週末のダブルヘッダー、フォーミュラEの第7戦ミサノE-Prix(イタリア)が4月14日に開催され、タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのパスカル・ウェーレインが最終ラップにおける逆転で劇的な優勝を飾った。
今シーズン1人で2度目の優勝は第7戦のウェーレインが初めて。この勝利により、ウェーレインはドライバーズランキングで首位に立つジェイク・デニスと89ポイントで並んだ。
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レース序盤、ポールポジションからスタートしたジェイク・ヒューズがリードを奪い、その後ジャン=エリック・ヴェルニュ、ニコ・ミューラーがトップを走った。レース中盤にニッサンのオリバー・ローランドが首位に立ついっぽう、ウェーレインはエネルギー管理を優先し、最終ラップまで待機する戦略をとった。
最終ラップに入り、チームからウェーレインに、パワートレインのデレーティング(過熱による出力制限)が発生しているとの情報が入る。ところが、トップのローランドはエネルギー計算の誤りにより、最終ラップの途中でスピードダウン。これにより、ウェーレインが逆転し、チェッカーフラッグを受けた。
アンドレッティのジェイク・デニスは9位からスタートして2位でフィニッシュ。ジャガーTCSレーシングのニック・キャシディは最終コーナーでの華麗な追い抜きにより、3位を獲得した。4位に後退したのはABTクプラのニコ・ミューラー。
マセラティMSGレーシングのジェハン・ダルバラは10位で初ポイントを獲得した。これは、2014年のフォーミュラE初戦以来、インド人ドライバーによるポイント獲得となる。
チームランキングでは、ジャガーTCSレーシングが首位を守り、アンドレッティが16ポイント差で追う展開となっている。フォーミュラEは次戦、4月27日にモナコのモンテカルロで開催。
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