F1ロシアGPのサポートレースとして行なわれた、FIA F2のソチラウンド。そのスプリントレースの7周目、4番手争いを繰り広げていたジャック・エイトケン(カンポス)とルカ・ギオット(ハイテック)がターン3で接触。ふたりはコーナーアウト側のテックプロバリアに激しくクラッシュした。
この事故の直接の原因は、エイトケンのマシンのタイヤがパンクしたことだったようだ。そして2台は超高速でバリアに突っ込み、浮き上がったバリアの下に潜り込むような形で停止した。
■あわや大惨事。時速250kmでバリアに突っ込んだエイトケン「とても怖かった……」
このクラッシュした2台のうち、ギオットのマシンからは炎が上がった。幸いにもギオットは自力で脱出できたものの、一歩間違えば重大な結果につながっていた可能性もあった。ギオットがマシンを降りた時、まだマーシャルや消火担当者は現場に到着していなかったのだ。
その後ギオットのマシンは、マーシャルらによって消火されたが、これには時間がかかり、マシンはおそらく再生が不可能なほどのダメージを受けた。
F1のレースディレクターであるマイケル・マシは、事故直後に現場を訪れ、バリアの損傷具合を確認した。そしてレース後、事故への対応が遅いように見えた状況を説明した。
「彼らは実際には、比較的早く現場に到着した。課題は、事故が起きた場所が、ふたつのマーシャルポスト間の距離がかなり離れている所だったということだ」
そうマシは語った。
「消火担当者は、事故が起きた現場の両隣のポストにいた。150メートル以上、消火器を抱えて走らせるのは難しい」
「レースが中断され、そして全ての競技者が当該の箇所を通り過ぎるとすぐ、コースの反対側から渡ってきたマーシャルを何人か見た」
「ああいった状況で火を見るのは、決して良いことではない。とにかく良かったのは、ふたりのドライバーが共に、無傷でマシンから脱出できたということだ。これが、全てのことの中で最も重要な部分だ」
エイトケンのマシンの右側のタイヤは、前後ともギオットとの接触によりホイールリムから外れていた。そして195km/hのスピードで、バリアに激突することになった。
これには、今季からF2に導入された18インチホイール用タイヤが、昨年までのモノよりも脆弱なのではないか? そんな懸念の声も上がっている。
マシは新たなタイヤの安全性について結論を出す前に、ピレリと話し合うと語った。
「正直に申し上げて、事故の詳細はまだ調べられていない。最も重要なことは、ドライバーの安全であり、それは素晴らしかったからだ」
そうマシは語った。
「そしてその後、損傷が生じた箇所の修復が行なわれた。しかしFIAの観点から言えば、そういう大きな事故は、常に調べることになっている。だからこれまでの大きな事故と同じように、この週末の後に、ピレリと共に調べることになるだろう」
このクラッシュの後、レースコントロールはレースを再開しないことを決定。5周目のコントロールライン通過順が、最終順位となることが決まった。マシは、バリアの修復には90分かかったため、レースを再開しない決断を下したのは、正しい判断だったと考えている。
「レースが再開できなかったのは、残念なことだったと思う。でも結局のところ、守らなければならないスケジュールがあるんだ」
「そして第二に、その事故の大きさ、そして必要な修理を考えると、修復には90分近くかかったと思う」
「FIA F2選手権のレースを完了できなかったのは、残念なことだったと思う。ただ、こういうことは時折起きてしまうものだ」
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