2年ぶりに試乗する『G310R』
皆さんこんにちは、高梨はづきです。 本日はBMW Motorradの『G310R』をお届けしていくよ!
【画像】BMW Motorrad『G310R』の画像を見る(15枚)
BMW Motorradのラインナップを見ると、大型車両の取り扱いがほとんど。その中でも、G310Rは排気量が312ccなので、中型免許(普通自動二輪)で乗れるバイクだよ!
今回紹介するG310Rは、2年ほど前に「JAIA」というメディア向けの海外メーカー合同試乗会で試乗させてもらったことがあるバイクでね、そのときの感想としてはかなり乗りやすい印象があったの。実は、【高梨はづきのきおくきろく。】のコラム記事内で年末恒例としてお届けしている「今年のおすすめバイク・ベスト3」にも選出させてもらったくらい、わたし一押しのバイクなの!
2024年モデルのG310Rは以前紹介したスペックと中身は変わっていないんだけれど、マイナーチェンジとして新しいカラーリングが発売されたということで改めて紹介していこうと思う!
さっそく、2024年を彩るNEWカラーをみてみよう!
鮮やかで爽やかなトリコロールカラーはBMWって感じの配色で、大人な高級感を感じさせてくれるよね。
記事執筆時点で、公式サイトから選べるカラー展開は5つあるんだけど、この中だと、わたしは試乗機として用意してもらったカラーリングが1番好きかな。追加色のG310Rと、2年前に乗った時のG310Rを比較すると、21年モデルは紺色で落ち着いた配色だったところ、2024年モデルの方は比較的明るい印象に変わったのが分かるね。
白ベースのカラーリングはやや乳白色が使われていて、背景に馴染みやすくて目にも優しいので、乗り手を選ばないのかも。大雑把に言えば、赤・白・青のトリコロールカラーと言っても、明度が少し違うだけで、雰囲気もかなり変わるし、色ひとつとっても振り幅を感じるから面白いよね。なんだか某お姉さんタレントが言っていた「白って200色あんねん」のセリフがよぎったよ。(笑)
他にも、G310Rの好きポイントはいくつかあってね、まず、引きで見た時の全体のフォルムがカッコいいの。このかっこよさの秘密はなんだろうと遠目から眺めた時に、ビビッと来ちゃった。丸すぎず、尖りすぎずの塩梅がちょうど良く感じるんだよね。あまりにも派手なデザインだと、疲れてきちゃうというか飽きちゃいそうというか…。
第一印象やトキメキは大事だけど、所有するにあたっては、変に心がざわつかないG310Rのような全体的にバランスの取れた主役感のある見た目が、満足度もあり安心感もあってわたしは好きだな。彼氏にするバイクか、結婚する相手かみたいな感じ? それでいえば結婚するタイプのバイクかも(笑)
わたし的好きポイントはまだまだあって、ヘッドライト上に浮き出すよう施された“R”のフォントがデザインライクに配置されていて心をくすぐるところとか、サイドのビビッドなフレームもめちゃくちゃかわいいよね。
JAIAで乗った時の印象が良かったから、色々と忖度して良いところばっかり挙げ連ねちゃう困ったバイクだなぁ(笑)
久しぶりのG310Rにまたがってみよう!
シート高785mmで跨ってみると、足付きはわたしの身長(158cm)で踵が少し浮くぐらい。
ハンドルを左右に振ると軽くて、それだけで軽快さを感じさせてくれるので、非力な女性ライダーにもおすすめできるバイクだと再確認したよ。
G310Rは車重164kgなんだけど、ここ最近200kg前後のバイクに乗っていたからか、かなり軽く感じたんだけど、だからといって物足りなさなどは感じなかったよ。
2年前に試乗したJAIAの試乗コースは、広い駐車場の中にポールを立てた走行会場だったので、決められたコースをぐるぐる回って乗るのと、今回のように、実際に街中を走るのではまた全然違った楽しみ方ができると思ったから、公道で乗れるのめちゃくちゃ楽しみだったんだ!
…ということで乗っていくよ!
走り出しは軽やか。低速もスムーズで何も考えずアクセルを回すことができるので、序盤から良いバイクだと確信させてくれるね。そういえば、BMWのバイクは、なにやらエンストしやすいと小耳に挟んだことがあったので、すこし意地悪をして、クラッチとアクセルワークを色んな振り幅で発進させて実験してみたんだ。
ここでは、特に何の問題もなく扱うことが出来たし、発進時も低速中も恐れることなく乗れたので百聞は一乗りにしかず(?)で、G310Rに関してはそんなことなかったことをわたしがここに証明する!(笑)
実は、G310Rには低速でもエンストしないアシストセンサーが入っているんだけどね、そのアシストもあってか、何も気にせず発進や徐行ができたのかな。これはバイクデビューの人には優良すぎる機能で、乗り慣れた人にとってもエンストしないに越したことはないのでありがたい仕様だね。
加速を試みても、グッと前に進む力強さを感じて、一瞬で羽が生えたような軽やかさのあるライディングを楽しめたよ。ギヤは全6速で、街中では3速まででも充分なくらいだけど、4速~5速くらいまでをしっかり使って走行してあげるのがフィーリング的には一番合っていたかな。アクセルをひねっている間疲労度がどんどん蓄積されるバイクってあるけどさ、このG310Rはずっと疲れなくって、かなりポイント高かった。どのギヤに入れてもしっかり加速してくれて、ストレートの走行がとにかく楽しいバイク!
レインボーブリッジ付近を走ったんだけど、レインボーブリッジに入る前の道路わかるかな? あそこをG310Rでグイーッと走るのすごく気持ちよかったなぁー! 姿勢も楽なポジショニングで、かなりフレンドリーに扱えちゃうし、加速は楽しいし、車線変更もサラサラ行えてカーブでもパタっと倒せてしまう。かなり遊べるバイクとして太鼓判を押しちゃう! 改めて乗ってみて、その乗りやすさに良い意味で感嘆のため息が漏れ出ちゃったくらい!
気になったところは、ブレーキの効きがマイルドなので止まる時に気を遣うことなく、身体への負担も少なくてありがたいんだけど、走行中ブレーキをグッとかけてみたら少し違和感があったんだ。過酷に扱われる試乗機だから変なクセがついてしまっていたのかはわからないけど、一定のところでカツカツと当たったのでちょっと気になったの。これはモデルの特性? それとも試乗機のクセ? もしG310R所有者の方がいたらこれはなんなのか教えてー!
実際に公道で走ってみて分かることってあるよね。同じ場所をぐるぐる繰り返し回ることで、性能を突き詰めて解明することも大事だけど、街中での走行を目一杯走った時のフィーリングも大切だと思うんだ。久しぶりに乗った結果、やっぱりわたしはG310Rすきだ! 400cc以下でスポーツネイキッドモデルを探している人がいたら絶対おすすめする一台!
2年前のG310Rの記事もよかったら遡って探してみてね! 誰かの参考になったらいいなぁ~。
っということで本日はここまで! またお会いしましょ~♪
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