時間はかかるかもしれないし、どれくらいかかるかも分からない。でも、できる限りのことはする」
スレイエムの会長就任は、リバティ・メディアからFIA側に多くの人員が移動し、FIAの技術スタッフが再編成される動きに先立ったものだ。
FIAのモータースポーツに対する統治能力を強化していくためにも、こうした人事異動は重要だとスレイエムは考えている。
「FIAは、より強力なチームにならなくてはならない」と彼は語る。
「それはF1が望んでいることだ。我々の現行技術部門はFIAに戻ってきているし、F1を率いていかなければならない」
「ステファノ(ドメニカリ/F1 CEO)は彼のチームと共に素晴らしい仕事をしている。F1は観客動員数が増えている。だからF1そのものとプロモーター、チームやドライバーとも協力していかなければならない」
また、スレイエムは彼がF1に望んでいる変化に対して結論を急ぎたくないと明言している。現在、決定に向けて重要な局面を迎えている2026年以降のF1パワーユニット規定に関しては特にそうである。
F1が定めている方向性に満足しているかとmotorsport.comが尋ねると、彼は次のように答えた。
「世界会議に出席した限りでは、我々に与えられた情報はあまり明確とは言えなかった」
「まずはそこから調べる必要があるし、年末休暇が長引かないようにしないといけないね。モータースポーツの最高峰に位置するモノの未来について語っているのだから、読み込んで準備を勧めていくつもりだ」
「私は耳を傾ける。そして(意見を)読み、メーカーからも聞く必要がある。私が読まずに現状を理解しなかったら、何も指示を出すことはできない」
「今何か言っても、私には何も見えてこない。だから(仕事に)戻ってから、また伝えるよ。数ヵ月待ってくれれば、しっかり疑問に答えられるだろう」
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