4代目にフルモデルチェンジ
日産がSUVモデルの「エクストレイル」をフルモデルチェンジし、7月25日に発売すると明らかにした
エクストレイルは2000年に初代が登場した中型SUVで、現代の日本におけるSUV人気をリードしてきたモデルの1台。
4代目となる新型は、本格SUV性能を継承しつつ、第2世代の「eパワー」と「VCターボ」、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載。
タフなSUVというイメージに「上質さ」というキーワードを付与し、日常生活からアウトドア・アクティビティまでフィットする新世代に生まれ変わった。
トヨタRAV4/ハリアー、マツダCX-5など競合が存在するマーケットに、日産の「電動化戦略をけん引する重要な役割を担うモデル(アシュワニ グプタCOO)」として投入される新型エクストレイル。
その概要を解説しよう。
発電は、可変圧縮比エンジン
注目となるのは、やはり可変圧縮比エンジン「VCターボ」と「eパワー」からなるパワートレイン。
なめらかな走りが自慢の高出力モーターを搭載する第2世代「eパワー」とともに、発電用エンジンには1.5L 3気筒の可変圧縮比ターボ「VCターボ」を採用。
常用域から加速時までエンジン回転数を抑え、静粛性を追求している。
駆動力を発揮するモーターは、フロントが最高出力150kW(204ps)、最大トルク33.7kg-mを発揮。WLTCモード燃費は、19.7km/Lとなる。
4WDモデルのリアモーターは100kW(136ps)/19.9kg-mを発揮。燃費は18.4km/Lだ。
その4WDモデルには、電動化・4WD制御・シャシー制御を統合した技術「e-4ORCE」を新たに搭載。
前後2基の高出力モーター、左右のブレーキを統合制御することで、四輪の駆動力を最適化し、雪道・山道の走破性に力を発揮する。
具体的には、路面と車両状況を瞬時に判断し、タイヤの摩擦力を最大限使い切れるように前後モーターの駆動力/ブレーキを制御。最小限のステアリング操作で思い通りのコーナリングを実現する。
また、市街地の減速時には、前後のモーターそれぞれで回生量を調整。車体の挙動を安定させて、乗員の頭部が揺れる動作を軽減する。これも上質とされるパワートレインの1つの特徴だろう。
ボディサイズは? RAV4と比較
新型エクストレイルのサイズは、全長4660×全幅1840×全高1720mm。ホイールベースは2705mm。
従来型より30mm短く、20mmワイドで、10mmほど低いボディとなった。
トヨタRAV4と比べると、全長が60mm長く、全幅が15mm狭く、全高は35mm高い計算だ。
デザインについては、力強さに「余裕」と「上質さ」を加えた新しいSUVのプロポーションを目指している。
ヘッドランプは、上段にポジションランプとターンランプを、下段にメインランプを配置した2階建ての構造。
リアコンビ・ランプのシグネチャーは、視認性が高く、無垢のインナーレンズには日本の伝統的な切子パターンのように輝く加工を施した。
ボディーカラーは、2トーン5種類、モノトーン7色の全12色をラインナップ。初代から「エクストレイル」のイメージカラーとして親しまれるカーディナルレッドが日本でも選べる。
さらにエレガントな色合いのシェルブロンドとスーパーブラックの2トーン、そしてタフで力強いステルスグレーなどが特徴的なカラーを用意した。
内装 ブリッジ構造のコンソール
新型エクストレイルの内装は、上質な心地よさ・タフさを兼ね備えたデザインを目指した。
宙に浮いたブリッジ構造のセンターコンソールは、Wステッチが施されており、ラージサイズのカップホルダーを配置。コンソール下には箱ティッシュやひざ掛けなどが収納できる。
操作系は、全グレード標準設定となる電気信号式のシフトレバーが電動モデルであることを演出。
ドライブモードスイッチなどはピアノブラック塗装とピンストライプのマットクロームで統一され、インテリア全体の質感はプレミアムクラスに匹敵する印象だ。
またリアドアには、直射日光を遮るロールサンシェードが採用された。
シート素材には、ブラックのファブリックに加え、日産が独自開発した次世代シート素材「テーラーフィット」を初採用。しっとりとした肌触りと包まれる心地よさをもたらすという。
また、タン色のナッパレザー、そしてスキーやマリンスポーツに役立つセルクロスを使用した防水シートも用意している。
最低地上高は? 2/3列目は?
新型エクストレイルはプラットフォームも刷新。これにより、高剛性ボディと徹底した遮音構造を実現し、eパワーの走りの魅力を高める。
最低地上高は2WD車で200mm、4WD車で185mmを確保。
アクセルペダルだけで車速をコントロールできる「eペダル・ステップ」は、eパワー車で初めてブレーキ協調制御を採用。加減速が多い市街地走行などで、自動的に油圧ブレーキを作動させて、長い下り坂などでも快適にドライブできる。
パッケージングは、2列シート車に加えて、4WD車の中位グレードに3列シート車を用意。2列シート車との差額は、約13万円プラスとなっている。
2列シート車のセカンドシートはリクライニングに対応した4:2:4分割式。アームレスト・スルーを採用しているので、2列目に2人が乗っていても長尺物を積載できる。
3列シート車のサードシートはリクライニング対応で、5:5分割可倒式。ダイブダウン機構を備える。
ラゲッジスペースの荷室容量は575L。荷室の幅、開口幅が広げられたことで積み下ろしが容易となり、9.5インチのゴルフバッグを4個収納できる。
プロパイロット/給電について
新型エクストレイルは、360°全ての方向の安全を確保する「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用。
新たに「SOSコール」や「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を装備した。
また、高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」に、「ナビリンク機能」を追加。ナビと連動し、地図データをもとに、制限速度に応じて設定速度の切り替えや、カーブに応じた減速支援などを行う。さらに、駐車時に操舵・加減速・変速・パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット・パーキング」が、縦列・並列駐車、車庫入れをサポートする。
メーターには、2種類の表示モードを選択できる12.3インチのアドバンスドドライブ・アシストディスプレイを採用。10.8インチの大型ヘッドアップディスプレイも搭載している。
また、センターディスプレイに採用されている12.3インチのNissanConnectナビは、自然な言葉で操作できるボイス・アシスタントやAmazon Alexaが装備され、多彩なサービスでカーライフを快適にする。
サウンド面では、エクストレイル専用にチューニングされた9スピーカーのBOSEプレミアム・サウンドシステムが、臨場感あふれる音場を提供。さらには100V AC電源(1500W)を装備したことにより、災害時等の非常用電源・アウトドア活動での利便性が高まった。
価格・発売日
日産の新型エクストレイルの発売日は7月25日。このうち、2WD仕様車は今秋の販売開始を予定している。
2WD 2列シート
エクストレイルS:319万8800円
エクストレイルX:349万9100円
エクストレイルG:429万8800円
4WD 2列シート
エクストレイルS e-4ORCE:347万9300円
エクストレイルX e-4ORCE:379万9400円
エクストレイルG e-4ORCE:449万9000円
4WD 3列シート
エクストレイルX e-4ORCE:393万300円
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みんなのコメント
どうせ座れないんだし。