■平均車齢が伸びているいま、車載カーナビの地図情報が古くなる
消費者の嗜好の変化や経済動向の影響による新車販売の不調と、クルマそのものの品質が高まったことによる長寿命化で、クルマの平均車齢(クルマが初度登録してからの経過年の平均)は高齢化が顕著です。
2000年には5.84年だった登録車(普通・小型乗用車)の平均車齢は、2010年には7.56年、2020年には8.72年です(出典:一般社団法人自動車検査登録情報協会)。そして軽乗用車でも、この傾向は変わりません。
こうしたクルマの長寿命化は、ある問題をクローズアップすることとなります。
それは車載ナビの陳腐化です。古くなった地図を更新するのは手間もお金もかかりますし、純正ナビでも5年から7年程度で地図更新サービスが終了し、地図を新しくする手段がなくなることもあるからです。
しかしこのような古いクルマでも、スマートフォン(スマホ)のナビアプリを使うことで、最新の地図情報に基づいた目的地検索、ルート案内が受けられます。
スマホのナビは、インターネット上のサーバーから地図や施設情報、ルート情報を取得し、ディスプレイの表示や音声で案内します。そのため、利用者は地図の更新を意識する必要はありません。
また情報通信技術の高度化により音声認識の精度は飛躍的に向上し、「近所のガソリンスタンド」や「東京ドーム近くのコンビニ」といった曖昧な発話でもしっかり認識し、候補を画面に表示します。そしてナビアプリの多くは基本的機能が無料で利用できるところも、大きなメリットです。
では、ナビアプリは実際、どんな使い勝手なのでしょうか。
現在、大きなシェアを集めているのは「Googleマップ(Google)」「マップ(Apple)」「Yahoo!カーナビ(Yahoo!)」で、このうちGoogleマップ、Yahoo!カーナビはiOS(iPhone/iPad)、Androidの双方で使えますが、マップはiOSのみで利用が可能です。
■Googleマップ、マップ、Yahoo!カーナビにはそれぞれ特徴がある
では、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。アプリの表示や動作はインストールするスマホの種類、アプリやOSのバージョンにより、異なる場合があります。
目的地検索は、各アプリとも、文字入力のほか、音声入力にも対応します。信号待ちなどわずかな時間でも目的地を入力できるので、これはとても便利です。またGoogleマップはホーム画面の「検索ウィジェット」から、マップは「Siri」からの音声入力でも、目的地検索が可能です。
目的地までのルートは、どのアプリも複数を候補として表示し、利用者はその候補から好みのルートを選択できます。基本的には各アプリともサーバーが収集した旅行時間情報をもとに「よりスムーズなルート」を案内しますが、Googleマップは「とにかく早く」という傾向があり、ときにはクルマのすれ違いが困難なルートも提案します。
またルート案内中も、かなり積極的に「より早い道」を探し続けます。逆にYahoo!カーナビは大通り優先で、住宅地などでは大回りすることもあるので、注意が必要です。マップはそうしたクセが少なく、いい意味で「素直」な印象です。
案内では、音声ガイドがいちばん丁寧に感じられるのはマップで、右左折する交差点名のほか、通りの名前も詳しく案内し、画面をほとんど見なくてもルート通りにドライブできます。
Googleマップの音声案内は控えめで、また一般道でも側道から本線に合流するところで「入口です」と案内することもあり、画面のチラ見が必要です。
Yahoo!カーナビの音声ガイドは必要にして十分というイメージ。その一方で画面表示の情報量は車載ナビに匹敵する内容です。ただディスプレイサイズの小さなスマホでは、地図部分が相対的に小さくなり、やや見づらさを感じるかもしれません。
※ ※ ※
最後に、それぞれのナビアプリはどんな人に合うのか、簡単にまとめましょう。
Googleマップは「運転に自信があって、とにかく目的地に早く着きたい」という人には力強い味方になりそうです。マップは「画面を見ず運転に集中したい」という人なら、満足できるはずです。Yahoo!カーナビは「広い道でドキドキすることなくドライブしたい」という人、さらに先日新たにiOS限定の有料機能として追加された取り締まり情報告知機能「スピード注意情報プラス」で“安心を買いたい”という人にはベストの選択になるでしょう。
まずは自分にどの無料ナビアプリが合うのか、試してみてはいかがでしょうか。
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