クランクケースもペイントでリフレッシュ
所有するカワサキ「Z2」(750RS Z2-A後期1975)は、「延命治療」と題したコンセプトで、作業進行しています。その一環で、クラッチディスク&プレート関連部品は、すでにオーバーホール済です。完全分解するとは言っても、すでに作業済みのクラッチ関連部品には一切手を触れず=分解することなく、ミッションパーツと一体で抜き取り、分解作業を進めました。
【画像】カワサキ「Z2」エンジン分解の手順を画像で見る(31枚)
クランクケースの分割時には「ジャッキボルト」を利用できるサービスホールがあるため、プラスチックハンマーなどで、ケース側面をコツコツ、時にはガンガン叩く必要がありません。スムーズな分解作業を進めることができるのと同時に、こんな部分にも改めて、初代空冷Zエンジンのメンテナンス性の良さを伺い知ることができます。本当に素晴らしいエンジンですよね。
一方で、クランクケースを分割することができず、ハンマーで叩いたことで無用なダメージを与えてしまうこともあります。中には、ハンマーで叩いていたら、油ドロ汚れの下から、抜き取り忘れたボルトの頭が……といったお話しも聞いたことがあります。過去には、そんな経験があるサンメカもいることでしょう……。
ぼくの場合は、上下クランクケースがどうにも分割できないので、出っ張り部分をプラスチックハンマーで軽く小突いたら、何と、その出っ張り部分が欠損したことが過去にありました。ガーン!! な気持ちでしたが、金属充填剤を使った接着補修で、事無きを得ることができました。今ひとつ納得できませんが、仕方ありません……。
そんな折、クランクケースを無事に上下分割して、クランクシャフトを取り外したときに見つけてしまいました…… クランクベアリングを固定(回り止め)する、一箇所のピン座にクラックが入っていたのです。
過去には750SS/H2のミッション軸受けでも、同じ経験したことがありました。これは組み立て工場の担当者によるミスでしょう。ピンとベアリングの位置決めが合致していることを確認しないままで、上下クランクケースを締め付けてしまった結果、ベアリング座にクラックが入ってしまったのだと思います。H2のときには、ミッションベアリング回り止めピンでした。
仕方ありませんので、脱脂洗浄後に、クランクケース側に入っててる亀裂に金属充填接着剤を押し込み、さらに受け座を増すことで対処しました。
クランクケースの場合は、部分的にでも溶接補修すると、溶接熱によってケースの合わせ面が歪んでしまうことが多くあります。だから敢えて、溶接補修することなく金属充填接着剤で修理することにしました。ビシッと仕上げたいのに残念です。後々、何事も起こりませんでしたが、気持ち良いものではありません。
数時間前にはコンプリートだったエンジンが、分解バラバラになりました。あとは脱脂洗浄後にサンドブラストでエンジンペイントを剥がしてアルミ地肌を出し、さらに超音波洗浄でブラストメディアを徹底除去してから、リペイント段取りへ入りたいと思います。
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