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中国のNIO、自動運転機能を備えたEVフラッグシップセダン「 ET7」を発表

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中国のNIO、自動運転機能を備えたEVフラッグシップセダン「 ET7」を発表

NIO ET7

ニーオ ET7

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最新システム搭載による自律走行を実現

中国の新興電動自動車メーカー「上海蔚来汽車(NIO)」は、初の自律走行システムを搭載したスマートEVフラッグシップセダン「NIO ET7」を発表した。

ET7は、中国における補助金使用前価格が44.8万元(約720万円)、サブスクリプションサービス付き価格は37.8万元(約600万円)からとなっている。すでにNIOアプリでの予約販売がスタートしており、カスタマーへのデリバリーは2022年前半を予定している。

2014年11月に設立されたNIOは、高性能EVモデルの開発に特化したスタートアップ企業。ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェで電気自動車最速ラップを記録したスーパースポーツ「EP9」や、SUVモデルの「ES8」などを発表している。

様々なセンサー類を自然に溶け込ませたエクステリア

ET7は全長5098mm、全幅1987mm、全高1505mm、ホイールベース3060mmという、のびやかなセダンスタイルを採用。様々な高性能センサーをボディに自然に組み込むことで、これまでの常識を打ち破る美しいスタイリングを実現した。

フロントセクションはデュアルビームLEDヘッドライトとダブルダッシュ・デイタイムランニングライトを採り入れ、流線型のシルエットを描きながら、クリスタルのようなテールライトへと繋がっている。

ET7には、「NIO アクイラ・スーパーセンシング」と「NIO アダム・スーパーコンピューター」をベースにした、NIOの最新テクノロジーNAD(NIO オートノマス・ドライビング)を搭載。NADは高速道路、市街地走行、駐車場、バッテリー交換などの使用状況を段階的にカバーしながら、A地点からB地点まで、より安全でリラックスした自動運転を実現している。

NIO アクイラ・スーパーセンシングは、11台の8MP高解像度カメラ、1台の超長距離高解像度LiDAR、5個のミリ波レーダー、12台の超音波センサー、2台の高精度測位ユニット、V2X、ADMSを含む33台の高性能センシングユニットを搭載。このシステムは毎秒8GBのデータ処理が可能となったいる。

また、NIO アダム・スーパーコンピューターは、4基のNvidia製システムオンチップ「Orin」を搭載し、1016TOPS(1TOPS=1秒間に320兆回の処理が可能)もの演算能力を持つ。

第2のリビングのようなインテリア

インテリアは、NIOが掲げてきた「セカンドリビング」コンセプトをさらに進化させ、洗練された居心地の良い移動式のリビングスペースといった趣を持つ。ピラーレス・ソフトクロージングドアが標準装備されており、容易な乗車が可能となっている。

環境に配慮したナチュラルな体験を実現すべく、ドイツのKaruun社が製造した再生可能なトウ(籐)素材を初めて自動車の生産モデルに採用した。また、シートベンチレーション付き標準マッサージシートは、すべてのパッセンジャーに安心感と快適さをもたらす。

ET7に搭載されたNIOの第2世代スマートコクピットは、従来モデルから車載モバイル接続と通信機能を大幅に強化。新開発12.8インチLEDセンターディスプレイは、解像度とコントラストが大幅に向上した。世界初の車載AIシステムである「NOMI」もさらに処理能力が向上している。

150kWh搭載仕様は1000kmの航続距離を実現

パワートレインは、フロントに180kW永久磁石モーター、リヤに300kW誘導モーターを搭載。最高システム出力は480kW、最大トルクは850Nmを発揮する。第2世代高効率電気駆動プラットフォームの採用により、エネルギー効率が大幅に向上。0-100km/h加速3.9秒、100km/hからの停止距離は33.5mを実現している。

70kWhのバッテリーパックを搭載した場合の航続距離は500km以上、100kWhのバッテリーを搭載した場合は700km以上を確保。さらに新開発の150kWhバッテリーと組み合わせることで、1000km以上の航続距離を得ることもできる。

安全面に関しては、中国とユーロNCAPの5つ星安全基準を満たすように設計。超高強度スチール・アルミニウム・ハイブリッドボディを採用したボディ構造は、高いねじれ剛性を確保した。

足まわりにはスマート・エアサスペンションと減衰力マネージメントシステムを全車に標準装備。高精細マップと高解像度センサーによる4Dダイナミックコントロールは、路面状況を素早く検知することでサスペンションをアクティブに調整、より快適な乗り心地を実現している。

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