2020年10月、台数限定で先行発売され注目を浴びたフレンチMPV、プジョー リフター。正式に、その市販が開始された。そこで今回は導入記念特別仕様車「GT ライン ファーストリミテッド」を公道でテスト。バカンスの国が生んだ稀代の「遊びグルマ」の魅力に、改めて迫ってみたいと思う。(Motor Magazine2021年1月号より)
デビューエディションに比べ上質感が増したインテリア
試乗したGTライン ファーストリミテッドの基本は、本誌でも紹介した「デビューエディション」に準ずる。搭載されるエンジンは1.5lL直4ディーゼルターボで、130ps/300Nmを発生する。組み合わされるのは8速ATで、FFのみの設定となる。
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デビューエディションとの違いで大きいのは、フロントグリル、サイドプロテクターデコ、ルーフレールに採用されたブラックパーツだろう。リアルーフスポイラー、17インチホイールも追加され、ボクシーなリフターのルックスにスポーティ感をプラスしている。
インテリアカラーは、ブラウントーンに変更。シートには上級ファブリック素材を用いるなど、デビューエディションに比べて、確実に1クラス上の室内空間を演出している。後席も、座が独立してフォールディングできる機能的な仕様に変更されていた。
あえて高速道路を使わず街道ドライブを満喫
装備のグレードアップは確実だが走りはどうだろう。初めてテストしたリフターの走りは、想像していた以上に頼もしく、操る歓びに満ち溢れていた。そこで今回のテストでは、その「歓び」の奥深さを改めて確認するべく、峠中心の街道を巡ってみることにした。
目指すは東京都心から山中湖。本来なら中央自動車道と東富士五湖道路を乗り継いで、八王子インターチェンジから2時間もあれば到着する。だがあえて途中から国道413号(通称「道志みち」)を使って、山間のワインディング路をひた走ってみたのだ。うねうねと蛇行する道志川に沿って、緩急さまざまなカーブが続く。
道幅は時に狭く、荒れた路面も顔をのぞかせるので、緊張する瞬間もある。そんなシーンでも、リフターはキビキビと元気に走り抜けてくれた。なにしろディーゼルターボ&8速ATは、トルク感がとても自然で一般道でも扱いやすい。
さらに魅力的に思えたのが、路面との豊かな対話感覚だった。路面の変化やタイヤのグリップ感がしっかりドライバーの手に伝わってくる。時には突き上げがダイレクト過ぎる感じもあるけれど、i-コックピットが生む適度な包まれ感の中で小径ハンドルを操っている感覚は、スポーティだ。比較的ハードな足のドイツ車に乗りなれている人でも、これなら違和感を感じることはないだろう。
多彩なストレージなど、シンプルに「楽しそう」で「使ってみたくなる」機能性とともに、ロングドライブでも安心のしっかり感あふれる走り味。さすが、本格的にバカンスを楽しむ国からやってきた「遊びグルマ」はそうとう真面目で、だんとつ愉快な存在だった。(文:神原 久)
■プジョー リフターGTライン ファーストリミテッド 主要諸元
●全長×全幅×全高=4405×1850×1880mm
●ホイールベース=2785mm
●車両重量=1650kg
●エンジン= 直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量=1498cc
●最高出力=130ps/3750rpm
●最大トルク=300Nm/1750rpm
●駆動方式=FF
●トランスミッション=8速AT
●車両価格(税込)=379万円
[ アルバム : プジョー リフターGTライン ファーストリミテッド はオリジナルサイトでご覧ください ]
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