みなさん、こんにちはFMヨコハマ「ザ・モーターウィークリー」のDJ&モータージャーナリストの高橋アキラです。
韓国で発表されたスモールコンパクトSUVインスター関連の情報をこれまでお伝えしてきましたが、今回がラストの情報。
トヨタ 次世代BEV向け電池と全固体電池の開発で経産省から認定を受ける
最後はタカハシのかなり主観が入った韓国見聞録です。「いやいや、違うでしょ!」というご意見もあると思いますが、そこは広い心を持ってお付き合いください。
ソウル上空 高層住宅の上にはヘリポートがたくさんあるさて、今回のインスター国際試乗会は韓国見聞録という一面もあり、知らなかったことがたくさんありました。この旅程にはヒョンデの現地スタッフも同行してくれて、リアルな感想も聞き、驚きの連続でもありました。
まず、ヒョンデはグローバルでの販売台数は世界3位を記録しています。フォルクスワーゲンとトヨタがトップを競いあい、ついでヒョンデとGM、そしてルノー日産・三菱連合で3位争いです。日本にいるとヒョンデのクルマを見かけることは稀ですが、北米や欧州では非常に多くのヒョンデ車を見かけます。
ヒョンデのプレミアムブランド「ジェネシス」のトップモデルG90。メルセデスベンツのSクラスロングがライバルそのヒョンデでのブランド・ヒエラルキーは、ベースにヒョンデとKIAがあり、トップグレードにジェネシスがあります。ジェネシスはトヨタのレクサスに似た位置付けで、プレミアム・ブランドです。またKIAは元々別会社でしたが、ヒョンデグループに吸収され、トップモデルは量産の高級セダンまで持つフルラインアップを揃えています。つまり、同じグループ内でありながら、ヒョンデとKIAはマーケットではライバルという状況なんです。まさにカニバリ真っ最中ですね。
信じられないほどの高層ビル群。韓国には地震がないそうだ。平均50階建前後が多い韓国にはユニークな「軽車=キョンツァ」というのがあります。これは日本の軽自動車と同等の意味で、サイズが全長3600mm、全幅1600mm、全高2000mm以内という規定。エンジンは1000cc未満です。
ソウルは意外と坂道が多く、電動キックスケーターのレンタルがあちこちにあり、乗り捨てが可能という便利さじつはキャスパー=インスターがそのキョンツァで、韓国ではバカ売れしているんです。日本にはこのインスターを軽自動車で輸入しようとしたそうですが、日本の規格には合わないため、輸入されればAセグメントに格付けされますね。
パトカーにもヒョンデのEV IONIQ5が使われている。あの瞬発力だと誰も逃げられない?!で、このキョンツァは高速代や駐車場代、税金などで優遇されており、本来韓国では大型セダンに乗ることがステータスだと言いますが、キャスパーの登場でキョンツァが見直され販売が伸びているという状況だそう。
ETC相当のHi-Passは普及している。こうした料金所がなく通過しただけ課金できる場所もある一方、韓国は道路整備をするにあたり、参考としたのがアメリカだそうです。たしかに道路幅は日本より広く、車線数も多い。反面駐車場がなく、路上駐車をしているクルマも多いです。現地スタッフのテミンさんによれば駐車違反の取り締まりはあるけど、罰金はそれほど高くないので、みんな路駐しているといいます。
道路作りはアメリカを参考にしただけに標識がアメリカ風だ同行したテミンさんは20代の男性で、彼女とのデートで憂鬱になるのがドライブ先での駐車場確保だというのです。事前に下調べをして駐車場の予約をするそうですが、予約を受け付けている駐車場は少なく、かつ駐車場そのものが少ないのでとても憂鬱になる、というほど駐車場事情が悪いそう。若い世代は知らないでしょうが、まるで、昭和40年代、50年代の東京と同じだと思いました。
水色ナンバーはEVを示し、ポルシェやテスラも走っている現地スタッフは10年前の日本と同じ交通事情ではないか?と言ってますが、ソウルや釜山の街を見ると、日本より先進的に見えるし、新しいことがどんどん取り入れられていると感じます。どっちが先進国なのか?もはや韓国のほうが新しいと感じます。
釜山のリゾートエリア。BMW7シリーズのEVもそのひとつに、日本と違うのが、走っているクルマがみんな新しいクルマばかりで、古いクルマはまず見ないということ。韓国人にとってクルマはステータスであり、自分の給料以上のクルマを購入している人がたくさんいるといいます。それはどこか聞いたことのある話で、内情はかつての日本と同じ?
そして古いクルマは緑色のナンバープレートをつけ、税金面での優遇があるそうで、欧州と同じです。日本とは真逆の政策ですね。
ナンバープレートでは水色がEV車です。ソウル市内を走っているとタイカンやテスラを見かけますが、EVは全体の1割程度?かという見た目の感想です。
ただ、タクシーやパトカーにはEVのIONIQ5が使われており、個人所有はまだだだけど、公共交通などにはだいぶ浸透している印象がありました。日本も行政機関や政治家の先生たちが率先してEVに乗った方が国民の理解を得やすいように感じると思うけど、どうだろう。
【スタッフ通信】ようやく情報解禁。ヒョンデの可愛いEVが韓国デビュー 1/5
【スタッフ通信】インスターEVのワールドプレミアと巨大な現代マザー工場見学 2/5
【スタッフ通信】クルマの売り方も変わる?! 実車がある無人のショールームで熟考してから注文 キャスパースタジオ3/5
【スタッフ通信】空飛ぶタクシーでMaaS事業に参入 4/5
The post 【スタッフ通信】意外と知らない韓国のおもしろさ 5/5 first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マツダ「“5人乗り”軽トラ!?」公開! 「4人も寝られる」全長3.7m級ボディに「驚き」の声も! 「AZ-MAXラクーンツー」登場に反響集まる
「車検のシールをガラス真ん中ではなく運転席の上に貼られました。貼り直しできますか?」質問に回答殺到!?「ダメだろ」「分かっていますか?」の声も 法律ではどう決まってる?
スバル新型「“すごい”4ドアセダン」公開に反響多数! 約680馬力の2リッター「水平対向4気筒ターボ」に「スゴイ技術」「走りが気になる」の声も! 漆黒の最速マシン「プロジェクト ミッドナイト」米国で登場
“生産版”「“R36”GT-R」公開! 日産の「旧車デザイン」+4.1リッター「V6」採用! 7000万円&1000馬力超えの「Artisan GT-R」の登場が迫る
スズキ新型「コンパクトSUV」いつ登場? MTあり&全長4m以下の「カクカクボディ」が超カッコイイ! 注目の「“5ドア”ジムニー」導入どうなる!?
「高速料金」負担は誰の責任? 各トラック協会も分裂する「新深夜割引」の裏事情、物流ジャーナリストが物申す
トヨタ「ヴェルファイア“スポーツ”!?」発売! “走り仕様”のスポイラー×精悍「ブラックアクセント」がカッコイイ! 超高性能な「トムスパーツ」約47万円
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
「レガシィ」消滅で改めて問う SUVは日本の交通事情に合っているのか? 日の丸SWは“オワコン”か
街に溢れる「マツダ車」の“1番人気”ってなに? 「流麗SUV」や10年続く“ロングセラーモデル”も! 爆売れの「マツダ車」トップ3とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
なのにマスゴミは異常な韓国推しの垂流しを止めるつもりは無いらしい
空気読め
日本の為に仕事しろ