現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 待ってました! 日産が新型フェアレディZの日本仕様を発表

ここから本文です

待ってました! 日産が新型フェアレディZの日本仕様を発表

掲載 156
待ってました! 日産が新型フェアレディZの日本仕様を発表

新型フェアレディZの日本市場向けモデルが東京オートサロン2022で初公開。合わせて240台限定の特別仕様車「Proto Spec」を発表

 日産自動車は2022年1月14日、東京オートサロン2022において新型フェアレディZの日本市場向けモデルを初公開。合わせて、最初の販売モデルとなる特別仕様車の「Proto Spec(プロトスペック)」を発表した。

日産の未来戦略、NISSANアンビション2030始動! ワクワクする新型電動車を23モデル投入

 注目のProto Specから解説していこう。同車は2020年公開の「フェアレディZ プロトタイプ」から着想を得て製作した特別仕様車で、外装色は4代目のZ32のイメージカラーを彷彿させるイカズチイエローとスーパーブラックのルーフカラーで彩る。イカズチイエローは雷からインスピレーションを受けた鮮烈なイエローを表現するために、高彩度イエロー顔料とゴールドに輝く人工パールフレークを用いた4層構造で仕立てた。一方、足もとにはチタニウムゴールドの専用カラーを採用したレイズ製19インチアルミ鍛造ホイール(前9.5J×19、後10J×19。タイヤは前255/40R19 96W/後275/35R19 96W)を装着。前4ポッド/後2ポッドの4輪対向ピストンブレーキのアルミキャリパーは、特別なイエローで塗装した。

 先進技術にヴィンテージ感を巧みにプラスした2シーター構成のインテリアは、イエローセンターストライプ/イエローステッチ/イエローアクセントラインを配した本革・スエード調ファブリックコンビ表皮のシートを特別装備するとともに、インストルメントパネルやドアトリム、MTシフトブーツ、ニーパッドなどにも専用カラーステッチを施す。スポーツドライビングをアシストする12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイ、グリップ部の操作性のよさに加えてスイッチ類の見やすさにも配慮したディープコーン形状のステアリングホイール、握りやすさと操作感を追求した新シフトレバー、3つのエリアに分けて機能性を高めたセンターコンソール、インパネ上部に配備した3連メーター(ブースト計/ターボスピード計/電圧計)などのデザインは、基本的に標準仕様と共通だ。

 パワーユニット関しては、標準仕様と同じく、新開発のVR30DDTT 型3リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は405ps/6400rpm、最大トルクは48.4kg・m/1600~5600rpmを発生する。組み合わせるトランスミッションには、大トルクのVR30DDTTエンジンに対応するためにクラッチディスクとギアトレインを強化し、合わせて新設計のシンクロナイザーシステムの採用やシフトプロファイルの変更を実施した進化版の6速MTと、幅広いギアレンジによりダイレクトで素早いレスポンスを実現した新開発のパドルシフト付フルレンジ電子制御9速AT(9M-ATx)を設定した。

 Proto Specの車両価格は、6速MTと9速ATともに696万6300円に設定。販売台数は限定240台で、本年6月下旬ごろにリリースを開始する。なお、Proto Specの注文はオンラインで実施し、フェアレディZ メルマガへの会員登録が必要。注文の応募開始は2月7日の予定で、240台を超える応募があった場合は抽選の上、当選者を決定する計画だ。

 日本市場向け標準モデルの内容に話を移そう。車種展開はVR30DDTTエンジン+6速MTを搭載するフェアレディZ/フェアレディZ バージョンS/フェアレディZ バージョンST、VR30DDTTエンジン+9速ATを搭載するフェアレディZ/フェアレディZ バージョンT/フェアレディZ バージョンSTで構成。ボディサイズはいずれも全長4380×全幅1845×全高1315mm、ホイールベース2550mmに設定する。オートサロンの会場では、セイランブルーのボディカラーとスーパーブラックのルーフを纏い、内装にはレッドのアクセントを配した本革・スエード調ファブリックコンビ表皮シートを装着する9速ATモデルを展示していた。

 オートサロンの会場ではもう1台、オレンジのボディカラーを纏ったフェアレディZ「CUSTOMIZED PROTO(カスタマイズドプロト)」も披露される。CUSTOMIZED PROTOは初代フェアレディZに設定した、伝説の名機S20エンジンの搭載を意味する4バルブ/3キャブレター/2カムを表す車名を冠した「Z432」、しかもそのレーシングバージョンの「Z432R」をオマージュして製作。Z432Rのグランプリオレンジを彷彿させるボディカラーに、2分割式としたフロントグリル、センター部をブラックで塗装したボンネット、幅広タイヤを収めるオーバーフェンダー、ブラック塗装のスポークタイプアルミホイール、レーシーなサイドストライプ、ダックテール形状の大型リアスポイラー、縦2本出しで構成したマフラーエンドなど、特別なアレンジを施す。あくまでも参考出品だが、日産のスタッフは「ショーの評判によっては市販化も検討したい」とコメントしていた。

こんな記事も読まれています

全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
全幅1.97mはデカすぎた!? 中身はよかったけど新規市場開拓ならず? 生産終了した[グランエース]に販売現場が思うこと
ベストカーWeb
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
冷静貫徹のサービスパーク/贅沢すぎるデモラン/多くの著名人も来場【ラリージャパン写真日記最終回】
AUTOSPORT web
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
[発炎筒と発煙筒の違い]知ってた!? 車載するのはどっち!? 意外と知られていない発炎筒の基礎知識
ベストカーWeb
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
96年前のル・マンで優勝したベントレーが東京を走った!「コッパ・ディ東京」に降臨した「オールド・マザー・ガン」とは?
Auto Messe Web
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
乗りものニュース
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
AUTOSPORT web
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
くるまのニュース
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
AUTOSPORT web
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
Auto Messe Web
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
AUTOSPORT web
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
AUTOSPORT web
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
AUTOSPORT web
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
AUTOSPORT web
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
Auto Messe Web
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

156件
  • 正直言ってZはスペックも、ブランドも、デザインも、その歴史も大好きです。

    が、ビッグマイナーチェンジのZに流石にこの値段は、、、

    まぁグローバル的にみれば高く無いんでしょうね。それだけ日本人の賃金が低いって話しなんだろ。
  • ひぃー買えねぇー
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.83630.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村