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デイ1はトヨタのエバンスが連続ベストで首位発進。ヌービルが続き、地元オジエは3番手/WRCモンテカルロ

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デイ1はトヨタのエバンスが連続ベストで首位発進。ヌービルが続き、地元オジエは3番手/WRCモンテカルロ

 WRC世界ラリー選手権の2024年シーズンが伝統のラリー・モンテカルロで開幕。競技初日となった1月25日(木)のデイ1は、計2本のスペシャルステージが行われ、SS1と2でトップタイムをマークしたTOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、ラリー初日の総合首位に立っている。日本人ラリードライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合6番手につけた。

 フランス南部の町ギャップに拠点を移して行われる第92回ラリー・モンテカルロ。前日に無事シェイクダウンを終えたドライバーたちは、モナコ中心部でのセレモニアルスタートを経て、南仏の山岳地帯が舞台となるナイトステージのSS1に集結した。

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 全長21.01kmのSS1と、25.19kmのSS2の2本で争われた競技初日のデイ1は、20時過ぎでありながら気温が11℃もある気象条件のなかスタート。峠道の標高の高い箇所では凍結している部分も見られたが、この特異な気温の影響でステージ上には雪だまりはほとんど見られず、ほぼ完全なターマック(舗装路)での戦いとなった。そんな2024年のWRCモンテカルロの本格的な幕開けを飾ったのは、今季のトヨタ陣営を“エース”として牽引していくエバンスだ。

 最序盤の2ステージを終えて総合2番手に15.1秒差をつけたエバンスは、SS1とSS2の両ステージで最速タイムをマーク。SS2のアタックを終えた際には、「とても難しかった。路面コンデションは複雑で、どれほどの速さで走ればよかったのか分からなかった」と、トリッキーなナイトステージを振り返った。

 首位に続く順調な出だしとなったヒョンデ・シェル・モービスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)は、SS1を3番手、SS2を2番手タイムでパスし、初日を総合2番手でフィニッシュ。アタックを終えると、「少しトラブルがあるみたいだ。エバンスからは遅れてしまったけど、大丈夫だよ」と、マシンに何かしらの不調があったことを口にしたが、幸いにも大きなタイムロスにはならなかった。

 総合3番手には、エバンスのチームメイトであるセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が続いている。ラリーの中心地となるギャップで生まれ育ったシリーズ8冠王者は、まずは“ホームラリー”の初日を慎重に走り終えた様子。続く4番手には、ヒョンデのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がつけている。タナクは、2番手タイムを記録したSS1後のインタビューにて「すこしスロットルにトラブルがある」と漏らしており、こちらもヌービルと同様にマシンにも気を配りながらの走行となったようだ。

 デイ1を総合5番手で終えたのは、Mスポーツ・フォードWRTのアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)だ。ライバル勢に遅れをとった初日となったが、「ナイトステージは大好きだ。明かりを持った観客や花火も見えたし、マシンの感触も良かった」とポジティブに初日のステージを終えた。

 6番手には、注意深く初日の2ステージを走り終えた日本人ドライバーの勝田がつけ、その後方にはトップカテゴリーで最初のフルシーズンを過ごすグレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1)と、今大会がラリー1デビューとなったアンドレアス・ミケルセン(ヒョンデi20 Nラリー1)と続いている。

 WRC2勢のトップはシュコダ・ファビアRSラリー2を駆るぺぺ・ロペスで、総合では9番手に。ベテランドライバーに続いたニコライ・グリアジン(シトロエンC3ラリー2)がトップ10リザルトの最後のスロットに入っている。

 いよいよ戦いの火蓋が落とされた2024年のWRC。その開幕ラウンドである『ラリー・モンテカルロ』の競技2日目は、ギャップの東側エリアでSS3~8の計6本、ステージ合計距離約100kmで争われる。

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