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デザイナーが憧れていた「1970年代の国産GT」のようなルックスがカッコいい! “6速MTのみ”とメカも硬派なミツオカ「M55」ついに市販化

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デザイナーが憧れていた「1970年代の国産GT」のようなルックスがカッコいい! “6速MTのみ”とメカも硬派なミツオカ「M55」ついに市販化

ホンダ「シビック」の6速MT車がベース

 光岡自動車は先ごろ、新型車「M55(エムダブルファイブ)」を発表しました。第1弾として発売される「ゼロエディション」は100台限定で、価格は消費税込で808万5000円となります。この限定車は2025年5月から工場出荷がスタートする予定で、2025年中の出荷完了を予定しています。

【画像】「えっ!…」1970年代の人気車“ケンメリ”が蘇る!? これがミツオカの新提案「M55」です(30枚以上)

 新型車「M55」は、2023年11月に初公開された「M55コンセプト」の市販バージョン。「M55」はカタログモデルとなることを目指していますが、昨今、自動車メーカーの新車供給が長期化していることもあり、まずは2025年分の生産台数である限定100台を発売するとしています。

「M55」のベース車はホンダ「シビック」。「LX」グレードの6速MT仕様が採用されています。

 ちなみに「シビック」は、2024年9月にマイナーチェンジを実施していますが、「M55」のベース車はそれ以前のモデルとなります。光岡自動車は「M55」の市販化、ならびに2025年に100台のデリバリーを確実に実施すべく、すでに100台分の「シビック」を確保済みとのこと。

 また、それらはホンダの新車ディーラーを通じての調達となり、一度、新車登録をおこなう必要があることから販売時は2年車検となります。もちろん、ベース車は未使用の新車であり、光岡自動車で新車同等の保証を付与するとのことですから安心して乗ることができます。

「ゼロエディション」は、「M55」専用エクステリアの塗装色として、オリジナルのガンメタリック塗装「レジェンダリーグレーメタリック」を採用しています。またエクステリアには、専用装備である18インチアルミホイール、リアガラスルーバー、リアスポイラー、エンブレムを追加。対する内装も、専用デザインを施したブルー基調のフルレザーシートが装備されています。

「M55」のボディサイズは、全長4735mm、全幅1805mm、全高1415mmで、ベース車に対して全長が185mm、全幅が同5mm、それぞれ拡大されていますが、取り回しは同等とみてよさそうです。

 パワートレインはベース車と共通で、最高出力182ps、最大トルク240Nmの1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションには6速MTを組み合わせています。装備に関しても「シビック LX」に準じたものとなるため、先進安全運転支援機能の“ホンダセンシング”やナビゲーションシステム、ETC2.0車載器などが標準装備されています。

●ねらいどおりの反響を得ているエクステリアデザイン

「M55」のデザインコンセプトは、2023年に創業55周年を迎えた光岡自動車と同じ55年の人生を歩んだ世代をターゲットに、1970年代に感受性豊かな少年少女だった人たちが見て憧れた、当時の日本車の空気感をまとわせたもの。そのため内外装は、米国のマッスルカーに強く影響を受けた1970年代の日本車の雰囲気を感じさせるものとなっています。

 エクステリアを担当した光岡自動車のデザイナー・渡辺清和さんは、次のように話します。

「私はターゲットユーザーと同世代であり、私自身が幼かった頃、当時の日本車に感じたカッコよさを美化したデザインとしています。そのため、特定のベース車は定めていません。

 そのため、このクルマのモチーフとして“ケンメリ”やダッジ『チャレンジャー』などさまざまなクルマが挙げられていることは、まさに我々のねらいどおりなんです」

 一方、内装を担当した光岡自動車のデザイナー・青木孝憲さんは、幼い頃に父親が“ハコスカ”に乗っており、MTを操りながら運転する姿に憧れていたとのこと。

「その“ハコスカ”のスパルタンなシートや、当時のクルマでは当たり前だった三角窓で風の心地よさを感じた雰囲気をイメージしてデザインしました。このクルマに乗ることでタイムスリップした気分が味わってもらえれば最高です」

 と、インテリアのポイントを解説してくれました。

「ゼロエディション」の販売は、2025年1月19日まで全国の光岡自動車ディーラーにて抽選申込を受付中。ただし、購入希望者が350名に達した時点で受付は締め切られるので、購入希望者は早めのアクションが肝心です。

 また、「M55」は今後、カタログモデルとして継続生産することを検討中。今後はマイナーチェンジ後の「シビック」で選択可能なMT専用車「RS」グレードを始め、CVT車やハイブリッド車の設定も検討しているとしています。それらは詳細が決定した後、アナウンスされるということです。

* * *

 1970年代の国産GTが放っていた漢っぽい雰囲気が、現代に蘇ったようなシブさにあふれる「ゼロエディション」は、光岡自動車が「M55」で表現したかった世界観を凝縮したコーディネートとなっています。あの頃へのタイムマシンを相棒にしたい人にとって、このモデルは最良の選択肢となるのではないでしょうか。

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みんなのコメント

14件
  • にっしー
    狙い通りも何もチャレンジャーのパクリにしか見えないって笑
  • 太郎
    ケンメリに似てるとは言ってもマスクだけ、ケンメリのスマートさが無く野暮ったい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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