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アウディ EV第3弾「Q4e-tron」「Q4スポーツバックe-tron」をワールドプレミア

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アウディ EV第3弾「Q4e-tron」「Q4スポーツバックe-tron」をワールドプレミア

アウディは2021年4月15日、インゴルシュタット本社で電気自動車「e-tron」のシリーズ第3弾となる新型「Q4e-tron」、「Q4スポーツバックe-tron」を世界初公開しました。

このQ4e-tronは、アウディのコンパクト・セグメントに導入する初の電気自動車で、先駆的なデザイン、最先端のディスプレイテクノロジー、広々とした室内空間を持つグローバル戦略モデルです。このニューモデルにより、アウディの電動化攻勢は、さらに加速することになります。

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モデル概要

Q4e-tronは、アウディ・ブランドにとって電動化攻勢を加速させる重要なステップとなるクルマで、急成長を遂げているCセグメントのSUVとして送り出されます。

Q4e-tronは日常ユースに適した様々な用途に対応するオールラウンダーであり、ゼロエミッションによる走行を実現。両モデルともに、広々とした室内に加え、操作系、ディスプレイ、運転支援システムには先進的なソリューションを採用。さらに拡張現実ヘッドアップディスプレイは、まったく新しい方法で仮想世界と現実世界を繋ぐなど、最新のテクノロジーを投入しています。

Q4e-tronのラインナップは、2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンが用意されます。Q4 35e-tronは、正味エネルギー容量52kWh(総容量55kWh)のコンパクトなバッテリーを搭載するモデルと、Q4 40e-tronは正味エネルギー容量77kWh(総容量82kWh)の大容量バッテリーを搭載しています。

最上位のモデルは前後2基のモーターによるクワトロ4輪駆動システムを搭載して、220kW(299ps)の最高出力を発生。全モデルともに十分な航続距離を持ち、理想的な条件下において約10分の充電で約130km(WLTP)を走行することが可能です。

後輪駆動のQ4 40e-tronは、WLTPサイクルで最大520kmの航続距離を達成。このニューモデルは、2021年6月にヨーロッパで発売されます。ドイツにおけるベース価格は4万1900ユーロで、購入者は9000ユーロの補助金を受け取ることができます。



デザインとパッケージ

Q4e-tron、Q4スポーツバックe-tronは、アウディの電気自動車のデザイン言語を次のステップへと進化させています。このコンパクトSUVは、2019年初頭に発表されたショーモデル、Q4コンセプトおよびQ4スポーツバックe-tronコンセプトのデザインを市販モデルへと移植したデザインになっています。

先進的なデザインは、アウディならではのもので、優れた機能とエアロダイナミクスを融合させることで、Q4e-tronのCd値(空気抵抗係数)は0.28、スポーツバックは0.26を達成しています。

またランプは、世界初となるデジタル・ライトシグネチャー機能を装備。ドライバーは、MMIタッチオペレーションシステムを操作して、4種類のライトシグネチャーを任意に切り替えることができます。

Q4e-tron、Q4スポーツバックe-tronの全長は4590mm、全幅1865mm、全高1632mm、ホイールベース2764mmで、既存のクラスの常識を超えるパッケージを実現しています。

インテリアスペースは、フルサイズSUVクラスに匹敵。また、センタートンネルも存在せず広々とした室内空間は、フロントシートだけではなくリヤシート乗員もゆったりとした足元スペースを実現しています。さらに、約25Lの豊富な室内の収納スペースも用意されています。

ラゲッジ容量は、一般的なコンパクトクラスのクルマを凌ぎ、Dセグメントクラスと同等のスペースを提供。Q4e-tronのラゲッジ容量は520~1490Lで、スポーツバックは535~1460Lとなっています。

インテリア&装備

インストルメントパネルはドライバーに向かって少し角度が付けられ、独立したエリアに分割され、デザイン要素でもある2つのディスプレイを統合しています。

水平方向に伸びるセンターパネルには、ギヤを選択するためのシフターが設置されています。

スポーティなSラインインテリアには、リサイクルポリエステルを高い比率で含むシート生地が用意されています。各シートには、1.5Lペットボトル約26本分のリサイクル素材を使用。また、新設計のステアリングホイールは、ドライバーがデジタルインストルメントクラスターを操作するために使用するタッチパネルが組み込まれています。

インフォテインメントとナビゲーションは、主にダッシュボード中央に配置されたMMIタッチディスプレイを使用して操作できます。3番目の操作インターフェイスは、日常会話に対応したボイスコントロールです。

さらにオプションで、革新的な拡張現実ヘッドアップディスプレイを装備することができます。このディスプレイは、一部のアシストシステムとナビゲーションシンボルから構成される情報を、ドライバーが見やすいように実際の視界に重ね合わせて表示。これらの情報は、ドライバーから約10メートル以上離れた仮想のフローティング画像とし投影されます。

インテリアは完全にデジタル化され、インフォテインメント・パッケージは、MMI、MMIプラス、MMIプロの3つのレベルから構成され、拡張現実ヘッドアップディスプレイやアウディバーチャルコックピットプラスなど、構成レベルに応じてさまざまな機能を提供。

プレミアムサウンドについては、ライフスタイル、テクノロジー、デザインを新次元で組み合わせたSonos(ソノス)サウンドシステムという新たなオプションも設定されています。

駆動システムとバッテリー

このニューモデルは、都市部の通勤から長距離ドライブに至るまで、幅広いニーズに応えています。

つまり顧客のニーズに合わせ、2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンが用意されています。Q4 35e-tron(NEDC複合サイクルにおける電力消費量:16.7~15.8kWh/100km、CO2排出量:0g/km)は、正味電力容量52kWh(総容量55kWh)のコンパクトなバッテリーを搭載する一方で、Q4 40e-tron(NEDC複合サイクルにおける電力消費量:17.3~16.3kWh/100km、CO2排出量:0g/km)およびQ4 50e-tron クワトロ(NEDC複合サイクルにおける電力消費量:17.8~16.5kWh/100km、CO2排出量:0g/km)は、正味電力容量77kWh(総容量82kWh)の大容量バッテリーを搭載。なおこれらのリチウムイオン・バッテリーはLG化学製、またはCATL製です。

Q4 35e-tronは最高出力125kW(170ps)の永久磁石同期型の電気モーターを1基、Q4 40e-tronは最高出力150kW(204ps)の電気モーターを1基搭載し、ともに後輪駆動となっています。

最上位バージョンのQ4 50e-tron クワトロは、2基の電気モーターによる電動4輪駆動システムを搭載。フロントのモーターは誘導型非同期モーターを搭載し、最高出力は220kW(299ps)で、0-100km/h加速は6.2秒、最高速度は180km/h(リミッター作動)です。

このクワトロ・システムは効率を高めるために、フロント・アクスルのモーターは、高出力または強力なグリップが必要な場合にのみ作動します。エネルギー削減におけるもう一つの重要な要素は、ナビゲーションおよび地形のデータを考慮した、インテリジェントな回生機能です。そしてオプションでパドル式回生ブレーキ制御も可能です。

シャシー

プラットフォームはフォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを採用。ボディ骨格の大半は、ホットスタンプ製法による超高張力鋼板を採用し、さらにサイドシルはアルミ材と高張力鋼板のハイブリッド構造を採用し、軽量かつ高剛性を実現しています。

サスペンションは、フロントがストラット式サスペンション、リヤは定評ある5リンク・サスペンションを採用。EVならではの低重心と、理想的な前後重量配分により、卓越した運動性能を実現しています。

このQ4e-tronシリーズは、オプションで、車高を15mm下げるスポーツサスペンションが設定されています(S lineは標準装備)。さらに、ドライブモードを含むアウディ・ドライブセレクトシステム(Sportbackでは標準装備)、ステアリング操舵角が大きくなるにつれてよりダイレクトなレシオに変化するプログレッシブステアリング(クワトロ・モデルでは標準装備)も装備することが可能です。

アウディ・ドライブセレクトは、後輪駆動のスポーツバックにも搭載されています。また全ラインナップに電子制御式ダンバーがオプション設定されています。ホイールは19~21インチ・サイズが設定されています。

なお新型Q4e-tron、Q4スポーツバックe-tronはヨーロッパでは6月から順次発売され、アメリカは年末頃に発売、中国ではまもなく安亭工場での現地生産が開始されます。日本市場への導入時期はまだ未決定です。

型Q4e-tron、Q4スポーツバックe-tronは、サイズ的にも価格的にも、日産のアリア、トヨタの「bz4X」と競合するライバルとなりそうです。

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アウディ ジャパン 公式サイト

文:Auto Prove Auto Prove 編集部
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