3月17日に筑波サーキットで行われた『ハイパーミーティング2019』スイフト5LAPレースの予選アタックでLAILE ZC33Sが1分3秒3という途方もないタイムをマークしたその速さの秘密に迫る!!
LAILE(レイル)は神奈川県に本社を置くパーツメーカー。ラリー競技屋さんをルーツとし、フロアに入れる補強パーツなど多数のラインアップを持つ。スイフトスポーツに関しては、エアクリーナーボックスや排気系、さらにKYBと共同開発する高性能サスキットなど、数多くのパーツをリリースしている。
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以前からZC33Sで1分4秒2というタイムをマークしていた。このときの仕様はノーマルタービン+ECU書き換えに、タイヤはフロント225/45R17、リア215/45R17サイズのADVAN A052を組み合わせていた。
あとはクスコRS1.5way LSD、AP製フロントブレーキキャリパーなどをセットする、いわゆるライトチューンな仕様だ。
それだけでも驚きレベルの速さだったが、今回3秒3と約1秒もアップした秘密についてレイルの渋谷さんに聞くと、
「まずタービンを交換しました。それにタイヤ。ADVANからA052よりもさらにハイグリップと言われているA08Bに該当サイズが登場しました。現在できることはすべてやってきたので、これでタイムが上がらなかったらもうどうしようかと思っていましたが、まさか3秒前半まで出るとは!!」と喜びのコメント。
アタックドライバーは全日本ジムカーナやタイムアタックで活躍してきた森吉雄一選手。森吉選手もアタックは決まったと思ったがまさか3秒台前半まで出るとは! とコメントしていた。
編集部視点から考察すると、
もともと930kg台と、純正比で50kgほど軽いボディを持つ。推定だがボルトひとつとってもその長過ぎる部分を切り落としたり、素材の置換などノウハウを活かしてとにかく軽量化に気を配っている。
それにパワーアップとグリップ向上という2つの要素が噛み合って、劇的なタイムアップにつながったと思われる。
もちろん自社パーツの貢献も大きく、レイルの補強バーはアルミ製で軽量なのが特徴でもある。
初夏の陽気だったハイパーミーティング2019でこのタイム。
今冬のカチンカチンに冷え込んだ日の朝イチだったら、2秒台はおろか、筑波1分1秒台まで見えてくるのでは!?
という夢を持ってしまうようなタイムだったのだ。
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