ブガッティGT開発舞台裏「SFではない」

ブガッティは、プレイステーションのドライビングシミュレーター『グランツーリスモ』向けに開発したバーチャルレースカー「ブガッティ・ヴィジョン・グランツーリスモ（ヴィジョンGT）」の開発舞台裏を紹介するメイキング映像を公開した。

ブガッティによると、「ヴィジョンGTはサイエンス・フィクション（SF）ではなく、すべてを機能的にデザインした」とのこと。映像には開発に携わった大勢のデザイナーやエンジニアが登場し、レースカーにかけた熱き思いを語している。

ブガッティデザインのディレクターは「ヴィジョンGTは、ブガッティの優れた技術力や空力の知見、そして実際のレース技術を投入して開発した。できる限り、現実的なものにすることを目標とした」と述べている。

またエクステリアを手掛けたデザイナーは「完成までに長い時間を費やし、超高級なスタイリングとサーキットのサラブレッドとなるレースカーを追求した」と述べ、性能と美しさの両立を追求したことを明かしている。

一方、グランツーリスモ開発者の山内一典氏は「ブガッティ ヴィジョンGTは、ただ単に高性能なだけでなく、実現可能なクルマとして作られている」とコメント。映像にはブガッティの社長も登場し、「ブガッティはヴェイロンの生産を終えた。ヴィジョンGTは新チャプターの最初のモデルである」と、ブガッティの新たな展開を期待されるコメントを発している。