HONDA BEAT/E07A
日下部氏がなぜビートを選んだかというと、手元にあったから(笑)、というのが本音だと思いますが、“エンジンを回すこと”を学ばせたかったからなんだそうです。
私が考える価値あるクルマの条件 by 竹岡圭「クルマは心が通う大切な存在。自分の感性に合うかどうかが大切」
ビートのE07A・直3OHC12Vユニットは656ccから64ps/8100rpm、6.1kgm/7000rpmを発揮します。パワーバンドは5000~6500rpmくらい。いちばん美味しいのは、5500rpm付近。教習所を卒業したばかりの私でも、これは普通のクルマと違うというのはよくわかりました。私はバイクの免許を持っていないのでわかりませんが、皆さんバイクのエンジンみたいだとよくおっしゃいます。NAエンジンでこんなに高い回転域がパワーバンドの4輪車なんて、そうそうないんだということは後々理解しました。
このエンジン、上は気持ちよく回るのですが、下、つまり低回転域でのトルクがまったくないと言い切りたいくらい薄いんです。1速ギアで発進してもアクセルの踏み込みが足りないとストン!とエンストするほど(笑)。かといって、高回転まで回してレーシンングスタートのように発進するわけにもいかないし、最初はスタートにも苦労したのをよく覚えています。
そんな関係で、5速MTをきっちりシフトしていかないと、思うように走れないんですよ。エンジンを回すことの大切さと、適切なシフトの大事さをビートで体に叩き込まれたというわけです。ありがたい。
そのうち、私がシフトチェンジするとガタガタ、ブルブルとクルマがシェイクするのに、日下部氏がシフトするとまったくスムーズなのに気づき「どうして社長がシフトするとガタガタしないんですか?」と素直に質問。そこで最初に教わったのがダブルクラッチでした。通勤の東京・環状7号線の信号でダブルクラッチを練習し、その後そこにブレーキを加えたヒール&トゥを教えてもらい、またまた練習。むやみに信号手前でシフトダウンしてました。
ある程度年数が経ってきたら、このクルマはむしろハイオクガソリンのほうが合うんじゃないかな? なんて思い出し、満タンでも24リッタータンクなのをいいことに、ハイオクを入れて走っていました。ただ、だいたいGSのプレゼント企画は20リッター以上の給油で……というのが多かったので、そこには到達しなかったのも懐かしい思い出です(笑)。
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