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2022年F1第7戦、ペレスがモナコ初制覇。ルクレール、サインツのフェラーリ勢を抑えた戦略【モナコGP決勝】

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2022年F1第7戦、ペレスがモナコ初制覇。ルクレール、サインツのフェラーリ勢を抑えた戦略【モナコGP決勝】

2022年5月29日、F1第7戦モナコGPが雨のモンテカルロ市街地サーキットで開催され、レッドブルのセルジオ・ペレスが優勝、フェラーリのカルロス・サインツが2位、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが3位となった。アルファタウリ・レッドブルの角田裕毅は17位だった。

先手のタイヤ交換でペレスが大逆転勝利
決勝レース直前の大雨でスタートが1時間以上も遅延、雨は上がったものの、そのままウエットレースでのスタートとなった2022年のモナコGP。

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序盤は予選順位どおり、ポールポジションのシャルル・ルクレールを筆頭にフェラーリ2台とレッドブル2台が1~4位を占める展開。しかし徐々に路面が乾き始めてタイヤ交換の機会をむかえると、そのタイミングが勝負を分けた。

4人のドライバーの中でも、真っ先にインターミディエイトタイヤへの交換を行なったのは3番手のペレスだった。フェラーリ勢がフルウエットタイヤで走り続ける間に好タイムを刻み、首位ルクレールがタイヤ交換を行なっている間にアンダーカットに成功。フルウエットで走り続けるサインツに次いで2番手に浮上する。

上記ふたりと異なる戦略をとったのがサインツで、路面がドライ向きになった頃合いを見計らって21周目にハードタイヤへと交換する。しかし、そこまでのタイムロスがあまりに大きく、翌周にやはりハードに交換したペレスに首位を明け渡してしまった。

サインツと同じタイミングでピットイン、ハードタイヤへ交換しようとしたルクレールは、作業を待つハメになってタイムロス。こちらはフェルスタッペンの先行を許してしまう。

25周目にミック・シューマッハ(ハース)の大クラッシュによって赤旗が出てレースが中断。ペレス→サインツ→フェルスタッペン→ルクレールのオーダーで再開したレースは、レッドブル勢がミディアム、フェラーリ勢がハードとタイヤ選択を分けたものの、抜けないモナコでこれ以上の波乱は起こらず。レースは64周で終了となった。

3台を従えてトップチェッカーを受けペレスは「モナコで勝てるなんて夢のようだ。最後はタイヤが厳しかったけど、なんとか抑え込めた」と語り、表彰台で涙を見せた。

これでレッドブルは4連勝となり、コンストラクターズ選手権でのリードを36点に拡大。ドライバーズ選手権では首位フェルスタッペンが2位ルクレールとの差を9点に広げ、また3位ペレスがルクレールに6点差に迫る展開となった。

メルセデス勢はジョージ・ラッセルが5位、ルイス・ハミルトンは8位に終わった。

次戦第8戦アゼルバイジャンGPは、6月10日、首都バクーの市街地サーキットで開幕。6月12日に決勝が行われる。

2022年F1第7戦モナコGP決勝 結果
1位 11 S.ペレス(レッドブル)64周
2位 55 C.サインツ(フェラーリ)+1.154s
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)+1.491s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+2.922s
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+11.968s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+12.231s
7位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+46.358s
8位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+50.388s
9位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ)+52.525s
10位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+53.536s
・・・・・・・・・・・・・
11位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+54.289s
17位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)+1周

2022年F1ドライバーズランキング(第7戦終了時)
1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)125
2位 C.ルクレール(フェラーリ)116
3位 S.ペレス(レッドブル)110
4位 G.ラッセル(メルセデス)84
5位 C.サインツ(フェラーリ)83
6位 L.ハミルトン(メルセデス)50

2022年コンストラクターズランキング(第7戦終了時)
1位 レッドブル 235
2位 フェラーリ 199
3位 メルセデス 134
4位 マクラーレン・メルセデス 59
5位 アルファロメオ・フェラーリ 41
6位 アルピーヌ・ルノー 40
7位 アルファタウリ・レッドブル 17

[ アルバム : 2022年F1第7戦モナコGP決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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