ブランド生誕80周年にあたる2021年を14,294台という過去最高の国内セールスで締めくくったジープ。「ラングラー」、「コンパス」、「レネゲード」は揃って年間セールス記録を更新し、特にラングラーは、DセグメントSUVで2位ボルボ「XC60」に倍近い差をつけてトップに君臨するなど、圧倒的強さを見せつけた。この結果、日本は米国、ブラジル、イタリア、カナダ、中国、ドイツに次ぐ世界7番目のマーケットに成長した。そんな絶好調のジープは続く2022年もニューモデルを矢継ぎ早に投入する計画。ということで今年国内導入が決まっているモデルや、今後導入の見込みがありそうなモデルをまとめてみた。
まずは既報の通り、「グランドチェロキーL」と「グラディエーター」の国内導入が決定している。このうち、グランドチェロキーLは10年ぶりに全面刷新を受け、初の3列シートモデルとして登場。価格は788万円からとやや高価だが、ゆったりした贅沢な室内空間と本格的なオフロード性能は唯一無二だ。
一方のグラディエーターも全長5.6mの巨大なピックアップというニッチ性、そして770万円という価格にも関わらず、既に150台の受注を得ているというから幸先がいい。
ここからは完全な予想となるが、プラグインハイブリッド(PHEV)「4xe」の設定拡充により、今年は国内ラインナップの電動化がさらに進むと思われる。日本でも既に「レネゲード」の4xeが発表済みだが、米国では「ラングラー」および「グランドチェロキー」(5人乗り仕様)に、欧州では「コンパス」に4xeが設定されており、日本にもこれらのうちどれかの導入が見込めそうだ。なかでも、まとまった台数が期待できるラングラーおよびコンパスへの設定が可能性大だ。
さらに、久方ぶりに本国で復活した高級SUV「ワゴニア/グランドワゴニア」の国内導入も期待したい。特にフラッグシップのグランドワゴニアは、現状「キャデラック・エスカレード」のようなラグジュアリーSUVを持たないジープにとって、ラインナップの穴を埋める格好の商品になりそう。6.4L V8に全長5453mm、全幅2123mmというボディサイズは確かに過剰だが、日本導入が決まっているグラディエーターより全長が短いと考えればこちらにも商機はあるはずだ。
というわけで国内導入が決定している「グランドチェロキーL」と「グラディエーター」のほか、「ラングラー4xe」と「コンパス4xe」「ワゴニア」または「グランドワゴニア」あたりの日本導入は見込めそう。今後のジープの新車攻勢に注目だ。
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みんなのコメント
なんだよ、「やや高価」って、、、、?
グラチェロが乗り出し850万円超だなんて、アメリカ人が聞いたら腰抜かすくらいに明らかに高価だろうが。
そして仮に内外価格差に目を瞑っても、この価格帯は誰にとっても絶対的に高価。
PHEVだし