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レンジローバー・ヴェラール 2.0ℓ4気筒インジニウム・ディーゼルに試乗

掲載 更新
レンジローバー・ヴェラール 2.0ℓ4気筒インジニウム・ディーゼルに試乗

■もくじ

どんなクルマ?
ー2.0ℓ4気筒ディーゼルのレンジローバー

トヨタCH-R、「AUTOCAR Awards」を受賞 なぜ? 魅力を探る

どんな感じ?
ーオフロードよりもオンロード
ーエンジン 外観 内装の強み

「買い」か?
ー狙い目は「HSE」と「インジニウム・ディーゼル」

■どんなクルマ?

2.0ℓ4気筒ディーゼルのレンジローバー

ジャガー・ランドローバーが新しいミドルサイズのレンジローバー・ヴェラ―ルを発表した時、4気筒ディーゼルエンジンのモデルもあるとされていたが、その際はテストする素材がなかった。

そしてしばらく経った今、ヴェラ―ルD240がわれわれの前にある。240psを発生する2000cc直列4気筒、ツインターボの「インジニウム」ディーゼルエンジンを搭載したモデルがどのような走りをするのか、(短い時間ではあるが)探ってみたい。

4気筒エンジンを選択すると、300psのV6ディーゼルより£4,000(56万円)安価になるが、パフォーマンスとスムーズさはどのように変化するのか。

また従来、£70,000(984万円)の価格帯のSUVには、2000ccのディーゼルエンジンを動力とするモデルはなかった。このD240はこの概念を破ることはできるのか。

このエンジンには前例がある。

新しいランドローバー・ディスカバリーもこのエンジンを搭載しており、それは極めて洗練された印象だった。

しかし、同じコンポーネンツを用いても、セッティングの仕方でクルマの性格はいかようにも変わるということは、われわれも経験がある。

テストドライブでこの問いに答えてみたい。

■どんな感じ?

オフロードよりもオンロード

われわれに預けられたこの4気筒仕様のヴェラ―ルのオプションリストを見た時、エアサスペンションが装着されていることに気づいた。

このオプションは£60,000(843万円)~£70,000(984万円)の車両価格の中に、£1,140(16万円)の追金で装着できる。月賦払いの人には、あまり気にならない範囲かもしれない。

このHSEグレードの価格、£64,160(902万円)と比べると、2%以下のオプション費用で、車高調整と優れたロールコントロール、より高い最低地上高とより深い水深渡河性能を得ることができる。また上質な乗り心地も手に入る。

HSEは目下、一番の人気トリムレベルになっている。オフロード走行には不可欠とみなされてきたロアレシオのギアは備わっていないものの、全てのランドローバーのモデルが、クラス随一のオフロード性能も持ち合わせている。

ただ、もし本格的にオフロード走行も考えているなら、£10,000(141万円)安くなるSトリムが装着する、不整地にも優しい5スポークの19インチホイールを選択しておいたほうが良いだろう。

エンジンマナーはどうだろう?

エンジン 外観 内装の強み

エンジンスタート時ですら、エンジン音だけでこの240psを発揮するディーゼルが4気筒であると気づくのは難しい。

D240の中速域でのパフォーマンスは、ツインターボのトルクにより十分に力強く静かで、パワートレインの詳細は気にならないほどだ。

また適したオートマティックのギア比のおかげで、高速道路での長距離クルージングも十分楽にこなすことができる。発表されている複合燃費は17.5km/ℓという驚くべき値なのだ。

50~110km/hの速度域でのアクセルレスポンスは若干大人しいのだが、ATをS(Sport)モードにすることで補うことができる。

ヴェラールの強みといえば、美しいスタイリング、上質なデザインのインテリア、新しいスタンダードとなるような運転席まわりのクオリティ、落ち着いて静かな乗り心地(エアサスにおいて)など。

ジャガー・ランドローバー社が実行していくことの道標として、これ以上のことをするのは難しいかもしれない。それほどによい。

■「買い」か?

狙い目は「HSE」と「インジニウム・ディーゼル」

安価なオプションが多く設定されているが、カッコよく決めるにはそれなりの金額はかかるだろう。

ただ、ヴェラールは誰の目でも明らかな、ランドローバーのデザインの進化系だと思う。

もし購入する場合、トリムラインとオプションリストには十二分に注意した方が良い。

ヴェラールは£44,000(618万円)から£85,000(1194万円)のプライスレンジだが、£60,000(843万円)あたりのモデルが売れ筋となる。

4気筒ディーゼルのD240なら、間違いのない選択になるはずだ。

レンジローバー・ヴェラール2.0d

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