■いきすぎたカスタムはスタイルとなる
Overdose(オーバードース)という言葉がある。普段はあまり良い意味で使う言葉ではない。これは薬の過量服用による薬物中毒などを表す言葉だからだ。
だがこのオーバードースを、堂々とチューニングのキーワードに使ってみせたブランドがある。
ドイツのノビテック・グループの一部門である「スポーフェック」が、まさしくオーバードースな1台をリリースした。
このディビジョンが担当するのは、ロールス・ロイスのチューニングである。最新作はSUV「カリナン」、しかもそのハイパフォーマンス・バージョンである「ブラックバッジ」をベースに、ニューモデルを製作、いやオーバードースしてみせたという。
世界でもっとも高級なSUVともいえるカリナン、そのブラックバッジは比較的若い年齢層のカスタマーに支持されるモデルだが、すでに十分にスポーティなこのSUVをさらに魅力的な存在とするにはどうしたらよいのか。
スポーフェックのスタッフはオーバードースの方法を探った。
そしてまず開発をスタートさせたのは、搭載される6.75リッターV型12気筒エンジンの燃料噴射と点火プログラムを一新し、同時にブースト圧も向上させ、より大きなパワーを得ることだった。
結果的にはオリジナルのブラックバッジ比で100ps以上高性能な707psの最高出力と、1060Nmの最大トルクを得ることが可能になった。
これにより大柄なボディでありながら、0-100km/hは4.6秒にまで短縮。最高速度はリミッター制御による250km/hと変わらないが、2.7トン級SUVが、オーバー200km/hでハイウェイを走る姿は圧巻というほかはない。
■チューニング依存症を生み出す魅惑のスタイルとは
さらにスポーティなサウンドを望むカスタマーには、ステンレス製のスポーツエグゾーストシステムが用意されている。
こちらはまさにサウンドのオーバードースといったところか。排気フラップ制御をアクティブに制御できるバージョンも用意され、シーンに応じて音量を調節することができるよう配慮されている。
エクステリアでは、マッシブな24インチ径「SP2」ホイールと、その名もオーバードースフレアーと呼ばれるオーバーフェンダーが見る者の目を圧倒する。
タイヤサイズは前後とも295/30R24。それだけでも外観の迫力は相当なものだ。
さらにフロントスポイラーやリアエンドを独自のデザインとすることで、高速域でのエアロダイナミクスをさらに最適化しているのも特徴だ。
車高はオリジナルのエアサスペンション・コントロール・モジュールを採用したことで、オリジナルから40mm低下。SUVとしてのスタイルはさらに魅力的なものとなり、同時に重心の低下でコーナリング性能も大きく高まった。
あまりにも過激なオーバードースを提供するスポーフェックは、一度手を出したら本当の中毒になりそうだ。
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