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実際乗ってりゃモテた謎時代があったのだ! 歴代最強デートカーを考えたら候補に挙がった6台とは

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実際乗ってりゃモテた謎時代があったのだ! 歴代最強デートカーを考えたら候補に挙がった6台とは

 この記事をまとめると

■デートカーといえば「ソアラ」「プレリュード」が2トップだった

「高くて豪華」なのになぜダメ? 1300万円超の高級車でもデートに不向きなモデル5台とその理由

■人気車種に乗ってるだけでモテて彼女が彼氏を自慢するツールにもなっていた

■平成になるとボディスタイルよりユーティリティが重視された

 クルマを持つことがステータスだった

 デートカーという呼び名が流行ったこと、みなさま覚えてらっしゃるかと。1980年代後半から90年代に入るころ、国内では2ドアクーペでちょっとイカしたデザインだったりすると「デートカー」扱いされていたものです。

 ホットドッグプレスやポパイといった(モテたい若者が血眼で読む)雑誌が特集するなど、一世を風靡したといっても過言ではないでしょう。

 ほかにもスペシャリティカーやハイソ(サエティ)カーといった流行りはあったものの、女の子まで巻き込む牽引力はデートカーの比ではなかったようです。そんな歴代デートカーをご紹介しながら、最強モデルとやらを考えてみましょう。

 1)2代目トヨタ・ソアラ「美魔女とデートなら一択」

 どこのメディアでもデートカーといえば筆頭にあがるのが、この2代目ソアラか2代目プレリュードでしょう。いずれも2代目というのがキモで、初代はスペシャリティカー寄りという理由でしょう。

 とにかく、この2代目はデラックス(これもデートカー同様に死語かも)なインテリアや、「パーソナルクーペ」を名乗ったCMなど老若男女にウケました。

 ソアラに乗ってさえいれば「どうにかなる」ほどで、生意気な女子大生なんかは「彼氏のクルマ? ソアラに決まってんじゃん」などとほざく始末。

 今となっては旧車マニアからの熱い支持でもって高騰中。もしかすると団塊世代の美魔女あたりから「乗せてェ~」とモテてしまうかもしれません。

 2)2代目ホンダ・プレリュード「逆ナン上等ラブマシーン」

 当時としては目新しかったリトラクタブルヘッドライトや、低いボンネットラインなど、スタイリングがじつに「ナンパ」だった2代目プレリュード。

 前奏曲という車名の由来をどう捻じ曲げたのか「前戯って意味なんだぜ」などとゲスな笑いを浮かべていた青年もいましたっけ。

 また、運転席から助手席をリクライニングできたこともデートカーらしいポイントですが、シートを倒すタイミングなどは難しかったでしょうね。

 失敗すれば、いきなり倒されて「なにすんのよ、バカ!」とせっかくのデートも台無しでしょう。

 一方で、スマートなスタイリングからなのか、女性ユーザーがわりと多かったのも事実。すると、団塊世代の金余りパトロン女性から「乗ってきなさいョ」の逆ナンもあり得ますよね。

 スタイルより車内空間重視の思考へと変わった

 3)日産S13シルビア「人目をはばかるステルスデート向け」

 デートカーとしては前の2台に隠れている印象ですが、これは後に走り屋御用達マシンとなったことが影響しているかと。

 ソアラやプレリュードに負けじと、じつはニッサン肝いりの開発で、上質なエンジンやシャシー、おまけにデザインアワードまで獲得したスタイルなど、デートカーとしては真面目な生い立ち。

 女のことしか頭にない若造にはもったいないくらいです。また、兄弟車の180SXだって今見てもうっとりするようなボディラインで、パリのフォーブル・サントノレあたりでも似合いそう!

 なのにデートカー界では影が薄いというね。

 なるほど、デートはデートでも世を忍ぶ不倫向けか!? 合コンとかでさりげなく一番いい女を連れて帰るタイプなんかも似合いそう。

 4)BMW 3シリーズ「どんとこい! 良家の子女でも遊び人でも」

 かつて「六本木のカローラ」と呼ばれ、繁華街で石を投げればBMW 3シリーズに当たるほどはびこっていた輸入デートカーの大横綱。それでも、当時はお値段もよかったので「良家の子女」なんて響きのいい女子も乗ってました。

 そのわりに「ビーエムで迎えに行くからさ」で大喜びする女子は良家とは真逆なタイプ、すなわち遊んでる子が多かったと証言する方も少なくありません。

 現行3シリーズでもそういった傾向があるかはわかりませんが、BMWでデートするなら1でも2でもなく、やっぱり3シリーズがピッタリくる気がしてなりません。これこそ六本木カローラ時代からの刷り込み効果!

 なので、六本木で遊びまくっていた(いる)女子には効き目バツグンではないでしょうか。

 5)ホンダS-MX「ハッキリクッキリやる気を示したい若者向け」

 1995年の東京モーターショーに出品された時からS-MXはそのまぎらわしいスペルから「車中泊できるデートカー」と認識されていたようです。

 だって、ベンチシート、コラムシフトという密着インテリアに加え、フルフラット化や枕となるヘッドレスト付近にはティッシュケースにピッタリな物入ときたら、こりゃ確信犯としか思えません。

 ちなみに、夜の営みにいろいろなギアを使う趣味・嗜好の方には兄貴分の初代ステップワゴンがおすすめ。なんといっても、シート下や車内後部にいろいろ道具が仕込めますからね。

 それにしても、ここまで露骨にデートカーを作られてしまうと、逆に白けてしまう方もいるかもしれません。やはりS-MXは血気盛んな種馬青年あたりがお似合いかと。

 6:初代トヨタbB「カスタムでデートの可能性∞」

 S-MXとは時代もコンセプトも違うっちゃ違うのですが、「車中泊」を想起させてくれるパッケージングには一脈通じるものがありそう。

 いわゆるトールボーイなデザインなので、就寝中のポージングにも可能性が広がるようです。フロントシートが沈み込んで、外から覗かれにくい機能など、まさにそれ狙いか。

 もっとも、この手はオーディオのカスタムもデートには有効でしょう。

 実際、2代目ではオーディオの設定にイルミネーションも加わって「パリピ」っぽくなりましたからね。クラブで「Hey Yo! これからふたりっきりのクラブでアガろうよ」などと誘い文句まで浮かびます。

 前出のソアラやプレリュードと違った雰囲気ながらも、デートカーの鉄則「まったり感」には不自由しなさそう。

 さて、ここまでのところいずれが最強のデートカーなのでしょう。

 一説によれば、ヒトは75センチの距離に隣り合わせると親近感が増すらしいので、やはりベンチシートのS-MX? はたまた、六本木DNAに満ちたビーエムのクリーンな魅力で勝負というのもアリでしょう。

 ところで、ジャガーの創始者たるサー・ウィリアムズ・ライオンは、XKサルーン開発時にこんなこと言ったそうです。

「ドアハンドルの設計は慎重に。レディのネイルが傷つくようなものは決して作るな」

 デートカーの根底にはこうした「スケベ根性」が欠かせない要素だと気づかされるエピソード。

 ともかくは、ぜひアナタだけのデートカーを見つけ出し、ステキなドライブデートを楽しんでくださいませ。

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