2024年F1オーストラリアGPの予選で、フェラーリのカルロス・サインツは2番手、シャルル・ルクレールは5番手だった。
ふたりともQ3では新品ソフトタイヤ2セットを使用。サインツは2回目のランで3番手から2番手に順位を上げたが、ルクレールは最後のアタックでいくつかミスを犯してタイムが伸びず、タイヤを温存するためにラップを断念、5番手となった。予選3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)がペナルティで降格されるため、ルクレールは4番グリッドに繰り上がる。
フェルスタッペンが圧倒のPP。角田裕毅は今季2度目のQ3進出果たす【予選レポート/F1第3戦】
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 3番手(1分16秒791:ミディアムタイヤ/20周)
予選 2番手(Q1=1番手1分16秒731:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分16秒189:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分16秒185:ソフトタイヤ)
(前戦の)ジェッダではレースを欠場し(注:虫垂炎の手術を行ったため)、その2週間後に予選2番手だなんて、控えめに言っても面白い旅路だよね。
すごくハッピーだ。オーストラリア入りする時点では、(体調の面で)走れるかどうかすら分からなかった。でも、できる限りしっかり準備を整えて予選を迎えることが目標だと認識しつつ、セッションごとに着実に進歩していったんだ。
最後のラップでは、ポールポジションを獲るために全力を尽くした。でも、状況を考えれば、今日の結果に失望することはできない。
レースで最後まで体が持ちこたえてくれるといいな。痛みさえなければ、今日モチベーションがさらに高まったことだし、明日は良い結果を目指して戦うつもりだよ。
(走行後に語り)今週末、参加することができた上に、Q1、Q2とトップに立ち、最終的にフロントロウをつかめるなんて、ほとんど信じがたい。正直言うと、走行中、100パーセント快適な状態ではない。痛みはなくて、心配するようなことはないよ。ただ、走行中に変な感じがするんだ。それに慣れなければならないね。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分16秒714:ソフトタイヤ/22周)
予選 5番手(Q1=4番手1分16秒984:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分16秒304:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分16秒435:ソフトタイヤ)
今日は、FP3の時点から、正しいフィーリングを見つけることができなかった。予選ではフロントが僕が望むほど強くなかったんだ。最後のランで、フロントウイングにアグレッシブな調整をしたら、それがうまくいかなかった。
良いスタートを切って、(ひとつ前のグリッドの)ランド(・ノリス/マクラーレン)を抜くことができれば、カルロスと一緒に先頭のマシンに挑戦することに集中できる。レースは長いし、このトラックではDRSゾーンは4カ所あるから、オーバーテイクも可能だ。明日どういう結果を持ち帰れるか、見ていこう。
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