ポルシェに続きBMWもLMDh規定への参入を表明
BMW M モータースポーツが、国際的なプロトタイプレースへの復帰を発表。北米を舞台に開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦すべく、BMWが独自のLMDh規定車両を開発していることが明らかになった。
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LMDh規定はIMSAが2020年に発表した新たなマシン規定であり、LMP2シャシーをベースにハイブリッドパワートレインを搭載。IMSAだけでなく、WEC(世界耐久選手権)も参戦することができるカテゴリーとなる。すでにBMWに先駆けて、ポルシェがLMDh規定車両の投入を発表している。
BMWは2023年シーズンから、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦。現在開発中のLMDh規定車両で、デイトナ24時間、セブリング12時間、ロード・アトランタといったいったクラシックレースで総合優勝を目指すことになる。BMW M モータースポーツにおいて、開発・テスト・レース担当責任者のマイク・クラックは、今回の参戦決定について次のように説明する。
「私たちのモータースポーツチーム全員が、最強のライバルたちを相手に『自分たちの力を試したい、そしてBMWでの勝利を祝いたい』という共通の想いを持っています。LMDhプロジェクトは私たちにとって、まさに待ち望んでいた新たな挑戦なのです。この先には、非常にエキサイティングなプロジェクトが待っています。デイトナとセブリングで総合優勝を狙うことは、大きなモチベーションになるでしょう。これからが大変ですが、このワクワクは計り知れません」
1999年のル・マン優勝以来のクラシックレース制覇を目指して
LMDh規定プロトタイプは、内燃機関エンジンと電気モーターによるハイブリッドパワートレインを搭載。内燃機関は参戦メーカーが独自に開発できるが、電気モーターとバッテリー、そしてトランスミッションは規定コンポーネントの使用が義務付けられている。
BMWのLMDhプロトタイプのシャシーは外部のパートナーが開発を担当し、BMW M モータースポーツは2023年シーズンから2台体制でのワークス参戦を計画している。2台のLMDhプロトタイプのワークスチームとドライバーラインナップは後日発表される予定だ。
BMW製プロトタイプが最後に勝利を収めたのは1999年、BMW V12 LMRでル・マン24時間レースを制覇。また、同年のセブリング12時間レースでも勝利を手にしている。BMW M GmbHのマルクス・フラッシュCEOは、BMWとしては久々のプロトタイプレースへのワークス参戦について、次のようにコメントした。
「BMWがモータースポーツの大舞台に復帰します。LMDh規定マシンを開発することで、BMW Mモータースポーツは2023年から世界で最も象徴的な耐久レースで総合優勝を目指せることになります。LMDh規定のコンセプトは最大限のコストコントロールを保証し、BMW M Gmbhにとって重要市場である北米のIMSAシリーズだけでなく、WECなど様々なシリーズへの応用も可能になっています」
「現在私たちは、この挑戦に全力で取り組んでいます。ここには楽観主義の精神と、BMWがプロトタイプレースで成功した歴史があります。1999年のル・マン24時間での勝利は忘れがたいものでした。この物語を、Mパワーを搭載した最新のプロトタイプで蘇らせることは、BMWファンをさらに興奮させることでしょう」
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