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最強300馬力のトヨタ新型「GRカローラ」がガチすぎる! 1.6Lターボ搭載の5ドアホットハッチが米で登場!

掲載 更新 53
最強300馬力のトヨタ新型「GRカローラ」がガチすぎる! 1.6Lターボ搭載の5ドアホットハッチが米で登場!

■300馬力のヤバすぎるカローラ爆誕!

 トヨタの米国部門は、新型「GRカローラ(2023年モデル)」を2021年3月31日(現地時刻)に世界初公開しました。

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 新型GRカローラは、モリゾウことトヨタ社長の豊田章男氏の強い思いの元、TOYOTA GAZOO Racingが指揮を執って開発された新型ホットハッチで、トヨタのスポーツカーラインナップに新たに加わります。

 エンジンは、GRヤリスにも搭載されている軽量かつコンパクトでパワフルな1.6リッター直噴3気筒ターボエンジン(最高出力300hp/最大トルク273lb.ft)を搭載。

 バルブ付3本出しマフラーをブラッシュドステンレス製チップでキャップすることで、エンジンの排気効率を向上させ、新型GRカローラ用にパワーアップさせました。

 このエンジンには、トヨタが20年以上ぶりに開発したスポーツタイプの全輪駆動システム「GR-FOUR」と組み合わされます。

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamと共同開発し、WRCドライバーによって磨かれたGR-FOURシステムは、シンプルかつ軽量でありながら、各ホイールの駆動力を最適化する設計により卓越したトラクションと制御を実現。

 ダート、レイン、スノーなど、さまざまなコンディションに対応するセッティングが可能です。

 また、ダイヤル操作で前後輪へのパワー配分を60:40、50:50、30:70と変更することができます。

 トランスミッションは、高トルクに対応するレブマッチ機構を備えた6速iMTを搭載しました。

 プラットフォームは「GA-C」をベースに、ドライバーの意のままに操れるハンドリング性能を実現。剛性アップのためにフレームの溶接箇所を大幅に増やし、構造用接着剤を多用して部品間の接合剛性を高めました。

 さらに新型GRカローラは、強度や安全性を犠牲にすることなく、性能を最大限に引き出すための軽量化を実現しました。

 とくに車体構造では、軽量な金属や素材を主要部分に多用するなど、徹底した軽量化を実施。ルーフにカーボンシート成形品(織物ではなく鍛造品)を採用しました。

 加えて、ボンネットやフロントドアパネルにアルミニウムを使用し、重要な部分には軽くて強い高張力鋼板を使用することで、衝撃力を安全に吸収・分散できる構造としました。

 新型GRカローラのノーズは、空力性能を最大限に引き出すため、ルーフラインが先細りになっています。風の流れはリアスポイラーに導かれ、ダウンフォースを発生させます。

 ラリーカーのように、フロントとリアのカナードとGR-FOURの刻印が入ったロアロッカーの形状は、気流を効率よく車体側面に流すために装備。ボンネット、フェンダー、リアバンパーのダクトとフラットなアンダーフロアは、空気抵抗の低減やダウンフォースの増加、安定性の向上に貢献します。

 タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4(235/40R18)を装着し、18インチのグロスブラック15スポークキャストアルミホイールを装備しました。

 また、安定した制動力とコントロール性を実現する対向キャリパーブレーキを搭載し、サーキット走行を安心して楽しむことが可能です。

※ ※ ※

 米国仕様の新型GRカローラは、「コア」と限定車の「サーキットエディション」のふたつのグレードを設定します。

 外観はワイドスタンス&ワイドハッチのスタイルとし、GRモデルに共通するブラックのマトリックスグリルによって攻撃的で力強いデザインを表現。

 LEDヘッドランプ(オートオン/オフ)とLEDデイタイムランニングランプを両グレードに標準装備されたほか、GR-FOURのロゴが刻印されたサイドロッカーが備わります。

 サーキットエディションのフロントグリルはグロスブラックで統一。LEDフォグランプを内蔵しています。また、機能的なエアダクトを両サイドに配しました。

 さらに、鍛造カーボンファイバー製ルーフやワイドフェンダー、グロスブラックのエアダクトが機能的なフードバルジ、スポーティなリアスポイラー、マットブラックのルーフマウント型シャークフィンアンテナを装着します。

 リアは、両グレードともエアベントを備えたリアロアバンパーカバーを採用。サーキットエディションではこのエアベントをグロスブラックにすることで、さらに質感を高めました。

 また、サーキットエディションにはマットブラックのリアスポイラーを、コアグレードにはグロスブラックのリアリップスポイラーを高位置に装着しています。

 さらに、サーキットエディションは前後軸の左右の駆動トルク配分を制御してコーナリング性能とグリップ力を高めるトルセン「LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)をフロントとリアに装備。

 前後LSDは、4WDオープンデフを標準とするコアグレードの「パフォーマンスパッケージ」の一部として設定されています。

 ほかにも、サーキットエディションはレッド塗装のキャリパーとGRロゴを標準装備するなど、スペシャルなアイテムの数々が盛り込まれました。

■スポーティなコクピットでやる気マンマン!

 新型GRカローラの内装にはプロドライバーの声が取り入れられており、とくにコクピット周辺は4WDモード付GRメーターやターボ圧、ギアポジション表示、タコメーターを搭載した12.3インチカラーマルチインフォメーションディスプレイ(MID)付GRフルTFTメーターなどを新規開発しました。

 インテリアについて、コアグレードはブラックとシルバーのディテールで仕上げられ、GRロゴ入りファブリックスポーツシートを採用。

 サーキットエディションは、ブラックを基調にドアハンドルやセンターコンソール、ステアリングホイール、サイドエアベントのディテールをレッドで統一。赤のアクセントが入ったブランノーブスエードトリムのスポーツシートやモリゾーサイン入りシフトノブなどを追加しました。

 なお、シフトレバーはストロークを短くし、ギア間の素早いスローイングを実現。ステアリングから自然に腕が下がる位置に配置することで、軽い操作性と短いシフトストロークを実現し、走りの質感を高めています。

 ほかにも、プッシュボタン式GRエンジンスタート/ストップボタン、アルミ製スポーツペダル、USB充電ポート(2個)、12V補助電源コンセント、ライト付きフットウェル、フロントコンソールトレイ、リアコンソールボックスなどが両グレードに標準装備されました。

 サーキットエディションはQi対応ワイヤレススマートフォン充電(フル充電表示灯付)を標準装備しており、コアグレードにはテクノロジーパッケージの一部として選択可能です。

 さらに、新開発のトヨタオーディオマルチメディアシステムを全車に標準装備。8インチのタッチスクリーンを採用し、視覚、タッチ、音声の3つの新機能により、より優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。

 インテリジェントアシスタントでは、「Hey Toyota」などの簡単なフレーズでシステムが起動し、道案内やPOI(Point of Interest)検索、オーディオコントロール、車内温度変更などの音声コマンドが可能です。

 また、Apple CarPlayとAndroid Autoのワイヤレス通信にも標準対応しています。

 なお、サーキットエディションには、JBL製アンプ付き8スピーカー搭載のダイナミックナビゲーション付きプレミアムオーディオが搭載されました。

 安全面では、検知能力を向上させたシステムセンサーによる機能強化を含む「トヨタセーフティセンス3.0(TSS 3.0)」を全車標準装備しています。これにより、歩行者検知機能付プリクラッシュシステムは、条件によっては二輪車やガードレールの検知も可能です。

 右左折時や交差点に差し掛かったとき、前方または側方から接近する対向車を検知し、音声と映像で警告するとともに、一定の条件下で自動ブレーキを作動。

 車線認識の向上により、ステアリングアシスト付レーンディパーチャーアラートとレーントレースアシストの性能を向上させました。

 さらに、ダイナミックレーダークルーズコントロールやステアリングアシスト付レーンディパーチャーアラート、レーントレーシングアシストといった機能も含まれるほか、オートマチックハイビームやロードサインアシスト、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、リアシートリマインダーが標準装備されます。

※ ※ ※

 米国での新型GRカローラの発売は、コアグレードが2022年後半、サーキットエディションが2023年の予定です。価格は2022年後半に発表されることになっています。

 ボディカラーとして、コアグレードは「ホワイト」「ブラック」「スーパーソニックレッド」、サーキットエディションは「ホワイト」「スーパーソニックレッド」「ヘビーメタル」が設定されます。

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みんなのコメント

53件
  • ヤリスも簡単に同スペックが出せるって事か、速さならやっぱヤリスだろうな
  • ヤリス買っちゃった人、後悔しないのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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