2023年のF1第3戦オーストラリアGPの初日フリー走行1回目では、GPSの不具合が発生し、開始から40分が経過したところで赤旗中断となった。この時の状況についてハースのケビン・マグヌッセンは、「目隠しして走っているようだった」と語った。
この問題は、使用タイヤのライブ配信システムの不具合をきっかけに顕在化。ドライバーたちは、コース上のトラフィックに関する状況を受け取ることができなくなったため、各所でニアミスが多数発生した。
■F1オーストラリアGP、GPSトラブルでセッション中断。ドライバーたちは安全配慮した判断を支持
アルファタウリの角田裕毅は、第2セクター走行中にフェラーリに突っ込むのをかろうじて避け、アストンマーチンのランス・ストロールも、低速で走る車列に高速走行中に遭遇することになった。さらにハースのニコ・ヒュルケンベルグも、最終セクターでクルージング中のランド・ノリス(マクラーレン)に追いついてしまい、ブレーキをロックさせて急減速……最終コーナーのひとつ手前で、ランオフエリアにはみ出してしまった。
ヒュルケンベルグのチームメイトであるマグヌッセンは、ドライバーが自分の感覚に頼って走らなければならないことを事前に把握できていれば、問題はなかっただろうと語る。しかしながら実際には、複数のドライバーが無線でトラフィックの状況が知らされるのを期待したまま走っていたため、安全上の問題があったという。
「GPSシステムが故障した時、誰もが目隠しして走っているように見えた」
そうマグヌッセンは語った。
「トラフィックがどこにあるか、それはエンジニアに頼っている。それを知っているから、そうなったんだと思う」
「GPSが機能していないことを、全員が知っていたわけではない。だから、何も無線で聞こえてこない場合には、後方からは誰もやってこないと予想しているんだろう」
「GPSシステムが機能していないと分かっていたなら、もっと注意深く、ずっとミラーを見ていただろうか? でも、誰もそうしていなかった」
ノリスに接近した時の状況について尋ねられたヒュルケンベルグは、motorsport.comに次のように語った。
「一部のドライバーは、エンジニアからの情報に依存していると思う。他のドライバーよりもね」
「今日のような状況が起きると、その違いが分かると思う。そう推測するよ」
ヒュルケンベルグは、ブラインドコーナーのあるアルバートパーク・サーキットでは、リスクを避けるために赤旗を掲出したのは正しい判断だったと語った。
「問題を解決するためにそれを行ない、そして修正したのは正しい判断だったと思う」
そうヒュルケンベルグは語った。
「ブラインドになっている場所や、他のクルマが近づいてくるのがなかなか見えない場所もある。そういう場所では、自分が見ているモノは手助けにならない。ジェッダやここといったように市街地コースに近いサーキットでは、大雑把になってしまうんだ」
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