日産を代表する高級セダン「シーマ」
日産シーマが爆発的な人気を誇ったのは1988年の初代モデルでした。時代にはバブル経済の最中でしたから、旺盛な経済力を背景に、高級なモデルが驚くほど売れました。その代表格がシーマです。
【画像】カッコいい! 日産2代目「シーマ」の画像を見る(10枚)
もともとシーマはセドリックとグロリアのむさらに上級モデルとして誕生しました。バブル経済で豊かななった金余り日本人の財布をターゲットに開発されたのです。
その狙いは見事に的中し、初代シーマは1年間で3万6000台が売れたといいますから、いかな日本人が裕福だったかが想像できますね。累計で12万9000台の販売を記録したといいます。「シーマ現象」と呼ばれるまでにヒットしたのです。
今回紹介するのは、シーマ現象を構築した初代モデルの後継になります。型式は「FY32」です。
実は初代シーマの正式名称は「セドリックシーマ」と「グロリアシーマ」でした。一卵性双生児の関係にあったセドリックとグロリアの派生モデルという位置付けだったのですが、2代目のFY32型になって晴れて「シーマ」として独立したのです。
ですから、正確に表記するならば、初代シーマはこのFY32型のことを指すのかもしれませんね。
確かにシーマ現象を巻き起こしたシーマは成功の代表格かもしれませんが、個人的にはFY32型シーマこそ、本当のシーマではないかと思ってもいるのです。というのも、シーマがバブル経済の申し子だとするならば、搭載するエンジンがV型8気筒に昇華したFY32型こそ、その資格があるのではないかと考えるわけです。
高級なパワーユニットといえば、V型8気筒ですよね。まだV型12気筒は現実的な世界ではありませんでしたからそれを例外とするならば、V型8気筒搭載のFY32型シーマには惹かれるものがあるわけです。
排気量が4.1リッターなのもシーマらしいのです。というのも、税制上4.1リッターは中途半端な数値でした。排気量を4リッター以下に抑えれば税制上で有利なのですが、排気量を抑えてしまうと、ターボ過給のないエンジンでは絶対的トルクが得られない。そのため排気量拡大でトルク不足を補ったのです。高級車らしい圧倒的なトルクを得るためには、税制のことなど無視できるというわけです。
FY32型が誕生したのは1991年でしたから、デビューの瞬間にはバブル経済は弾けていました。ただ、開発時点では時代はバブル経済です。まさにバブル経済の申し子ですよね。
しかも、ここで紹介する「S-Four」は、アテーサE-TSを組み込んだ4WDモデルです。スカイラインに搭載した前後トルクスピリット型であり、走りの性能にも長けていたのです。
いまでこフルタイム4WDの高級セダンも少なくありませんが、当時としては画期的だったと言えるかもしれませんね。まさに贅沢の極みです。
◾️日産2代目FY32型「シーマ タイプIIリミテッドS-Four」<エンジン>形式:VH41DE種類:V型8気筒DOHC32バルブ使用燃料:無鉛プレミアムガソリン総排気量(cc):4130圧縮比:10.5燃料供給装置:ECCS最高出力(ps/r.p.m):270 (199kW)/6000最大トルク(kg-m//r.p.m):37.8 (370.7N・m)/4400燃料タンク容量(リットル):80<寸法・定員>全長(mm):4930全幅(mm):1780全高(mm):1450ホイールベース(mm):2815車両重量(kg):1830乗車定員(名):5
※ ※ ※
1991年に発売されたスズキ「Goose350」は、高剛性の鋼管ダイヤモンドフレームに総排排気量350cc油冷4サイクル単気筒SOHC 4バルブエンジンを搭載したシングルスーパースポーツです。
軽量スリム車体を持つGooseには、スポーツ走行に適した足まわりやブレーキを装備、エンジンもレッドゾーンを10000万回転に設定し、サーキットからワインディングまで安心して扱うことができるモデルでした。また、車名のGoose(グース)は、マン島TTレースのGooseneck コーナーから引用されていました。
「Goose350」の発売当時の価格は、56万9000円 でした。
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みんなのコメント
相変わらずメディア・ヴァーグ社はインターネットのゴミでしかないことがよくわかります。
4.1Lの排気量については「4Lのセルシオの上を行きたいが4.5LのインフィニティQ45よりは下でないとマズい」というお家事情に他なりませんし、途中で結局VG30DETを再登場させたのも当時の日産のグダグダ加減がよく現れていました。