国内最多の通算514万台を販売
スズキは6月13日、軽自動車のアルトが初代の誕生から40年を迎えたのを記念して、40周年記念特別仕様車「Lリミテッド」を発売した。
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1979年5月に登場した初代アルトの広告コピー「アルト47万円」が与えたインパクトは、計り知れないほど大きかった。当時ライバルだった乗用車の軽自動車は60万円を超えるプライスタグが付いていたからだ。
さらにアルトは商用車としたことで、当時乗用車のみに課税されていた15%以上の物品税を免れたため、爆発的にヒットした。その後も長く愛され続け、現在は2014年にデビューした8代目。累計でスズキ車では国内最多の514万台を販売している。
今回リリースされた「Lリミテッド」は、最量販グレード「L」のスズキ セーフティサポート装着車をベースに、装備を充実させながらもコストパフォーマンスに優れる内容に仕立てられた。インテリアはブラック基調の落ち着いたデザインで、「40th Anniversary」の専用エンブレムをバックドアに採用して特別感を演出。ボディカラーは特別設定の鮮やかなブリスクブルーメタリックなど、全5色だ。
昨今ニュースで話題となることの多い予防安全デバイスとしては、車両や歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートや、後退時の衝突被害を軽減する後退時ブレーキサポートなどを標準装備。経済産業省や国土交通省が普及を推進する「サポカーSワイド、並びに国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当している。
税込の車両価格は95万5800円(2WD)と106万3800円(4WD)で、これはベース車(スズキ セーフティサポート装着車)より2160円(2WD)と4320円(4WD)高いだけ。特別装備などを考えると、きわめてリーズナブルな価格設定だ。またディスチャージヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付き)は5万4000円(税込、以下同)、CDプレーヤーは1万800円、ピュアホワイトパール塗装は2万1600円で、メーカーオプションとして用意されている。
アルト40周年記念特別仕様車「Lリミテッド」の特別装備
(ベース車:L スズキ セーフティサポート装着車)
快適装備
・ 電動格納式リモコンドアミラー
・ カラードドアミラー
・ ヒーテッドドアミラー(4WD車)
・ スモークガラス(リヤドア、バックドア)
・ UVカット機能付きガラス(全面)※4
※4:ベース車はフロントとフロントドアに装備
専用装備
・ インパネカラーパネル(ブラック)
・ ピアノブラック調ドアアームレスト(フロント)
・ エアコンサイドルーバーリング(サテンメッキ調]
・ エアコンセンタールーバー(サテンメッキ調)
・ メッキインサイドドアハンドル
・ 専用エンブレム「40th Anniversary」(バックドア)
アルトの歴史
1979年5月 初代アルト発売
1984年9月 2代目アルト発売。日本初の回転ドライバーズシート採用
1985年6月 国内販売累計100万台を達成
1987年2月 初代アルトワークス発売。軽自動車初のツインカムターボエンジン搭載
1988年9月 3代目アルト、2代目アルトワークス発売
1989年7月 国内販売累計200万台達成
1994年8月 国内販売累計300万台達成
1994年11月 4代目アルト、3代目アルトワークス発売
1998年10月 5代目アルト、4代目アルトワークス発売
2003年3月 国内販売累計400万台達成
2004年9月 6代目アルト発売
2009年5月 アルト誕生30年記念車発売
2009年12月 7代目アルト発売
2011年12月 アルト エコ発売
2014年12月 8代目アルト発売 JC08モード燃費37.0km/Lを達成
2015年3月 アルトターボRS発売
2015年12月 5代目アルトワークス発売
2016年12月 国内累計販売台数500万台達成
2019年6月 アルト誕生40周年特別仕様車発売
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