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故障、使用年数、ライフステージの変化、クルマを売却するタイミングで最も多いのは?

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故障、使用年数、ライフステージの変化、クルマを売却するタイミングで最も多いのは?

車売却時の不安要素は「価格」

愛車に長く乗り続けたいと思っても、いつか必ず別れの時が来る。ライフステージの変化や使用年数・距離など、さまざまなきっかけで車の買い替えをする。

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では、車の買い替えはどのようなきっかけで行われるのだろうか。また車を売却する場合、ユーザーはどのような方法を選択するのだろう。そこでネクステージは20~59歳の男女449名を対象に車の売却に関する調査を実施したので、詳細をお伝えしよう。

ライフステージの変化や使用年数・距離が車の売却を検討する大きな動機

ユーザーはどのようなきっかけで車の売却を検討しているのだろうか。そこで最初に「車の売却を検討した動機は何ですか?直近のご経験で、あてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多かった回答は、「ライフステージの変化(転勤・引っ越し・家族構成の変化)」で27.5%。また、「使用年数・走行距離」から、そろそろ売却しようと考えた人も24.4%となっている。3位は「車検」(18.1%)であった。

例えば、出産などで家族が増えた場合、今まで乗っていた車よりもさらに大型のものが必要になる。

また、単身赴任で、ファミリーカーからより小回りの利く車に変えるケースもあるだろう。こうした自分や家族の環境の変化に合わせて、車を買い替えるケースが多いと考えられる。

半数の人が下取りに出す一方で、買取店へ高く売却する人も増えている

ユーザーは車を手放す際に、どの方法を選ぶのだろうか。そこで「車を手放した際、どの方法を選びましたか?直近のご経験で、あてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多かったのは、「下取り(49.3%)」で買い替えに出すケース。約半数近くのユーザーが、この方法を選択している。

次に多かったのは、「買取(26.3%)」であった。多少手間はかかるが、買取の方が下取りよりも高く売却できるため、価格を考えてこの方法を選択している人も多いよう。

ただし、車の下取りの方が手続きを簡単に済ませられるため、「価格」と「手続きの簡単さ」のどちらを重視するかによって選択が変わるだろう。

売却価格に納得できるか、否かがポイント

下取りや買取、廃車など、車を手放す方法はさまざま。前問で回答したユーザーは、なぜその方法を選んだのだろうか。そこで次に「全問でお答えの方法を選んだ理由はなんですか?最もあてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多い回答は、「車両の買取・下取り価格(46%)」。約半数のユーザーは、「この金額なら売っても良い」と納得できるかどうかで判断しているよう。

次に多かったのは、「手続きの手間・工数(23.5%)」であった。下取りは、一般的に買取と比べて手続きを簡単に済ませられる方法だ。買い替えの際に販売店に下取りに出す人が多いのは、この「手間がかからない」という点を重視しているからだろう。

車の売却先は知人や家族からのリアルな情報を参考に決める

どの売却先を選ぶかについて触れてきたが、ユーザーはどのような情報を通じてその売却先を知ったのだろうか。そこで次に「売却先を知ったきっかけはなんですか?上位2つまでお答えください」と質問した。

最も多かったのは、「友人・知人・家族に聞いた(30.8%)」であった。次いで、「ネットで検索(29.1%)」という結果になっている。「広告の影響が大きいのではないか」と考える方もいるかもしれないが、いずれも低い結果に。

売却先を決めたユーザーは、広告で受動的に情報を得るのではなく、友人・知人・家族やインターネット検索など能動的に情報を得ている人が多いようだ。人間関係のネットワークが重要になるだろう。

納得のいく価格で買い取ってもらえるかが一番の不安

車の買取をする際に、不安を感じる人も多いだろう。特に初めての買取となれば、右も左もわからない状態になる。そこで「買取を行うとき、不安だったことはなんですか?最もあてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多かった回答は、「価格(45.5%)」でした。買取は、比較的売却価格が高い方法なので、やはり適正価格で買い取ってもらえるかどうかが一番の不安要素になるようだ。

価格の次に高かったのが、「特にない(19.6%)」でした。何度も買取を利用している人や、そこまで価格を気にしない人は、買取に際して特別な不安を抱えることはないのかもしれない。

なお、3位は「売却後の手続き・書類(9.8%)」であった。1割未満ではあるものの、手間がかかることが買取店を利用するネックとなっていることがうかがえる。

スタッフの対応や手続きの簡単さに満足!

ここまで、ユーザーが買取に際してどんな不安を抱えているかを見てきた。一方で、ユーザーはどのようなことに満足するのだろうか。そこで次に「買取を行って、満足したことはなんですか?最もあてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多かった回答は、「買取スタッフの対応が良かった(26.8%)」であった。買取はどうしても価格が重視される傾向にあるが、手続きや対応を見ているユーザーも多いよう。

次に多かった回答は、「特にない(20.5%)」。以降、「査定価格が想像以上に高かった(18.8%)」、「手続きが簡単だった(17.9%)」と続く。スタッフの対応に好印象を抱く一方で、やはり査定価格や手続きの簡単さも外せないポイントだ。

約25%の人は7年以上乗ってから車を手放している

前の項目でも触れたように、使用年数や走行距離で車を手放す人も多くいた。具体的には、どれくらいの使用年数で買い替えを検討するのだろうか。

そこで「手放した車は、購入・所有してから何年使用しましたか?直近で手放した車にあてはまるものをお選びください」と質問した。

最も多かったのは、「9年以上(24.6%)」。車は高い買い物であり、日常的に使用するため、できるだけ長く乗りたいと考えている人が多いのだろう。

一方で、5年未満で手放す人も約4割という結果になっている。特に、1年以上~3年未満は、13.8%であった。

ちょうど車検と重なる期間でもあるため、そのタイミングで車を買い替える人が多いのだろう。中古車であれば新車よりも購入金額が安いため、数年スパンで乗り替えている人が少なくないのも頷ける。

10万km以上乗ってから手放している人が21.8%

使用年数だけでなく、走行距離も車の買い替えに関わる重要項目だ。そこで「手放した車の走行距離はどのくらいですか?直近で手放した車にあてはまるものをお選びください」と質問した。

全体的な傾向としては、10万kmを目安にしている人が多いようだ。一方で27.5%の人は、5万km未満で車を手放していた。

この質問では対象者の年収によって、回答内容に大きく差が出ている。年収別の傾向としては、800万円未満は「10万km以上乗ってから」、800万円以上は「5万km~10万km」で手放していた。

特に年収200万~400万では、「3万km~5万km」と「10万km以上」の割合が同数で最多であった。

調査概要
調査内容:「車」に関する調査
調査方法:インターネット
調査期間:2022年1月21日~2022年1月29日
有効サンプル数:20~59歳の男女449名

関連情報:https://www.nextage.jp/

構成/Ara

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みんなのコメント

3件
  • わからん…買い替え時の査定なんて考えて買った事ないからな。

    好きなクルマ飽きるまで乗って
    次に気になるクルマが出てきたら、下取り出して乗り換え。

    新車の値引きが厳しい時に、色つけてもらえる事や、人気があってそこそこの査定ついた事もあったけど、
    それはたまたまだな。

    逆に購入時は4桁万円オーバーなのに、3年後の査定が3割だった時はがっかり(外車)

    まあそんなもん。乗り潰したらゼロだからね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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