F1ドライバーに上り詰め、ティレルP34を2台所有。ピエルルイジ・マルティニは”夢”を2度叶えた！

　F1はモータースポーツの中でも、時代を問わず一番顕著にマシンレギュレーションの抜け穴を突こうと思っているカテゴリーだ。そのF1の車両規定には、1983年に「車輪は4輪まで」と改定されるまで「車輪の数」に関して定めた条項は存在しなかった。そのため1974年に「前面投影面積を低減し、空気抵抗を減らして最高速アップ」を狙って開発が始められたのが、“6輪F1マシン”ティレルP34だ。この6輪車が走るのを見て、中学生時代に一目惚れした元F1ドライバーがいた。ミナルディなどで活躍したイタリア人ドライバー、ピエルルイジ・マルティニである。

Comments

鈴鹿に見に行きましたが前4輪が動くのは何度見ても異様(富士での76、77年も見ています)。しかしこのアイデアを実現させたDガードナーは天才だと思う。
タミヤ所有のP34も実動状態にして欲しいです。